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相談事例:夫35歳、妻33歳(8月出産予定)のドクター夫婦からのご相談

公開日: : 保険相談事例

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。

ご夫婦共にドクターで、かなり具合的なビジョンをお持ちの方です。

 

【質問】

米国生命保険に加入する場合、渡航回数や頻度はどのくらいでしょうか。加入時のみの1回で良いのでしょうか。

海外の生命保険に対して、利率のよさは比較にならないほどいいですが、正直少しハードルの高さを感じてしまうのですが、万一、保険金の支払いを要求することになった場合、日本の生命保険と変わらず、受け取りはスムーズに行くものなのでしょうか。実際のところ、夫がなかなか休みが取れませんので、生命保険は現時点では日本のもので加入しておいて、いつか機会があれば米国のものも検討する、という方向になりそうです。

学資保険や終身保険など現在の日本の貯蓄性の保険は、やはりおすすめされないということですので、万が一の際も教育資金や老後資金を変わらずに貯めていけるよう、死亡保障を、夫の収入が現在、手取りで月額約100万円ですので、日本の収入保障保険で用意するとした場合、保険期間を65歳までで月額受取額を100万円で設定しようと思いますがいかがでしょうか。また、収入保障保険の保険期間が終わった後は、1,000万円程度の葬儀費用、死後整理用などで最低限の死亡保障が終身保険などで用意しておいた方がいいのでは、と思っておりますが、こちらはいかがでしょうか。(日本のものでジブラルタ生命のドル建終身保険などを考えました)

現在の収入からは、無茶があると思うのですが、教育資金は、子供が2-3人の予定として、15年-20年後までに1億円、老後資金(25-30年後)として1億円を準備できれば、子供のことも老後のこともしっかり備えられると思いますが、何かこれに近づけるご提案をお願いできますでしょうか。

教育費の不足分は、私と、夫の収入増、お互いの両親からの援助資金、(現段階ではどれほど頼れるか分かりません)などで補っていくしかないと思いますが、仮に上記の額で目標設定した場合の、教育資金と老後資金の作り方のご提案とそれぞれ必要な月額を教えて頂けるとありがたいです。(毎月の実際に捻出できる上限金額とどれだけギャップがあるかを知りたいので)

ちなみに「海外積立年金」のひとつ【140%元本確保型年金プラン】では15年後に満期金140%が最低保証されている、とのことですが、仮にこれを20年、30年と寝かしておいた場合は、140%以上に増えていく仕組みなどあるのでしょうか?

 

【回答】

米国生命保険に加入する場合、渡航回数や頻度はどのくらいでしょうか。加入時のみの1回で良いのでしょうか。

米国生命保険の加入に際しては健康診断や契約のお手続きのため、最低でも1回はハワイ、または米国本土へ渡航する必要がありますが、それ以上の必要はありません。また、加入前・加入後ともご相談に関しましてはこちらのメールで随時受付けておりますが、米国生命保険の専門の者が年に3~4回来日しますので、その際にもご相談頂けます。

 

万一、保険金の支払いを要求することになった場合、日本の生命保険と変わらず、受け取りはスムーズに行くものなのでしょうか。

日本の生命保険と同様に、必要書類さえご用意出来ていれば、滞りなく手続きは完了し保険金は支払われます。

 

実際のところ、夫がなかなか休みが取れませんので、生命保険は現時点では日本のもので加入しておいて、いつか機会があれば米国のものも検討する、という方向になりそうです。

私は約20年ほど保険業界に携わり、なかでもDrのクライアントが多くいるので、お仕事柄の”忙しさ”は多少なり理解しているつもりです。失礼を承知でお話ますが「いつか機会があれば」ですと、Drのような多忙なお仕事の方々は「決してその機会は訪れない」と思います。「時間がない」のであれば是非「時間を作る」ことをお願いしたいと思います。

何故なら、生命保険はこれから20年、30年以上にも関わる、”非常に高い買い物”だからです。また、ご存知のように生命保険は年齢が若いほど金銭的にも有利ですし、健康状態によっては加入すらできなくなることもあります。

これまで、保険の見直しなどを通じ、20年から30年もの期間をかけて”ムダ”な保険料を支払っている方を多く見てきました。◯◯さんには是非、そのようにならないよう、またご主人に万が一があった場合に、◯◯さん自身やこれからお産まれになるお子さんの為にも、きちんと時間を作って検討されることをオススメします。「とりあえず今は時間がないからこれで」は良くないですね。

まずは必要保障額の算出をし「米国生命保険」「収入保障保険」または両方を組み合わせるという設計を行い、保険会社の選定をしていきましょう。

 

死亡保障を、夫の収入が現在、手取りで月額約100万円ですので、日本の収入保障保険で用意するとした場合、保険期間を65歳までで月額受取額を100万円で設定しようと思いますがいかがでしょうか。

必要死亡保障額の設定としては少し違っています。

*「万が一の必要保障額」ってどれくらい?

