相談事例:子供も小さいので+5,000万程の死亡保障を検討、返戻率・経費割合も気になります(49歳 会社経営)
公開日:
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保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
小学生のお子さんがいる経営者の方からです。
これまでずっと”お付き合い”で保険を掛けられてきたようです。
【質問】
□家族構成
本人:49歳(会社代表)
妻:45歳
長女:10歳
次女:8歳
□現在加入中の保険
がん保険:まごころ生命
定期保険:まごころ生命
□保険に加入した理由
知人の紹介
□その他、人生においてどのようなことを目標としているか、何が不安か、などあればなんでもお聞かせください。
現在中小企業の代表です。定期保険(死亡保障2400万)加入を15年程前にしていますが、子供もまだ小さいので +5000万程の死亡保障の保険を検討しています。ピーク年齢の返戻、経費割合も気になります。
他、妻は現在、少額の医療共済保険に加入している位なので、がん保険を検討中です。併せて情報を教えて頂けましたら幸いです。
今迄、保険等は、お付き合い等、人任せでしたので、勉強不足で、説明も不十分かと思いますがよろしくお願い致します。
【回答】
現在中小企業の代表です。定期保険(死亡保障2400万)加入を15年程前にしていますが、子供もまだ小さいので +5000万程の死亡保障の保険を検討しています。ピーク年齢の返戻、経費割合も気になります。
経費割合について書かれていますので、現在加入中の保険は法人でのご契約でしょうか?また、検討されているのも法人契約ですね?
死亡保険金の受取人を法人とする契約では「法人で掛けている保険金=遺族がもらえる保険金」と考えている中小企業のオーナーの方も多いのですが、厳密には違います。役員退職規定に則ることはもちろん、法人の規模(従業員数など)、社長が亡くなった後に法人を解散するのかそのまま誰かが事業を継承するのか、法人の借入金など様々な状況によって、かならずしも法人で受取った保険金すべてを遺族が手にできるわけではありません(詳しくは顧問の税理士さんにご確認下さい)ですから、確実に遺族へ保険金を遺すためには、個人契約で加入するのが一般的には良いとされ、もし個人契約で死亡保障を準備するのであれば「収入保障保険」で準備するのが良いと思います。
*「収入保障保険」とは?
死亡保障5,000万円から逓減していく収入保障保険であれば、49歳の非喫煙健康体の方でしたら、チューリッヒ生命の収入保障保険(65歳満了:次女24歳)では月払保険料約1万円程度で加入することができます。
法人契約で、万が一の場合は死亡保障、生存時は解約返戻金を利用した退職金準備としての保険は
・長期定期保険(半損)
・逓増定期保険(半損、1/3損金、1/4損金)
・生活障害保険(全損)
などが、節税効果のある代表的なものです。どのくらいの損金を作りたいのか、どのあたりの年度で解約返戻金のピークをもってきたいのかなどによって、商品選定が変わってきます。
*法人の役員退職金プランでよく使われる「長期平準定期保険」とは?
*法人向け商品「逓増定期保険」とは?
*法人向け全額損金の商品ならこれ〜AIG富士生命「生活障がい定期保険」2016年3月発売
他、妻は現在、少額の医療共済保険に加入している位なので、がん保険を検討中です。併せて情報を教えて頂けましたら幸いです
医療保険やがん保険などの医療系の保険についての考え方についてですが、本当に加入が必要かどうか?日本は高額療養費制度という社会保障制度があり、保険は損得だけのことではありませんので、医療保険やがん保険に加入していたことで“本当に良かった”という方もいらっしゃいますが、ただでさえ、国の制度によって強制的に毎月保険料を支払っているわけですから、これに加えて民間の保険会社の医療保険に加入するのであれば、それらも踏まえて検討して下さい。医療保険やがん保険は保険会社の非常に儲かる商品で、確率論ではありませんが、殆どの方が支払うよりも受取る金額の方が少なくなっています。特に、◯◯さんはある程度の預貯金もあるようですから、それほど大きな医療保障は必要ないと考えられます。
*医療保険って必要?「高額療養費制度」とは?
