相談事例:マニュライフ生命「こだわり個人年金保険」アクサ生命「ユニット・リンク」メットライフ生命「USドル建終身保険」で迷っています
公開日:
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最終更新日:2017/07/09
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
私のところに寄せられる相談件数TOP3に入る「こだわり個人年金」「ユニット・リンク」です。
加入している方、ススメられている方は参考にして下さい。
【質問】
現在、FPより、マニュライフ生命のこだわり個人年金保険、アクサ生命のユニット・リンク、メットライフ生命のUSドル建終身保険の提案を受けて加入すべきか迷っている。
【回答】
現在、FPより、提案を受けて加入すべきか迷っている
まず、生命保険加入にあたって一般的な考え方ですが、生命保険の死亡保障というのは、万が一があった場合「誰が、金銭的にどれくらいリスクがあるか?」平たく言えば「誰がどれだけ金銭的に困るのか?」で、加入するべきものです。◯◯さんに万が一があった場合に「どなたが」「どれくらい」金銭的にお困りになるか?ということですね。
*生命保険が不必要な人
*「万が一の必要保障額」ってどれくらい?
メットライフ生命のUSドル建終身保険
もし、貯蓄を目的にお考えであれば、終身保険はお辞めになった方が良いですね。
終身保険は保障にプラスして「お金を殖やす」という機能が一部ありますが、これはあくまでも死亡保障の付いた「保険」で、「保険」という機能に一部、「運用」という機能が付いているものですから、毎月の保険料から死亡保障としてのコストとしてが差引かれ、残りが貯蓄(運用)に回りますので、払込のほとんどの期間で元本割れします。今後数十年に掛けてこのコストを支払うのはあまりにもムダですよね? 毎月支払う保険料が運用(貯蓄)にダイレクトに運用に回された方が良いのは明らかです。
*メットライフ生命の「米ドル建IS終身保険(低解約返戻金型)ドルスマート」〜30歳男性ランキング1位
マニュライフ生命のこだわり個人年金保険
マニュライフ生命自体を特に問題視することはありませんが、同社の「こだわり個人年金」は、毎月支払う掛金から手数料がかなり差引かれていて、最悪な商品だと私は考えています。最近、同商品のご質問や相談がとても増えています。詳しくはブログを参考にして下さい。
*こりゃヒドイ「マニュライフ生命 こだわり個人年金保険」
アクサ生命のユニット・リンク
「ユニット・リンク」も、死亡保障の付いた「保険」であり、保険以外の何ものでもありません。「保険」という機能に一部、「運用」という機能が付いているものですから、年齢にもよりますが、毎月の保険料の約30%〜40%程度が死亡保障としてのコストとしてが差引かれ、残りの約60〜70%が貯蓄・運用に回ります。ですから、藤ヶ崎さんが老後資金を目的として「お金を殖やしたい」とお考えでしたら、今後数十年に掛けてこのコストを支払うのはあまりにもムダですし、毎月支払う保険料が運用(貯蓄)にダイレクトに運用に回された方が良いですね。
*アクサ生命「ユニット・リンク」の契約理由・第1位【老後資金】・第2位【学資資金】〜それ入っちゃダメです
*”保険は保険・貯蓄は貯蓄” なぜ「ユニット・リンク」や「バリアブルライフ」に加入してはいけないのか?【保険は貯蓄も兼ねません】
◯◯さんが貯蓄を目的として「お金を殖やしたい」とお考えでしたら「海外積立年金」が良いと思います。「海外積立年金」には2種類あり、お申込みに関してはご自身で海外に渡航する必要もなく、パスポートなどのいくつかの必要書類をご準備出来れば申込むことができるので、既に多くの方が海外積立をされています。
1)「変額年金プラン」
ボーナス金利を積立額に応じて1~5%/年必ずもらいながら、世界にある200本ほどあるファンドからポートフォリオを組んで積立投資するものです。ご自身でポートフォリオを組み、運用することもできますが、弊社の推奨するポートフォリオで運用することも可能です。
仮に月々300USD(約33,000円)を積立られる場合、海外積立年金では2%のアロケーションボーナス(固定金利)が積立額に上乗せされ、経過期間ごとにロイヤルティボーナス(お祝金)がもらえます。弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオで積立をする場合には過去7.88%/年の運用ができていますが、仮に「ユニット・リンク」と同じ7%のパフォーマンスで殖やしていった場合、積立最長期間の25年満期時には複利運用やボーナス金利によって以下のようなパフォーマンスシミュレーションとなります。(*1USD=110円)
同じ運用利率でも「変額年金プラン」は積立金額に対して約2.5倍、アクサ生命「ユニット・リンク」では約2倍となり、日本円で約530万円も違ってきます。
・25年積立総額:300USD✕12✕25=90,000USD(約9,900,000円)
・25年後満期想定額(7%運用):228,947.91USD(約25,180,000円)
・上記返戻率:254.4%
<国内の変額商品例:ユニット・リンク(AXA)>
(契約年齢40歳・男性・保険金額約1,178万円)
・25年積立総額:33,000✕12✕25=9,900,000円
・25年後満期想定額(7%運用):19,860,000円
・上記返戻率:200.6%
2)「140%元本確保型年金プラン」
15年後に積立た金額の+40%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。老後資金としてはもちろん、お子さんの教育資金などで活用される方も多くいらっしゃいます。
「140%元本確保型年金プラン」と、日本の似たような商品のマニュライフ生命「こだわり個人年金」の最低保証で比較した場合、日本円で約230万円の差が生じます。
仮に月々300USD(36,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)
・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(5,940,000円)
・15年後満期金:54,000✕140%=75,600USD(8,316,000円:最低保証)
・最低保証返戻率:140%
<国内の最低保証金利商品例:こだわり個人年金(マニュライフ生命)>
(契約年齢40歳・男性)
・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(5,940,000円)
・15年後満期金(最低保証1.5%運用):54,656.01USD(約6,000,000円)
・最低保証返戻率:101.2%
Point
まず、目的は何か?
お金を殖やすのが目的であれば、ゴチャゴチャとした説明や理屈はさておき
どの商品が一番殖えるの?
ってことなんだと思います。
そうすると、答えは簡単に出ますね。
提案されている「こだわり個人年金」「ユニット・リンク」「ドル建て終身」の方が殖えるならそちらにすれば良いですし、海外の商品の方が殖えるならそちらが良いのではないかという至ってシンプルな答えです。
その上で、ご自身でご判断下さい。
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