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相談事例:保険ビュッフェのFPから提案された商材に不安があり、ご提案いただければと思います(32歳 女性 会社員)

公開日: : 保険相談事例

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。

皆さんそうだと思いますが、保険屋さんからいろいろな商品を提案されても迷ってしまいますね。

ただし「商品の良し悪し」に関するご質問は、その方の現在おかれている状況やニーズがわからないと判断がつきませんので、私からの質問にある程度お答え頂ければと思います。よりムダのない正しいアドバイスが出来ると思います。

*「オススメの保険は何ですか?」と質問される方にする「私からの質問」

 

【質問】

現在32歳独身

実家の事情で結婚は希望しておりません。

職業は事務職ですが、あと1年内に退職を希望しています。

現在加入しているのは都民共済(3000円)のみで、きちんとした保険は加入しておりません。

喫煙者です。

 

先月、保険ビュッフェというところのFPさんから提案されたのですが、その商材に対して不安がありましたのでご提案いただければと思います。

(提案されたもの)

メディケア「メディフィットエース」

アフラック「ちゃんと医療保障EVER」

マニュライフ「こだわり終身V2」

アクサ「ユニット・リンク(3口)」

AIG富士「無解約返戻金型悪性新生物療養保険2014 無配当」

 

(病歴)

通院していないが罹った病

低音性突発性難聴

腰椎椎間板ヘルニア

 

【回答】

先月、保険ビュッフェというところのFPさんから提案されたのですが、その商材に対して不安がありましたのでご提案いただければと思います。

仮に提案されている商品が、どんなに良い商品であっても、◯◯さんにとって必要ではない部分は「ムダ」になってしまいますね。

例えば、生命保険加入にあたって一般的な考え方ですが、生命保険の死亡保障というのは、万が一があった場合「誰が、金銭的にどれくらいリスクがあるか?」平たく言えば「誰がどれだけ金銭的に困るのか?」で、加入するべきものです。◯◯さんに万が一があった場合に「どなたが」「どれくらい」金銭的にお困りになるか?ということですね。もう少し詳しくお伺いしないと正確にお答えできませんが、今頂いている情報だけで察しますと、◯◯さんに生命保険(死亡保障)が必要であるかどうか疑問に感じますがいかがでしょうか?

 

医療保険やがん保険は保険会社の非常に儲かる商品です。確率論ではありませんが、殆どの方が支払うよりも受取る金額の方が少なくなっています。高額療養費制度や、お勤めの方でしたら福利厚生が充実している場合もありますのでそちらも含めて検討、ご確認下さい。

*医療保険って必要?「高額療養費制度」とは

 

現在、提案をされている商品について、私のブログで解説しているもがいくつかありますのでこちらも参考にしてみて下さい。

*6月22日商品改定~アフラックの「ちゃんと応える医療保険EVER」

*マニュライフ生命の終身保険「こだわり終身保険v2」~30歳男性ランキング1位

*シリーズ資産形成【最終回】アクサ生命の変額保険「ユニット・リンク」は投資商品?

 

どの保険に加入するべきか?どれを優先するべきか?もう少し状況を伺いませんと正しくお答えできません。具体的なアドバイスするために、以下の4つの項目もお答え頂けるとより正確にアドバイスすることが出来ます。

1.)必要保障額をザックリで構わないので計算してみて下さい。

これは遺族年金や死亡退職金、現在の預貯金や不動産含む資産がどれ位あるのかで大きく違ってきます。◯◯さんに万が一のことがあった際に「誰がどれだけ金銭的リスクがあるのか?」を知る上でとても重要です。これを省略してしまうと、「そもそも何故、◯◯◯◯万円の死亡保障が必要なの?」ということになります。

*「万が一の必要保障額」ってどれくらい?

 

2.)老後資金の必要額をザックリで構わないので計算してみて下さい。

一言に「老後」と言っても皆さんそれぞれ希望される老後生活は違います。毎月20万円の生活でも良いと考える方もいれば、毎月50万円の生活をお考えの方もいます。その為にはいくら準備しておく必要があるのかがわかります。また、それには今から「何年掛けて、何%で、毎月いくらの金額を」積立てなければいけないのかもわかります。

*「老後」について~その3【老後の必要保障額の考え方】

*「生活設計に関するデータ」~老後編【生活設計・必要資金・年金】

*つまりは”「いつまで」に「いくら」貯めたいのか?”という発想で考えてみると良い

 

3.)ご自身で、下記のリスクに対して保険加入の優先順が高いのかを決めてみて下さい。

・死亡保障

・医療保障

・老後資金

・学資資金

・3大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)

・介護

・就業不能

・相続対策(相続税納税対策)

 

4.)毎月の支払に充てられる上限金額をお知らせ下さい。

 

Point

すべての保険セールス(FP)がそうだとは思いませんが、これまでご相談頂いた方々からの経験では、基本的には売りたい商品(手数料の高い商品)を案内するものだと思っていた方が良いかもしれません。皆さん自身で正しく見分け、判断するのは難しいことだと思いますので、具体的に提案された商品に関してアドバイスをご希望であればご相談下さい。そして、その際はぜひ、この4つの質問に回答頂ければと思います。

*FPと名乗る「ポジショントーク」に振り回されではダメ!~「ポジショントーク」とは?

*あなたの申込んだ「保険無料相談」の情報は◯◯万円でFPに買われている〜だから保険を売りつけられる

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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