相談事例:会社員の傍ら不動産所有法人も設立。 最終的には子供たちに資産を残してあげることが最大の目的です(38歳 男性)
公開日:
:
最終更新日:2018/03/27
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
最近、不動産所有法人を設立した会社員の方からのご相談です。
(ご質問者からの質問はこちらで修正していませんので、誤字脱字もそのまま表記しています)
【質問】
□ご年齢
38 歳
□家族構成
配偶者 有
子ども 3 人
□職業
会社員
□現在加入中の保険(保険会社名、種類、商品名など)
楽天証券 死亡保険 2000万掛け捨て
アクサダイレクト 死亡保険 4000万掛け捨て
チューリッヒ がん保険
セコム損保 がん保険
ソニー生命 学資保険2本(年間20万積み立て)
□保険に加入した理由
死亡後の資金確保
□希望する保障
死亡保障,老後資金,学資資金,相続対策(相続税納税対策)
□喫煙の有無
無
□過去5年以内の入院歴
無
□現在投薬中の薬
有
□海外の生命保険も対象とするか?
対象に入れる
□その他
現在会社員の傍ら、不動産所有法人も設立したところです。
最終的には子供たちに資産を残してあげることが最大の目的です。
【回答】
ではまず、ご加入中の保険に関して簡単にアドバイス致します。
楽天証券 死亡保険 2000万掛け捨て
加入した時期(年齢)保障期間によっては、同じ内容でも保険料を安く出来るかもしれませんので見直しをされた方が良いと思います。とは言いましても服薬されているお薬があるようなので、どのようなものであるかにもよります。現在のご契約内容、お薬(病名)などをお知らせ頂ければより具体的にアドバイスを致します。
アクサダイレクト 死亡保険 4000万掛け捨て
上記同様です。
チューリッヒ がん保険
保障内容の詳細はわかりませんが、同社のがん保険は良いと思います。
ただし、法人を設立されたのであれば、現在の個人契約での支払を法人契約で10年払い(全額損金)にして、払込終了後以降は契約を個人へ名義変更すれば、個人での支出を無くし、且つ個人の保険にすることも出来ます。一般的には法人設立から間もないと、どれくらいの利益が見込まれるのかがわかりにくい面もあるかもしれませんが、不動産所有法人でしたら既にある程度の売上・利益を見込まれていらっしゃるかと思いますので、法人契約も一度検討されると良いと思います
*一生涯の医療保険を”タダ同然”で手に入れる方法@法人プラン
セコム損保 がん保険
こちらは実損填補型のがん保険ですね。保障としては良いと思いますが、更新毎に保険料が上がってしまう点が少しマイナスポイントです。
*自由診療でも自己負担0円!?セコム損保のがん保険「自由診療保険メディコム」とは?
また、チューリッヒ生命と重複して「がん保険」に加入されていますが、何か特別な理由などありますか?詳しい背景はわかりませんが、がん保険はどちらか一方にして、その分の一方は医療保険にされた方が良いかと私なら考えます。
上記でも説明の通り、医療保険も法人契約で10年払い(全額損金)にして、払込終了後以降は契約を個人へ名義変更することが出来ますので、法人設立を機に改めて検討されてはいかがでしょうか?
ソニー生命 学資保険2本(年間20万積み立て)
学資保険と言えばソニー生命と言うくらい、同社の学資保険は他社と比較した場合に利回りが最も良く、私もかつては多く販売しましたが、ここ数年に関してはソニー生命に限らず、日本で販売されている学資保険には加入しない方が良いと考えていますので、加入されている保険証券など拝見できればより具体的にアドバイスを致します。
*”学資保険は実質元本割れ!?”国立大学授業料「54万円」が16年後「93万円」に【現在の172%、1.7倍】
または
【 加入から満期までの支払保険料総額 ÷ 満期金額(進学給付金含) = 満期時総返戻率 】
【 加入から現在までの支払保険料総額 ÷ (現在までの給付金受取額+解約返戻金額) = 現在の総返戻率 】
上記で2つの返戻率を計算しお知らせ下さい。
この数字によって、そのまま継続された方が良いのか、解約して他の方法で積立た方が良いのかなど、アドバイスをさせて頂きます。
次に、ご相談へのアドバイスです。
現在会社員の傍ら、不動産所有法人も設立したところです。
先程も触れましたが、医療保険やがん保険は全額損金で加入ができる法人契約も検討されると良いかと思います。
また、不動産管理会社などの場合、節税(税の繰延べ)をしながら、所有不動産の修繕時期にピークを合わせるように全額損金の保険に加入することも有効な手段ですので、合わせて検討されてはいかがかと思います。
*”単純返戻率95%!!”驚愕の全損保険「ネオdeきぎょう」3月12日(本日)販売開始
*全額損金の保険はまだまだあります(経営者向け)
最終的には子供たちに資産を残してあげることが最大の目的です。
例えば以下のような方法がありますね。
1)現在の資産を殖やして遺す
例えば、日本ではほとんど金利の付かない現在、銀行でそのままになっている現金などであれば、金利の付くもので運用すれば良いと思いますが、どのくらいの期間預入れておけるのか?リスクはどの程度取ることが出来るのか?どれくらいのリターンを希望されるのか?などでご提案するものが変わってきます。
2)これから積立てを始めて殖やして遺す
毎月一定金額を積立ててお金を殖やすには日本の保険商品ではほとんど殖やすことが出来ませんから「海外積立年金」などが適しています。これも、ある程度リスクを取って積極的な運用をするものと、10年後、20年後に確実に何%以上、といった安定的な運用をするものがあります。
3)生命保険を使って遺す
一言に生命保険と言っても様々で、「一括で支払うもの」「何年かに掛けて支払うもの」や、ご自身では一切解約などは考えておらず、とにかく亡くなった時に最大限に大きな保障で遺すもの、ご自身でも生存中に現金化し利用する可能性がある場合など、いろいろな種類がありますがいずれにしましても、日本生命保険商品よりも海外の商品の方がより多く、お子さんに遺せると思います。
◯◯さんの状況をもう少しお聞かせ頂ければ、ご希望に沿う提案が出来るかと思いますのでご連絡下さい。
よろしくお願いします。
Point
法人をお持ちの方は、法人契約、個人契約のそれぞれの良いスキームを利用してプランニングすることが可能です。特に「保険の損金」という概念は日本特有のものですので、使えるメリットは十分に使うとより効果的です。日本と海外の保険の”いいどこ取り”して、効率よく資産形成をしていきましょう。
もし不安な点やわからないことがあれば、お気軽にご質問下さい。
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