相談事例:保険の窓口みたいなとこに学資保険相談に行ったらアクサのユニットリンク1点のみを勧められました。なぜそれ一択なのか疑問です(35歳 会社員)
公開日:
:
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
学資保険の相談をして「ユニット・リンク」をススメられているようです。
最近の「保険あるある」です。
【質問】
35歳 会社員
□家族構成
妻 :34歳
娘:0歳
□年収(税引き前)
3080000円
□預貯金額(含む投資商品)
600万円
□現在加入中の保険
かんぽ生命 5倍型終身保険 新ながいきくんバランス5型 支払い済み
基本保証55歳まで1000万その後200万 入院保証7500円/日額
□保険に加入した理由
祖母の生前贈与
□希望する保障優先順位
1学資資金
2死亡保障
2就業不能
3老後資金
□保険料として支払可能な金額
2〜3万円
□その他
現在祖母が払い込んでくれたかんぽの新ながいきくん通院7500円死亡55まで1000万のみ入ってます。
保険の窓口みたいなとこに学資保険相談に行ったらアクサのユニットリンク1点のみを勧められました。なぜそれ一択なのか疑問で保留しています。学資目的ではどの方法を選べばいいのか教えていただきたいです。
また他に入ってたらいいがん保険なども聞きたいです。
まずは子供の学費を出してあげたいので学資目的の貯蓄をしたいです。就業不能と死亡に関しては月10万の保証で考えてます。
インフレリスクも考えたら学資も老後も資産が増えるように考えたいと思ってます。よろしくお願いします。
【回答】
保険の窓口みたいなとこに学資保険相談に行ったらアクサのユニットリンク1点のみを勧められました。なぜそれ一択なのか疑問で保留しています。学資目的ではどの方法を選べばいいのか教えていただきたいです。
学資資金の準備を目的であれば「ユニット・リンク」には加入すべきではないと考えています。その理由は「ユニット・リンク」という商品は死亡保障の付いた「保険」であり、保険以外の何ものでもないからです。「保険」という機能に一部、「運用」という機能が付いているものですから、年齢にもよりますが、毎月の保険料の約30%〜40%程度が死亡保障としてのコストとしてが差引かれ、残りの約60〜70%が貯蓄・運用に回ります。学資資金や老後資金を目的に「お金を殖やす」ためには、今後数十年に掛けてこのコストを支払うのはあまりにもムダであり、毎月支払う保険料がダイレクトに運用(貯蓄)に回された方が良いですね。詳しくはブログも参考にして下さい。
*アクサ生命「ユニット・リンク」の契約理由・第1位【老後資金】・第2位【学資資金】〜それ入っちゃダメです
*”保険は保険・貯蓄は貯蓄” なぜ「ユニット・リンク」や「バリアブルライフ」に加入してはいけないのか?【保険は貯蓄も兼ねません】
*「ユニット・リンク」の苦情が増えているらしい件(もっと増えるなぁ、きっと)
また他に入ってたらいいがん保険なども聞きたいです。
医療保険やがん保険などの「医療系保険」の考え方についてですが、加入の前に本当にこれらの保障が必要かどうかをご確認下さい。
保険は損得だけのことではありませんので、医療保険やがん保険に加入していたことで“本当に良かった”という方もいらっしゃいますが、日本ではただでさえ、国の制度によって強制的に毎月保険料を支払っているわけですから、これに加えて民間の保険会社の医療保険に加入するのであれば、本当に加入が必要かどうか?日本は高額療養費制度という社会保障制度があり、お勤めの方でしたら会社でさらに福利厚生が充実している場合がありますので、そちらも確認してみて下さい。医療保険やがん保険は保険会社の非常に儲かる商品で、確率論ではありませんが、殆どの方が支払うよりも受取る金額の方が少なくなっています。
*本当に医療保険が必要?@「高額療養費制度」とは
一方で、私はブログなどでもよく書いていますが「貯蓄」は死亡、病気、就業不能、介護、すべての”万能薬”となると考えています。
*「死亡する確率」「老後を迎える確率」「入院する確率」どれを優先して保険をかけるべきか?
