海外積立で学資準備を。海外積立(元本確保型プラン)

”保険は保険・貯蓄は貯蓄” なぜ「ユニット・リンク」や「バリアブルライフ」に加入してはいけないのか?

公開日: : 最終更新日:2019/03/10 保険商品(死亡), 裏話

皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。

今日は、なぜ「ユニット・リンク」に加入してはいけないのか?をテーマにお話したいと思います。

 

今まで何度となくこのブログでも取り上げ、また最近ご相談やご質問の多い「ユニット・リンク」や「バリブルライフ」

*シリーズ資産形成【最終回】アクサ生命の変額保険「ユニット・リンク」は投資商品?

*8月からファンド規制・ソニー生命の変額終身保険「バリアブルライフ」  

 

何度も言いますが、これ「保険」です。保険以外の何ものでもありません。「保険」という機能に一部、「運用」という機能が付いているものです。ですから、死亡保障のコストが保険料から差引かれ、その残りが運用にまわっています。つまり、毎月支払う保険料が運用(貯蓄)にダイレクトに回っていません。保険ですから年齢が高くなればなるほど、そのコストは大きくなり、そのため、同じ保険料でも年齢の高い人の方が運用にまわる金額は少なくなります。保険として、死亡保障のニーズも合わせて持っていて、今後のインフレにもある程度対応できるような商品ということであれば「ユニット・リンク」などの変額保険という商品選択でも良いと思いますが、老後資金や学資資金として「お金を殖やしたい」というニーズだけであれば余計なコストはなるべく取られすに、運用に回された方が良いのは明らかです。

そしてこの、コストの話をすると、販売するセールスの人は「万が一の時の死亡保障もありますから」と言ってかわしてくるはずです。私も「死亡保障のニーズも合わせて持っている方」には悪い商品ではないと言いましたが、本当に死亡保障が必要な方も実は入っちゃダメです。

何故か?

「運用して殖やしましょう」っていう保険です。つまり「運用して殖えたら解約しちゃう」保険だからです。

そうです、解約すれば死亡保障はなくなるんです。

ですから、このブログでも何度もお話していますが、保険というのは「必要な時に、必要な保障を、必要な分」で、加入して下さい。

死亡保障は死亡保障で、積立は積立でやっておくべきなんですね。

*アクサ生命「ユニット・リンク」の契約理由・第1位【老後資金】・第2位【学資資金】〜それ入っちゃダメです

 

さて、前置きが長くなりましたが、今日はそれを具体的に解説したいと思います。

「ユニット・リンク」 前提

契約年齢・性別・・・・・・・40歳・男性 非喫煙優良体

保険期間・保険料払込期間・・65歳満了

保険料払込方法・・・・・・・口座振替月払

基本保険金額・・・・・・・・1,000万円

月払保険料・・・・・・・・・28,000円

 

40歳男性が65歳まで毎月28,000円の保険料を支払います。

これは保険ですから加入してすぐに死亡保障が得られます。その保険金額が1,000万円です。

40歳〜65歳迄の「ユニット・リンク」総支払保険料:840万円

7%運用で65歳時の解約返戻金:1,685万円

返戻率:200.6%

 

そして、保険セールスはこう言います。

「もし、◯◯さんに万が一のことがあればご遺族に1,000万円が支払われますし、7%で運用できれば65歳の時は解約金が支払った額の2倍になるんです、これを老後資金に充てましょう」

 

保険「定期保険」+貯蓄「海外積立年金」

さて、ここからです。

40歳から65歳まで、1,000万円の定期保険に加入すると月払い保険料が2,920円(チューリッヒ生命/非喫煙優良体)

「ユニット・リンク」の月払保険料から、この定期保険の保険料を引き、その分を貯蓄(積立)にまわすわけです。

28,000円ー2,920円=25,080円(約209USD)を「海外積立年金」で運用をします。(すべて1USD=120JPYとして計算)

40歳〜65歳迄の「定期保険」と「海外積立年金」総支払保険料:約837万円

7%運用で60歳時の積立金額:約1,870万円(155,664.08USD)

トータル返戻率:223.4%

 

多くの方は老後資金や学資資金を日本の生命保険会社の提供する商品で用意しようと、いろいろな会社で比較しますが、ほとんどの場合わずか数%の違いしかありません。1円でも安いスーパーで買い物したい気持ちと一緒です。ところが。。。どうですか?20%以上も違うんです。

だから、同じ7%で運用するなら分けて考えたほうが良いんです。

しかも、もしこの方が65歳までの間にお亡くなりになってしまった場合は【保険金1,000万円+これまでの積立金+運用益】をご遺族は受けとれることになりますから、もし万が一のことがあった場合も、こちらの方が条件が良いわけです。

