自由診療でも自己負担０円!?セコム損保のがん保険「自由診療保険メディコム」とは？

皆さんこんにちは「保険アドバイザー　和田」です。

今日はセコム損害保険のがん保険「自由診療保険メディコム」についてお話したいと思います。

「セコム」と聞くと皆さんのイメージはやはり、

ーセコムしてますか？

だと思いますが、そうです、その「セコムしてますか？」のグループ会社です。

実はこの「セコム損害保険」は損保会社ではありますが、ユニークながん保険を販売しています。

このがん保険は”実費補償型”と呼ばれるもので「実際に掛かった費用、実際の損害額を支払う」という損保会社の考え方に則した商品です。補償内容としては良い商品だと思います。ほぼ同じような商品ではSBI損保からも販売されています。

では商品内容を見ていきましょう。

特長１：入院治療費全額補償

• 健康保険の自己負担分はもちろん、健康保険が適用されない先進医療や自由診療も含め、がん治療にかかった入院治療費を全額補償。
• 入院日数に制限はありません。

特長２：通院治療費1,000万円補償（5年毎）

• 入院前後の通院や、入院をせずに通院だけで治療を行った場合でも補償。
• 通院日数に制限はありません。

特長3：自由診療対応の協定病院を無料案内

• メディコム・ナースコールへ電話すると、セコム損保の協定病院選定基準に合致し、自由診療にも対応する協定病院を案内してくれます。 

特長4：自由診療費用立て替え不要

• 高額になる自由診療費用ですが、この保険加入者は協定病院に自由診療で入院する場合、掛かった入院治療費（ガン入院保険金）を契約者に代わりセコム損保が直接、医療機関へ支払いをするので、立て替える心配がいりません。
  ※協定病院以外の医療機関で自由診療による治療を予定されている場合には、その医療機関がセコム損保の協定基準に合致するかについて確認してくれます。

特長5：国内未承認の抗癌剤や最新の治療方法も補償

がん治療法は日々進んでいて、がんに有効な新しい治療法や治療薬が世界中で次々と開発されています。しかしながら、そういった新しい治療法や治療薬が日本国内では健康保険が適用されていないものも多くあります。これらに掛かる費用も「メディコム」では補償されます。

補償内容

非常にシンプルです。診断給付金は上皮内新生物も同額100％補償となっています。

ちなみに、フコク生命では医療保険、終身医療保険にがん特約を付加した契約とセットで、診断給付金を外した「メディコムプラス」という商品を販売しています。

月払保険料

保険期間は5年で、保険料は加入時から５年間は変わりません。
更新後の保険料は更新時の満年齢によって決まります。ただし、下表の保険料は将来変更される場合があります。

いかがだったでしょうか？

非常にシンプルで、ユニークながん保険であることがおわかり頂けましたでしょうか？

内容としては良い商品だと思いますが、しかし。。。人気がない、というよりあまり知られてない（実際に皆さんこの保険自体ご存知でしたか？）

その大きな理由は2つ

セコム損保の知名度が低い

「CMで見ない日がない」ような某社とは違い、テレビCMもやっていないようですし、恐らくほとんど見掛けることがないですね。また、販売代理店自体もあまり多くないようです。

更新型の為、5年毎に保険料が高くなる

男性では52歳、女性では48歳の時点で月払保険料が5,000円を超え、男性63歳では1万円を超えてきます。各社の医療保険やがん保険が安くなっている中で、この金額は少し高いですね。一番この保険を必要とする可能性のある年代では保険を続けることができなくなる恐れがあります。また、これは現時点での保険料で、今後は変更されるおそれがあります。

Point

もし、実際にがんになってしまい

「自由診療と公的保険診療どちらをお選びになりますか？お金の心配はいりません」

と、言われたら皆さんいかがですか？

ほぼ100％近くの方が「自由診療」を選ばれるでしょう。自由診療だと治療費が高額になるため、諦めなければいけないような治療を、お金の心配をせずに受けることが可能です。

ただし、、、保険料の心配をしなければいけません。