*「貯蓄」は全ての”万能薬”
就業不能と死亡に関しては月10万の保証で考えてます。
まず、生命保険加入にあたって一般的な考え方ですが、生命保険の死亡保障というのは、万が一があった場合「誰が、金銭的にどれくらいリスクがあるか?」平たく言えば「誰がどれだけ金銭的に困るのか?」で、加入するべきものです。◯◯さんに万が一があった場合に「どなたが」「どれくらい」金銭的にお困りになるか?ということですね。それがある程度はっきりしませんと、そもそも死亡保障が必要なのか?月額10万円の保障が多いのか?少ないのか?がわからないわけです。生命保険は「必要な保障」に「必要な保障金額」「必要な期間」で加入するのが、一番”ムダ”を少なくする方法です。計算方法は下記を参考にして下さい。
*「万が一の必要保障額」ってどれくらい?
*生命保険が不必要な人
必要保障額の妥当性を考えずに提案するとすれば、保険料の割安感では
*チューリッヒ生命の「収入保障保険プレミアム」〜30歳男性ランキング1位
*ネオファースト生命の収入保障保険「ネオdeしゅうほ」とは?
死亡時だけではなく就業不能状態などでも給付されるような保障範囲の広さでは
*4月2日販売開始〜三井住友あいおい生命の収入保障保険「&LIFE 新総合収入保障保険」「&LIFE 新収入保障保険」
あたりが良いかと思います。
まずは子供の学費を出してあげたいので学資目的の貯蓄をしたいです。
お子さんの学資資金の目的では「海外積立年金」をオススメします。「海外積立年金」には「変額年金プラン」と「元本確保型年金プラン」の2種類がありますが、学資資金に関しては「元本確保型年金プラン」の15年満期プランが良いと思います。
「元本確保型年金プラン」
同プランでは積立期間により3つのタイプがあります。どれも、最低保証されている満期金があるので、将来の確実な資金準備計画ができ、老後資金としてはもちろん、お子さんの教育資金などで活用される方も多くいらっしゃいます。
◯15年満期プラン
15年後に積立た金額の+40%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。
仮に月々300USD(約33,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)
・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(約5,940,000円)
・15年後満期金:54,000✕140%=75,600USD(約8,316,000円:最低保証)
・最低保証返戻率:140%
インフレリスクも考えたら学資も老後も資産が増えるように考えたいと思ってます。
中長期の資産形成において、インフレヘッジをしておくことは非常に大切なことです。特にここ最近の日本経済の環境下でインフレリスクを見落としがちの方が多いのですが、それを考慮されていることはとても良いですね。
*インフレ対応していなければ、あなたの保険は吹き飛びます
*”学資保険は実質元本割れ!?”国立大学授業料「54万円」が16年後「93万円」に【現在の172%、1.7倍】
上記「元本確保型年金プラン」は満期時の返戻率を最低保証しながら米国の株式に連動しますので、特に米国のインフレに対応したプランですが、より世界のインレに対応するようなプランであれば「変額年金プラン」の方が適しています。
「変額年金プラン」
ボーナス金利を積立額に応じて1~5%/年必ずもらいながら、世界にある200本ほどあるファンドからポートフォリオを組んで積立投資するものです。ご自身でポートフォリオを組み、運用することもできますが、弊社の推奨するポートフォリオで運用することも可能です。
仮に月々300USD(約33,000円)を積立られる場合、海外積立年金では2%のアロケーションボーナス(固定金利)が積立額に上乗せされ、経過期間ごとにロイヤルティボーナス(お祝金)がもらえます。弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオで積立をする場合には過去8.73%/年の運用ができているので、これまでのパフォーマンスで殖やしていければ、積立最大年数の25年後満期時には、複利運用やボーナス金利によって、手数料等すべて含め以下のようなパフォーマンスシミュレーションとなります。(*1USD=110円)
・25年積立総額:300USD(約33,000円)✕12✕25=90,000USD(約9,900,000円)
・25年後満期想定額(8%運用):265,593.32USD(約29,215,000円)
・返戻率:295.1%
Point
国内の保険商品のみの選択肢しかない保険屋さんのところへ相談に行けば、おのずと商品は絞られます。
学資資金であればだいたい「ユニット・リンク系」か「外貨建終身系」
それしか売るものないんですからしょうがないんです。
ですから、国内の商品だけで資産形成するのか?海外の商品含めて検討するのか?
そこをハッキリとすることからですね。
わからにことはお気軽にご相談下さい。
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