仮に60歳の時に亡くなった場合だと1,000万円(定期保険)+約1,212万円(海外積立年金)=約2,212万円です。

 

次に、保険金額を3,000万円にしてみます。

「ユニット・リンク」 前提

契約年齢・性別・・・・・・・40歳・男性 非喫煙優良体

保険期間・保険料払込期間・・65歳満了

保険料払込方法・・・・・・・口座振替月払

基本保険金額・・・・・・・・3,000万円

月払保険料・・・・・・・・・84,000円

40歳〜65歳迄の「ユニット・リンク」総支払保険料:2,510万円

7%運用で65歳時の解約返戻金:5,056万円

返戻率:201.4%

 

保険「定期保険」+貯蓄「海外積立年金」

40歳から65歳まで、3,000万円の定期保険に加入すると月払い保険料が8,160円(チューリッヒ生命/非喫煙優良体)

「ユニット・リンク」の月払保険料から、この定期保険の保険料を引き、その分を貯蓄(積立)にまわすわけです。

84,000円ー8,160円=75,840円(約632USD)を「海外積立年金」で運用をします。(すべて1USD=120JPYとして計算)

40歳〜65歳迄の「定期保険」と「海外積立年金」総支払保険料:約2,520万円

7%運用で65歳時の積立金額:約5,980万円(498,370.79USD)

トータル返戻率:237.3%

 

何と、35.9%の差です

そもそも「ユニット・リンク」や「バリブルライフ」では運用先はわずか8種類しか選べず、7%の運用ができるのかどうか?な部分もありますが、「海外積立年金」では世界中の200本以上のファンドから運用先を選ぶことが出来ます。弊社推奨ポートフォリオでは9〜10%くらいの利回りになっていますから、仮に10%の利回りであれば、その差はこれ以上にもっと大きくなります。

保険は保険で必要な期間、必要な分だけなるべく安い保険料で加入し、そこで浮いた分を「貯蓄」にまわした方が良いというのがおわかり頂けましたか?

 

とは言ってもやはり為替の影響が…

必ずこれを言う方がいらっしゃいますね。

そんな方はこちらを参考にして下さい。

日本円だけしか持たないことの方がリスクになりますよ。

*それでも”円”だけを持ち続けますか?【外貨を持ったほうが良い理由】①

*保険にも関係あり!?「9/16 格付会社S&Pが日本国債を”A+”へ格下げ」

ランキング投票(クリック)お願いしますm(__)m

↓↓↓↓↓

にほんブログ村 その他生活ブログ 保険へ

にほんブログ村

関連記事

朝日生命「長期平準定期保険」

こんにちは、K2 Collegeの野村です。今回は、 朝日生命「長期平準定期保険」(法人向け)につい

記事を読む

「米ドル建養老保険」個人契約と法人契約(福利厚生プラン )

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今日は「米ドル建養老保険」につてお話したいと思います。

記事を読む

”老後資金に「ユニット・リンク」”をススメられたらこの質問「ご自身でも入ってますか?ぜひ証券見せて下さい」

皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。今日のテーマは、”老後資金に「ユニット・リンク」”を

記事を読む

「ユニット・リンク」に似てるかな@マニュライフ生命「こだわり変額保険」7月1日発売開始

皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。今日は『マニュライフ生命「こだわり変額保険」7月1日

記事を読む

クイズ「ドルコスト平均法」

皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。今日は「ドルコスト平均法」に関するお話。海外積立年金

記事を読む

「ユニット・リンク」65歳満期と80歳満期ではこんなに違う

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今日はアクサ生命「ユニット・リンク」の65歳満期と80

記事を読む

そもそも「生命保険」って?

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。これから生命保険を語っていく上で、そもそも保険という商

記事を読む

その生命保険、入りすぎていませんか?

皆さんこんにちは、保険アドバイザーの野村です。暑いですね!夏ですね!梅雨ですね!マスクは電車とスーパ

記事を読む

終身保険を”タダ”にする「米国生命保険・設計書」公開

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今日は米国某保険会社の「保険料10年払終身保険・保険料

記事を読む

第一生命「ブライトWay」とは?(入っちゃダメな保険)

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今日は第一生命「ブライトWay」についてお話したいと思

記事を読む

  • リアルタイム無料コンサルティング受付中お申込みはこちら
  • 海外保険無料メルマガ

    最新の海外保険の情報を実際の契約事例を用いて配信します。

      メールアドレスを入力後
      『登録』を押してください。

    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

    • k2-holdings.jpg

      k2-investment.jpg

      k2-assurance.jpg

      k2-partners.jpg

      k2-partners.jpg

      k2-partners.jpg

      goldmember_banner.jpg
      生命保険相談バナー
    PAGE TOP ↑