相談事例:4月から保険料改正で早急に保険に入ることを勧められています(24歳 女性 会社員)
公開日:
:
最終更新日:2017/01/03
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
「何となく、、、ススメられるまま」に保険加入する方が多い中、お若い方ですが、とてもしっかりしてますね。
【質問】
社会人二年目24歳女性の会社員です。
現在母親から保険の加入を勧められていること、さらに母親の友人が保険屋で、そちらの商品に加入を勧められています。母と姉はそちらの友人紹介で、マニュライフ生命のこだわり医療保険とがん保険に入っているようです。
ただ私としては、早計にその保険に入るのが不安なのと、何分若い分、転職もしたばかりで、現在貯蓄がなく、この機会に財蓄も検討したく、色々ネットで調べているうちに、こちらのサイトに来ました。外貨建てにもとても興味があり、こちらのフォームの方に書き込ませていただきます。
母の友人から4月から保険料の金額が改正で変更されると聞きました、それもあり、早急に保険に入ることを勧められています。ただ安易には入りたくないので、調べていますが、保険の種類が多いことと、全てどっこいどっこいに見えてしまいやはり判断がつきにくいです。
記事の中でマニュライフ生命のこだわり終身保険がヒドイ!という記事を見ました。こちらは外貨でも同様だということでしょうか?
などなどと、疑問点しかないので簡潔にまとめます。
・今後財蓄をする上でおすすめの保険の紹介及び手段(外貨建てについて初心者なので、勉強していきたいです)
・私の年齢から入って、比較的に良いおすすめの医療保険
・マニュライフ生命のこだわりガン保険と医療保険に入ってしまった方が良いか
・4月から保険料が変わるということで、急いで保険に入った方が良いか。
以上について、お答えいただけると幸いです。。
【回答】
母の友人から4月から保険料の金額が改正で変更されると聞きました、それもあり、早急に保険に入ることを勧められています。
何とも「保険屋さん」のセールストークですね。確かに生命保険各社は来年、更なる値上げ(正確には料率改訂と言います)を予定していますが、必要のない保険に加入する必要はありませんね、かえって「ムダ」です。
ただ安易には入りたくないので、調べていますが、保険の種類が多いことと、全てどっこいどっこいに見えてしまいやはり判断がつきにくいです。
その通りです。多少の優劣はあるにしろ「どっこいどっこい」なんです。判断がつきにくいのも無理もありません。
記事の中でマニュライフ生命のこだわり終身保険がヒドイ!という記事を見ました。こちらは外貨でも同様だということでしょうか?
ヒドイ!という記事は「こだわり終身保険」ではなく「こだわり個人年金」という外貨建の年金商品ですね。
マニュライフ生命自体を特に問題視することはありませんが、同社の「こだわり個人年金」は最悪な商品だと私は考えています。最近、同商品のご質問も多くトラブルも増えているようです。
*こりゃヒドイ「マニュライフ生命 こだわり個人年金保険」
・今後財蓄をする上でおすすめの保険の紹介及び手段(外貨建てについて初心者なので、勉強していきたいです)
日本は超低金利の時代ですから、日本で販売されている商品では「円建」はもちろん、「外貨建」でも保険会社の取るコストが非常に高いので、ほとんど殖やすことは期待できません。「よりお金を殖やす」ことが目的であれば「海外積立年金」をオススメします。
・私の年齢から入って、比較的に良いおすすめの医療保険
まず、医療保険や、がん保険などの医療系の保険についての考え方についてですが、本当に加入が必要かどうか?日本は高額療養費制度という社会保障制度があり、お勤めの方でしたら会社の福利厚生が充実している場合がありますので、まずはそちらを確認してみて下さい。保険は損得だけのことではありませんので、医療保険やがん保険に加入していたことで“本当に良かった”という方もいらっしゃいますが、ただでさえ、国の制度によって強制的に毎月保険料を支払っているわけですから、これに加えて民間の保険会社の医療保険に加入するのであれば、それらも踏まえて検討して下さい。医療保険やがん保険は保険会社の非常に儲かる商品で、確率論ではありませんが、殆どの方が支払うよりも受取る金額の方が少なくなっています。
*医療保険って必要?「高額療養費制度」とは?
それを踏まえた上で、検討されるのであれば
オリックス生命(割安な保険料と保障バランスの良さ)
*10月2日リニューアル〜オリックス生命 医療保険「新CURE」
ひまわり生命(保障バランスも良く女性は特に割安感が大きいです)
*損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の終身医療保険「新・健康のお守り」〜30歳女性ランキング1位
チューリッヒ生命(うつ病などのストレス性疾患の保障が充実)
*チューリッヒ生命の終身医療保険「終身医療保険プレミアムDX」とは?
