相談事例:預貯金があまりないので、夫がケガや病気をした時に対応できる保障が必要です
公開日:
:
最終更新日:2017/06/01
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
【質問】
夫の保険を検討中です。生年月日1961年◯月◯日です。
自営業なので今後の事を考えています。
現在はオリックス生命終身保険300万、医療保険で保険料は13,646円です。
他にこくみん共済60歳まで病気1,200万、災害2,400万、交通事故3,000万、入院6,000円で掛金5,400円です。
保険料を抑え就業不能保険に重点をおきたいと考えています。
預貯金があまりないので夫がけがや病気をした時に対応できる保障が必要です。
子どもは1人で社会人、私は契約社員で社会保険厚生年金加入者です 宜しくお願い致します。
【回答】
ではまず、生命保険加入にあたって一般的な考え方ですが、生命保険の死亡保障というのは、万が一があった場合「誰が、金銭的にどれくらいリスクがあるか?」平たく言えば「誰がどれだけ金銭的に困るのか?」で、加入するべきものです。ご主人に万が一があった場合、◯◯さんに万が一があった場合に「どなたが」「どれくらい」金銭的にお困りになるか?ということですね。それがある程度はっきりしませんと、そもそも死亡保障が必要なのか?多いのか?少ないのか?がわからないわけです。生命保険は「必要な保障」に「必要な保障金額」「必要な期間」で加入するのが、一番”ムダ”を少なくする方法です。計算方法は下記を参考にして下さい。
*「万が一の必要保障額」ってどれくらい?
*生命保険が不必要な人
次に、医療保険やがん保険の考え方についてですが、本当にこれらの保障が必要かどうかをご確認下さい。
保険は損得だけのことではありませんので、医療保険やがん保険に加入していたことで“本当に良かった”という方もいらっしゃいますが、ただでさえ、国の制度によって強制的に毎月保険料を支払っているわけですから、これに加えて民間の保険会社の医療保険に加入するのであれば、本当に加入が必要かどうか?日本は高額療養費制度という社会保障制度がありますので、そちらも含めて検討してみて下さい。医療保険やがん保険は保険会社の非常に儲かる商品で、確率論ではありませんが、殆どの方が支払うよりも受取る金額の方が少なくなっています。
*本当に医療保険が必要?@「高額療養費制度」とは
老後資金の必要額も、ザックリで構わないので計算してみて下さい。一言に「老後」と言っても皆さんそれぞれ希望される老後生活は違います。毎月20万円の生活でも良いと考える方もいれば、毎月50万円の生活をお考えの方もいます。その為にはいくら準備しておく必要があるのかがわかります。また、それには今から「何年掛けて、何%で、毎月いくらの金額を」積立てなければいけないのかもわかります。
*「老後」について~その3【老後の必要保障額の考え方】
*「生活設計に関するデータ」〜老後編【生活設計・必要資金・年金】
*つまりは”「いつまで」に「いくら」貯めたいのか?”という発想で考えてみると良い
一般的には保険加入の目的には下記のようなものがあります。
・死亡保障
・医療保障
・老後資金
・学資資金
・3大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)
・介護
・就業不能
・相続対策(相続税納税対策)
◯◯さんに「どのような保険」が「どのくらいの期間」「どれくらいの保障額」が、必要なのか?更に、毎月の保険支払にどれくらい充てられるかなど、状況をもう少し詳しく伺いませんと判断は難しいのですが、頂いたメールでは
保険料を抑え就業不能保険に重点をおきたいと考えています。預貯金があまりないので夫がけがや病気をした時に対応できる保障が必要です。
とのことですね?
しかしながら、私は優先順位としては「老後資金」ではないかと思います。ご存知かと思いますが、特にご主人のような自営業者の方は、お勤めの方に比べても年金額は非常に少ないですから、より自助努力が必要と言われています。また、ブログなどでもよく書いていますが「貯蓄」はすべての万能薬となると考えています。
*「死亡する確率」「老後を迎える確率」「入院する確率」どれを優先して保険をかけるべきか?
*「貯蓄」は全ての”万能薬”
*積立るなら1日でも早いほうが良い
*違い知ってますか?「単利」「複利」とは?
ただし、残念ながら現在の超低金利下の日本では残念ながらお金を殖やすことが出来ませんから、お金を殖やす目的では「海外積立年金」や「海外個人年金」をオススメします。
*2017年4月〜取扱開始『海外個人年金』(無料入門書もできました)
Point
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