相談事例:第一生命「5年ごと配当付終身保険・順風人生」見直しについて(36歳 男性)
公開日:
:
最終更新日:2016/02/19
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は相談依頼の方の事例を紹介したいと思います。
【質問】
生命保険の見直しについてです。
現在36歳 妻32歳 子供6カ月 の家族構成です。
今の契約は独身の頃からずっと加入し続けている 第一生命「5年ごと配当付終身保険・順風人生」です。
■保険契約内容
【保険料12,370円(次回更新40歳時20,155円・平成32年)】
(万一への備え)
特約年金 死亡・高度障害の時 年額60万×10年間
一時金 死亡・高度障害の時 1800万円
一生涯保障 100万円
70歳で払い込み満了
⇒これは10年ごと更新をしていって70歳までに死亡・高度障害にならなければそれ以降は100万円しかおりないとういことですよね?
(3大疾病や介護などに備えて)
所定のがん・急性心筋梗塞・脳卒中による所定の状態にならたとき 一時金100万(インカムサポート)
年間100万×10年間
病気・けがにより所定の身体障害状態になられたとき 年金100万×10年間(インカムサポート)
所定の要介護になられたとき 年金100万×10年間
(入院や手術などに備えて)
ケガで入院 1日以上の入院で 10,000円
病気で入院されたとき 10,000円
病気ケガで所定の手術を受けられたとき 入院中20万 入院外5万
といった内容の保険です。
10年ごとの更新で保険料が倍近く上がるので、その年齢になった時に払えなくなる可能性があることに不安を抱いております。
例えば解約したら解約返戻金等あるのでしょうか?
主契約だけ残して、ほかの医療・介護については他の保険に契約することも可能でしょうか?
無知ですいません。
【回答】
加入されているのは日本の多くの生命保険会社の販売していた、定期特約付終身保険ですね。終身保険以外はすべて掛け捨てとなり、70歳以降は100万円の終身保険のみとなります。70歳の時の解約返戻金は70~80万円程度でしょう。
定期特約付終身保険に関しては、私個人の見解ではオススメできる商品ではありません。複数の保険会社を取扱うことのできる乗合代理店であれば、もっとお金のムダににならないような提案がご希望に合わせてプランニングできます(担当者次第でもありますが)
定期特約付終身保険について解説していますので参考にして下さい。
*「定期特約付終身保険」を解約し、新契約を見直すテクニック
おっしゃるように、見直しの方法としては、主契約の終身保険の部分だけを残すという方法もありますが、次回の更新時期から察すると、加入されたのは5年前か15年前くらいですね?
”お宝保険”などと言われるような昭和50~60年代の保険では利率(正しくは予定利率と言います)が5%~6%の時代があり、そのような時期に加入された保険であれば終身保険部分を残すというのは良い方法ですが、加入されている保険の予定利率は既に1.5%前後と低いので、終身保険部分を残すのは得策ではありません。
払済終身保険にするという見直しもありますが、恐らくご相談者さんの現在の解約返戻金は、あっても数万円程度で、払済にするための一定金額が貯まっていないため、払済には出来ないかもしれません。
*保険の見直しはいろいろあります「解約」「減額」「払済」「延長定期」「コンバージョン」
ですから、この保険はできるだけ早くに解約し、改めて必要とされる保険に、必要な分だけ加入されると良いでしょう。例えば、割安で大きな死亡保障を得たいのであれば、収入保障保険が各社から販売されていますので比較してみて下さい。くれぐれも「下取り(転換といいます)」はしないように。
*ご注意ください!!保険の下取り「転換」とは?
医療保険に関しては、(今のところですが)日本は高額療養費制度という社会保障制度もあり、お勤めの方でしたら会社の福利厚生などが充実している場合もありますので、そちらも確認してみると良いでしょう。
*医療保険って必要?「高額療養費制度」とは
ただでさえ、国の制度によって強制的に毎月保険料を支払っているわけですから、更にこれに加えて民間の保険会社の医療保険に加入するのであれば、本当に加入が必要かどうか?今一度検討されてから加入されることをオススメします。
それをふまえ、医療保険に加入するのであれば、保障内容次第では、AIG富士生命の終身医療保険は非常に安いですし、10月2日にリニューアルされるオリックス生命の「新CURE」もバランスが良いものだと思います。また、メットライフ生命の「リターンズ」や東京海上あんしん生命の「メディカルキットR」では給付金などで使わなかった分の保険料が全額戻ってくるようなタイプもあります。
*AIG富士生命の終身医療保険「さいふにやさしい医療保険」〜30歳女性ランキング1位
*10月2日リニューアル〜オリックス生命 医療保険「新CURE」
いずれにしましても、ご相談者さんは小さなお子さんがいらっしゃるようですので、この保険は早めに解約し、死亡保障に関しては割安で大きな保障の得られる「収入保障保険」などで用意、お子さんの学資資金や、ご自身の老後資金を早い時期から「海外積立年金」で準備されることをオススメします。
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