*「死亡する確率」「老後を迎える確率」「入院する確率」どれを優先して保険をかけるべきか?
*「貯蓄」は全ての”万能薬”
その上で、加入を検討されるのであれば、共済はある時期から保障額が減り、さらに一生涯の保障ではありませんので、法人を利用した終身医療保険の契約が良いと思います。
*一生涯の医療保険を”タダ同然”で手に入れる方法
今迄、保険等は、お付き合い等、人任せでしたので、
自営業者の方はサラリーマンのように厚生年金がありませんから、より自助努力が必要と言われているのはご存知かと思いますので、それらも踏まえ今後の資産形成をされてはと思います。現在加入されている保険の見直しや、お持ちの預貯金に関しても金利を付けて殖やしていかれてはいかがでようか?こちらに関しましては『オフショア投資入門書(マニュアル)』を参考にして下さい。
また、毎月一定金額を積立てる「海外積立年金」も、老後準備などにはオススメです。
「海外積立年金」には2種類あります。
1)「変額年金プラン」
ボーナス金利を積立額に応じて1~5%/年必ずもらいながら、世界にある200本ほどあるファンドからポートフォリオを組んで積立投資するものです。ご自身でポートフォリオを組み、運用することもできますが、弊社の推奨するポートフォリオで運用することも可能です。
仮に月々300USD(約36,000円)を積立られる場合、海外積立年金では2%のアロケーションボーナス(固定金利)が積立額に上乗せされ、経過期間ごとにロイヤルティボーナス(お祝金)がもらえます。弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオで積立をする場合には過去7.88%/年の運用ができていますが、仮に「ユニット・リンク」と同じ7%のパフォーマンスで殖やしていった場合、積立最長期間の25年満期時には複利運用やボーナス金利によって以下のようなパフォーマンスシミュレーションとなります。(*1USD=120円)
同じ運用利率でも「変額年金プラン」は積立金額に対して満期金は約2.5倍、アクサ生命「ユニット・リンク」では約2倍となり、日本円で約500万円も違ってきます。
・25年積立総額:300USD✕12✕25=90,000USD(約10,800,000円)
・25年後満期想定額(8%運用):265,593.32USD(約31,870,000円)
・上記返戻率:295.1%
<国内の商品例:ユニット・リンク(AXA)>
(契約年齢35歳・男性・保険金額約1,318万円)
・25年積立総額:36,000✕12✕25=10,800,000円
・25年後満期想定額(7%運用):2,205,000円
・上記返戻率:204.2%
2)「140%元本確保型年金プラン」
15年後に積立た金額の+40%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。老後資金としてはもちろん、お子さんの教育資金などで活用される方も多くいらっしゃいます。
こちらも「140%元本確保型年金プラン」とマニュライフ生命「こだわり個人年金」の最低保証で比較した場合、日本円で約200万円の差が生じます。
仮に月々300USD(約36,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=120円)
・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(約6,480,000円)
・15年後満期金:54,000✕140%=75,600USD(約9,072,000円:最低保証)
・最低保証返戻率:140%
<国内の商品例:こだわり個人年金(マニュライフ生命)>(*1USD=120円)
(契約年齢40歳・男性)
・15年積立総額:36,000✕12✕25=6,480,000円
・15年後満期金(最低保証1.5%運用):58,107.95USD(約6,973,000円)
・最低保証返戻率:107.6%
保証のタイプが異なりますが、いずれにせよ日本の年金保険よりもかなり良い数字となっています。お申込みに関してはご自身で海外に渡航する必要もなく、パスポートなどのいくつかの必要書類をご準備出来れば申込むことが出来ます。
Point
ご相談頂いたのは経営者の方ですが、今回の方のように「お付き合い」で保険を続けられている方は多いですね?
かつての日本人の「義理・人情」はとても奥ゆかしい文化ではありますが、
でも・・・
”マイホームに次ぐ高い買い物”と言われる「保険」をお付き合いで人任せにする時代ではありません。
大切な資産はご自身で築いていきましょうね。
ご相談があればいつでもお問合せ下さい。
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