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相談事例(35歳 会社員 男性):全て円で資産を保有しているため、リスクヘッジを目的に外貨建で資産を持ちたい

公開日: : 最終更新日:2018/07/09 保険相談事例

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。

円資産しか持っていないため、リスク分散で外貨を検討されている方です、、、素晴らしい。

(ご質問者からの質問はこちらで修正していませんので、誤字脱字もそのまま表記しています)

 

【質問】

35歳 会社員

 

□家族構成(ご家族、それぞれの年齢)

配偶者:有
子ども:2人



□現在加入中の保険

アメリカンファミリー、終身、WAYS

2009年加入、7800円、60歳払済み、死亡時500万(年金払いで支払いの120%程度)


アメリカンファミリー、学資保険×2

20010/2011年加入、各12500円、18歳払済み、300万


NKSJひまわり生命、終身、一生のお守り

2013年加入、6000円、60歳払済み、死亡時300万


三井住友海上あいおい、収入保障保険、&LIFE

2013年加入、1500円、月10万×最長20年


□保険に加入した理由

もしもの時に保障がありつつ、少しは資産が増える



□希望する保障

老後資金, 学資資金



□喫煙の有無



□過去5年以内の入院歴



□現在投薬中の薬




□海外の生命保険も対象とするか?

対象に入れる



□その他


全て円で資産を保有しているため、リスクヘッジを目的に外貨建てで資産を持ちたい。

 

【回答】

加入されている保険は

 

・終身✕2

・収入保障✕1

・学資✕2

 

加入のバランスは良いかと思います。

ただし今回は、海外の保険も含めて検討されるとのことですから、契約中の保険の見直し含めてアドバンス致します。

 

アメリカンファミリー、終身、WAYS:2009年加入、7800円、60歳払済み、死亡時500万(年金払いで支払いの120%程度)

26歳で加入されて、60歳払いですから

支払総額:7,800✕12✕34=3,182,400円

掛金に対する保障の割合:500万÷318万=1.57倍

60歳時解約返戻金:年金受取で、受取総額約380万円(120%)

 

利回りとしては特別に良いというわけでもありませんが、加入中の保険の中では一番古い契約ですので、条件面では最も良いですからそのまま継続されても良いかもしれません。もし見直しするとすれば「払済」でも良いですね。

*ちょっと待って転換!!保険の見直しはいろいろあります「解約」「減額」「払済」「延長定期」「コンバージョン」

 

NKSJひまわり生命、終身、一生のお守り:2013年加入、6000円、60歳払済み、死亡時300万

30歳で加入されて、60歳払いですから

支払総額:6,000✕12✕30=2,160,000円

掛金に対する保障の割合:300万÷216万=1.39倍

60歳時解約返戻金:(???%)

 

こちらは、アメリカンファミリー「WAYS」よりも加入時の年齢も上がっている分、保障割合(1.39倍)や解約返戻率などの条件は悪くなっているので「払済」に出来るようでしたら「払済」が良いかと思います。

 

三井住友海上あいおい、収入保障保険、&LIFE:2013年加入、1500円、月10万×最長20年

2013年(30歳)で加入され、保障期間・払込期間を20年(50歳)、保険金月額10万円ですね。こちらの保険も販売当時としては良い商品のひとつだと思いますが、2018年4月から、各保険会社で「収入保障保険」は保険料が安くなっていますので、見直した方が良いと思います。

加入中の保険の細かな特約がわかりませんので、ベーシックな内容にして、同条件で損保ジャパン日本興亜ひまわり生命ですと

 

・2018年(35歳)加入(非喫煙健康体料率)

・保障期間・払込期間を15年(50歳)

・保険金月額:10万円

・月払保険料:1,120円

 

上記の終身保険「WAYS」や「健康のお守り」を払済にして保障額が少なくなった場合は、こちらの収入保障保険の保険金額を上げておきましょう。必要保障額についての計算はこちらを参考にして下さい。

*「万が一の必要保障額」ってどれくらい?

