相談事例:「ユニット・リンク」は死亡保障と投資信託が同時に出来るメリットはあると思いますが、個別にした方が利回りが良いのかな?と思い始めました(31歳 男性)
公開日:
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保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
契約前にご相談頂いて良かったです。
「保障は保障」「貯蓄は貯蓄」で分けて加入しましょう。
【質問】
現在、アクサ生命のユニットリンク保険(有期型)を薦められており、死亡保障と興味のあった投資信託の2つが同時に出来るため申し込みを考えており、月額保険料4万円80歳満了で死亡保障金約3千万円が提案されました。ただネットで色々と調べていくうちに海外積立年金がある事を知りました。
死亡保障と投資信託が同時に出来る事のメリットはあると思いますが、個別にした方が利回りが良いのかな?と思い始めました。
海外へ投資となると多少リスクはあるものと考えていますが、マイナス金利もあり円を持っていても利回りが良くないと思っているので、お勧めの運用方法があったら教えて頂きたいと思います。
当方、31歳男性です。
【回答】
月額保険料4万円80歳満了で死亡保障金約3千万円が提案されました。
恐らく、保険セールスのトークは「保険満了を60歳などにしてしまうと、60歳の時に運用成績があまり良くなくても強制的に満期を迎えてしまうので、80歳まで満了期間を長くしておいて、それまでの間に十分なリターンが出たら、解約しましょう」といった内容ではありませんでしたか?
実はこれには売る側の”ウラ”があります。60歳満了や70歳満了にするよりも、80歳満了の方が、保険セールスの受取る手数料(コミッション)が多くなるためです。
また、これは死亡保障が付いていますから80歳満了と60歳満了では、死亡保障にかかるコストが違います。例えば、死亡保障を同額にした場合、毎月支払う保険料から差引かれる死亡保障のコストは80歳満了の方が60歳満了よりも多くなり「お金を殖やす」目的においては不利な条件になります。
*FPと名乗る「ポジショントーク」に振り回されではダメ!~「ポジショントーク」とは?
死亡保障と投資信託が同時に出来る事のメリットはあると思いますが、個別にした方が利回りが良いのかな?と思い始めました。
その考え方で合っています。一見、一石二鳥の良い保険のように見えますが、オススメできません。
これはあくまでも「保険」です。年齢にもよりますが、毎月の保険料の約30%~40%程度は保障としてのコストとして差引かれ、残りの約60~70%が貯蓄・運用に回ります。毎月4万円の保険料の場合、運用に回っているのはザックリ2.5万円程度です。「保障は保障」「貯蓄は貯蓄」で分けてお入りになる方が良いですね。何故、保障と貯蓄を分けて考えるべきなのか?ブログで詳しく書いていますので参考にして下さい。
*シリーズ資産形成【最終回】アクサ生命の変額保険「ユニット・リンク」は投資商品?
*アクサ生命「ユニット・リンク」の契約理由・第1位【老後資金】・第2位【学資資金】~それ入っちゃダメです
*”保険は保険・貯蓄は貯蓄” なぜ「ユニット・リンク」や「バリアブルライフ」に加入してはいけないのか?【保険は貯蓄も兼ねません】
*「ユニット・リンク」や「バリアブルライフ」検討の皆さんのニーズはほぼこちら~ソニー生命「変額個人年金保険」とは?
海外へ投資となると多少リスクはあるものと考えていますが、マイナス金利もあり円を持っていても利回りが良くないと思っているので、
「ユニット・リンク」の説明を受けた際にもセールスの方から聞かれたと思いますが「投資」と呼ばれるものには「リスク」があります。これは日本国内の商品、海外の商品問いません。この「リスク」に関して正しい知識を持ち、できるだけリスクを減らして安定的にリターンを出すために
・長期
・分散
・継続
が必要で、それが「ドルコスト平均法」と呼ばれるものです。こちらブログに書いていますので参考にして下さい。
*これがわからない人は「積立投資」をしてはいけない!投資信託の平均保有期間2~3年という事実
*毎月同じ金額を積み立てる「ドルコスト平均法」とは?
*クイズ「ドルコスト平均法」
お勧めの運用方法があったら教えて頂きたいと思います。当方、31歳男性です。
「海外積立年金」をオススメします。海外の商品ですが、すべての手続きは弊社でサポート致しますのでご安心下さい。もし、ご不明な点やわからないことがいつでもお問合せ頂けます。
「海外積立年金」は2種類あります。
1)「変額年金プラン」
ボーナス金利を積立額に応じて1~5%/年必ずもらいながら、世界にある200本ほどあるファンドからポートフォリオを組んで積立投資するものです。ご自身でポートフォリオを組み、運用することもできますが、弊社の推奨するポートフォリオで運用することも可能です。
仮に月々330USD(約40,000円)を積立られる場合、海外積立年金ではボーナス金利(固定金利)2%が満期まで必ずついてきます。弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオで積立をする場合には過去10.2%/年の運用ができているので、過去のパフォーマンスで殖やしていければ、積立最大年数の25年後満期時には、複利運用やボーナス金利によって以下のようなパフォーマンスシミュレーションとなります。(*1USD=120円)
・25年積立総額:500USD(約70,000円)✕12✕25=99,000USD(約11,880,000円)
・25年後満期想定額(10%運用):396,811.68USD(約47,617,000円)
・返戻率:400.8%
2}「140%元本確保型年金プラン」
15年後に積立た金額の+40%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。
仮に月々330USD(約40,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=120円)
・330USD✕15年=59,400USD(約7,128,000円)
・15年後:59,400✕140%=83,160USD(最低保証 約9,979,200円)
・返戻率:140%最低保証
Point
海外はリスクで国内が安心・・・という発想こそが危険な時代です。
過去の日本の歴史や、世界の視点から日本は信用が落ちてきていること、現在銀行がやっていることを見ればその答えが見えてきます。
間違った情報に振り回されることのないようにしましょう。
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