朝日生命(保険会社としての安全性に不安はありますが、保障内容は良いです)
*スマイルセブン
あんしん生命(支払った保険料が払込終了時に一度戻ってきます)
*医療保険を「とりあえずタダ」にする?東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」
・マニュライフ生命のこだわりガン保険と医療保険に入ってしまった方が良いか
上記を見て頂いておわかりのように、マニュライフ生命の医療保険はあまり良いとは思いません。同様に、がん保険も同社の商品はさほど良いと思っていません。
*【医療保険初・非喫煙者割引】1月2日販売開始〜マニュライフ生命の医療保険「こだわり医療保険 with PRIDE」
*【日本初・ステージ別で給付金額が異なるガン保険】1月2日販売開始〜マニュライフ生命のガン保険「こだわりガン保険」
がん保険であれば、下記のような商品が良いかと思います。
チューリッヒ生命(今、一番人気のあるがん保険)
*手数料も高いので売れてます!チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアム」「3大疾病保険プレミアム」とは?
セコム損保(実費補償型のユニークな保険)
自由診療でも自己負担0円!?セコム損保のがん保険「自由診療保険メディコム」とは?
あんしん生命(支払った保険料が払込終了時に一度戻ってきます)
*7月2日発売・東京海上日動あんしん生命の新しい「がん保険」【がん診断保険R】
・4月から保険料が変わるということで、急いで保険に入った方が良いか。
冒頭でも少し書きましたが、順番が違います。
まずは、◯◯さんにとって何がリスクで、そのためにどのような保険に加入しておく必要があるのか?
その上で、加入するべき保険種類が決まり、それらの商品が4月で値上がりするであれば、もちろん値上がりする前に加入しておいた方が良い、というのがそもそもの道筋です。「保険料が上がるから急いで」とは、そもそも必要か必要ないかも分からない保険に入らせようという、契約を取りたいだけの「保険屋さん」のご都合ですね。
*保険セールスから「保険に入らないほうが良い」という選択肢を提案されていますか?
*あなたの保険担当者は”説明員”ですか?”アドバイザー”ですか?
◯◯さんの背景をもう少し詳しくお聞きしないと断定は出来ませんが、恐らく現段階で優先順位として加入をしておいた方が良いのは老後資金などの積立(貯金)ではないかと思います。まだ年齢もお若いですし、それほど大きな金額でなくても「時間」という武器を利用し「複利」で大きく殖せることが期待できます。この「お金を増やす」ためには、保険を含め今の日本の金融商品では金利が低すぎて残念ながら殖やすことができないので、金利の付く「海外積立年金」をオススメします。
*「死亡する確率」「老後を迎える確率」「入院する確率」どれを優先して保険をかけるべきか?
*積立るなら1日でも早いほうが良い
*違い知ってますか?「単利」「複利」とは?
「海外積立年金」は2種類あります。
1)「変額年金プラン」
ボーナス金利を積立額に応じて1~5%/年必ずもらいながら、世界にある200本ほどあるファンドからポートフォリオを組んで積立投資するものです。ご自身でポートフォリオを組み、運用することもできますが、弊社の推奨するポートフォリオで運用することも可能です。
仮に月々300USD(約30,000円)を積立られる場合、海外積立年金ではボーナス金利(固定金利)2%が満期まで必ずついてきます。弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオで積立をする場合には過去8.07%/年の運用ができているので、これまでのパフォーマンスで殖やしていければ、積立最大年数の25年後満期時には、複利運用やボーナス金利によって以下のようなパフォーマンスシミュレーションとなります。(*1USD=100円)
・25年積立総額:300USD(約30,000円)✕12✕25=90,000USD(約9,000,000円)
・25年後満期想定額(8%運用):265,593.32USD(約26,559,000円)
・返戻率:295.1%
2}「140%元本確保型年金プラン」
15年後に積立た金額の+40%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。老後資金としてはもちろん、お子さんの教育資金などで活用される方も多くいらっしゃいます。
仮に月々300USD(約30,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=100円)
・15年積立積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(約5,400,000円)
・15年後最低満期金:54,000✕140%=75,600USD(約7,560,000円:最低保証)
・最低保証返戻率:140%
保証のタイプが異なりますが、いずれにせよ日本の年金保険よりもかなり良い数字となっています。
Point
保険というのは確率論だけでの話ではありませんが、やはり確率も考慮して優先順位を決める必要はあります。特に若い方は死亡や入院のための保障が「不要」というわけではありませんが、それよりも「貯蓄」、お金を殖やすことの方が、特に今の時代は優先順位として高いと私は考えています。
*http://海外生命保険相談.com/domestic/
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