 

こちらに詳しく記載していますが、まず

1)現在からお子さんが大学卒業までの生活資金の合計(学費含まず)

おおよそ現在の生活費の70%で計算します。

2)お子さんが大学卒業以降から、◯◯さんの87歳(女性平均余命)までの生活費

おおよそ現在の生活費の50%で計算します。

3)別途費用

賃貸の場合は住居費用、葬式代、お子さんの教育資金や結婚資金など

 

この1)~3)の合計から、ご主人が亡くなってから見込める収入

・遺族年金などの社会保障

・お勤めの時は死亡退職金、弔慰金など

・預貯金などの自己資産

・◯◯さんが働いた場合の収入

これらを引き、その差額が生命保険で用意するべき必要保障額です。

収入保障の月額100万円で設定すると、初年度の死亡保険金額は【30年✕12ヶ月✕100万円=3億6,000万円】となり、多過ぎるのではないかと思います。

また、お子さんが増えた時は、改めてその時に必要な分だけ加入するようにしたり、住宅を購入した際に「団体信用生命保険」に加入した場合は、死亡保険金額の減額をしたりといった見直しをします。

 

収入保障保険の保険期間が終わった後は、1,000万円程度の葬儀費用、死後整理用などで最低限の死亡保障が終身保険などで用意しておいた方がいいのでは、と思っておりますが、こちらはいかがでしょうか。(日本のものでジブラルタ生命のドル建終身保険などを考えました)

伺っている限りの◯◯さんの情報から察すると、1,000万円程度の費用をわざわざ保険で用意しなくても、預貯金で用意できるのではないでしょうか?

保険が大好きな日本人は、とかく生命保険で用意しようと思いがちですが、生命保険で用意するべきは「不足している」または「不足しそう」なリスクの部分です。ムダな保険料を支払わず、その分を積立てておけば、葬儀費用や死後整理資金は準備できると思います。

ジブラルタ生命のドル建終身保険は、現在日本で販売しているドル建終身保険の中では一番良い商品だと思いますが、この保険に支払う保険料を【140%元本確保型年金プラン】で積立ると、15年後には死亡保険金分以上の積立が可能です。ブログに詳しく書いていますので参考にして下さい。

*保険に入らなくても死亡保険金が海外積立年金で用意できちゃう?

 

15年-20年後までに1億円、老後資金(25-30年後)として1億円を準備できれば、子供のことも老後のこともしっかり備えられると思いますが、何かこれに近づけるご提案をお願いできますでしょうか。

15年後~25年後に1億円を用意するシミュレーションです(1USD=110円計算)

【変額年金プラン】では運用利率によって違ってきます。

 

【140%元本確保型年金プラン】月々3,600USD(約396,000円)を15年間積立

・15年積立総額:3,600USD✕12✕15年=648,000USD(約71,280,000円)

・15年後満期金:648,000✕140%=907,200USD(約99,792,000円:最低保証)

・最低保証返戻率:140%

 

【変額年金プラン】月々2,250USD(約247,500円)を15年間積立

・15年積立総額:2,250USD(約247,500円)✕12✕15=405,000USD(約44,550,000円)

・15年後満期想定額(10%運用):917,186USD(約1億890,460円)

・返戻率:226.5%

・15年後満期想定額(6%運用):662,071USD(約72,827,810円)

・返戻率:163.5%

 

【変額年金プラン】月々1,250USD(約137,500円)を20年間積立

・20年積立総額:1,250USD(約137,500円)✕12✕20=300,000USD(約33,000,000円)

・20年後満期想定額(10%運用):917,191USD(約1億891,010円)

・返戻率:305.7%

・20年後満期想定額(6%運用):580,630USD(約63,869,300円)

・返戻率:193.5%

 

【変額年金プラン】月々730USD(約80,300円)を25年間積立

・25年積立総額:730USD(約80,300円)✕12✕25=219,000USD(約24,090,000円)

・25年後満期想定額(10%運用):906,493USD(約9,971,430円)

・返戻率:413.9%

・25年後満期想定額(6%運用):498,252USD(約54,807,720円)

・返戻率:227.5%

 

超低金利の日本国内の金融商品であればこれよりも更に厳しい条件になりますので、現状では「海外積立年金」をオススメします。

 

【140%元本確保型年金プラン】では15年後に満期金140%が最低保証されている、とのことですが、仮にこれを20年、30年と寝かしておいた場合は、140%以上に増えていく仕組みなどあるのでしょうか?

15年後に満期を迎えますが、この満期金をそのまま海外の資産管理口座(イメージ的には普通預金口座のようなもの)に置いておくことができます。

また、その口座から日本にはない、世界中の運用商品に投資することも可能です。

 

Point

皆さんもぜひ一度”きちんと”保険について、考える時間を作って下さい。

今後のライフプランにおいてとても大切な時間です。

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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