 

アメリカンファミリー、学資保険×2:20010/2011年加入、各12500円、18歳払済み、300万

どちらもお子さんが0歳で加入されていると仮定します。

支払総額:12,500✕12✕18=2,700,000円

満期金額:3,000,000円

返戻率:300万÷270万=111.1%

 

利回りとしては特別に良いというわけでもありませんが、上のお子さんが8歳、下のお子さんが6歳だとするとこれを「継続」「解約」「払済」どれが一番ベストなのかは、現在の解約返戻金額をお知らせ頂ければより具体的にお答えできるかと思います。

 

あとは、ご相談にもありました「外貨」への分散。それには「海外積立年金」が良いと思います。ご夫婦の老後資金準備になります。

「海外積立年金」には大きく3種類あります。

 

1)「変額年金プラン」最低積立月額100USD〜

積立額に応じてボーナス金利(アロケーションボーナス)を毎月1〜5%もらいながら、世界にある約200種類のファンドの中からポートフォリオを組んで積立投資するものです。ご自身でポートフォリオを組み、運用することもできますが、弊社の推奨するポートフォリオで運用することも可能です。

仮に月々300USD(約33,000円)を積立られる場合、海外積立年金では2%のアロケーションボーナスが積立額に毎月上乗せされ、更に経過期間ごとにロイヤルティボーナス(お祝金)がもらえます。弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオで積立をする場合、現在の年平均リターンでは15.16%/年の運用ができているので、これまでのパフォーマンスで殖やしていければ、積立最大年数の25年後満期時には、複利運用やボーナス金利によって、手数料等すべて含め以下のようなパフォーマンスシミュレーションとなります。(*1USD=110円)

 

・25年積立総額:300USD(約33,000円)✕12✕25=90,000USD(約990万円)

・25年後満期想定額(15%運用):979,238USD(約1億770万円)

・返戻率:1,088.0%

 

2)「元本確保型年金プラン」最低積立月額200USD〜

同プランでは積立期間により3つのタイプがあります。どれも、米国の株式で運用していますが、最低保証されている満期金があるので、将来の確実な資金準備計画ができ、老後資金としてはもちろん、お子さんの教育資金などで活用される方も多くいらっしゃいます。

 

◯10年満期プラン

10年後の満期時には積立金額と同額(100%)を最低保証していて、米国株式次第では更に殖えて受けとれることができるものです。

仮に月々300USD(約31,500円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)

 

・15年積立総額:300USD✕12✕10年=36,000USD(約396万円)

・15年後満期金:36,000✕100%=36,000USD(約396万円:最低保証)

・最低保証返戻率:100%

 

◯15年満期プラン

15年後の満期時には積立金額の+40%を最低保証していて、米国株式次第では更に殖えて受けとれることができるものです。

仮に月々300USD(約33,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)

 

・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(約594万円)

・15年後満期金:54,000✕140%=75,600USD(約832万円:最低保証)

・最低保証返戻率:140%

 

◯20年満期プラン

20年後の満期時には積立金額の+60%を最低保証していて、米国株式次第では更に殖えて受けとれることができるものです。

仮に月々300USD(約33,000円)を20年間積立た場合は(*1USD=110円)

 

・20年積立総額:300USD✕12✕20年=72,000USD(約792万円)

・20年後満期金:72,000✕160%=115,200USD(約1,267万円:最低保証)

・最低保証返戻率:160%

 

3)「3.5%金利保証積立年金」最低積立月額200USD〜

積立期間15年間のプランです。その間、3.5〜6.0%の範囲内で金利が付いてきます(2018年5月現在3.5%)。3.5%は最低保証されているので、それだけでも十分日本の金利よりも高いですし、仮に米国の金利が上昇した場合は、この商品の金利も上がっていくことになります。

仮に月々300USD(約33,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)

 

・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(約594万円)

・15年後満期金:68,224USD(約750万円:最低保証)

・最低保証返戻率:126.3%

 

日本国内でも外貨建建商品は販売されていますが、同じ外貨建でも、「より多く殖やす」ことにおいては「海外積立年金」の方がアドバンテージがあります。さらに、日本国内の外貨建建商品では「資産の一部を外貨で持つ」という意味での「通貨分散」は出来ても「資産の一部を海外に持つ」ことは出来ていないので、よりリスク分散するためには全資産を日本国内に、全資産を日本円で持つのではなく「資産の一部を海外に持つ」ことは「通貨分散」と合わせてとても重要で、その意味においても「海外積立年金」が良いと考えています。

*「預金封鎖」と「デノミネーション」

 

Point

日本の保険。海外の保険の良いところを上手に使って、ムダなコストを抑え効率的にお金を殖やしていきましょう。

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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