相談事例:子ども1人(2歳)のシングルマザーの保険を教えてください(40代前半 女性)
公開日:
:
最終更新日:2017/01/03
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
小さなお子さんのいるシングルマザーからです。
応援します、シングルマザー!!
【質問】
子ども1人(2歳)のシングルマザーの保険を教えてください。
今は子どもと自分共済と自分の医療&がん保険に入っています。
万一のために終身を考えましたが、保険料は高すぎるので定期か収入保障を考えました。収入保障は一括でもらうと損と聞いたので安いとは思うのですがためらっています。(組み合わせで支払いをしてもらうにしても微妙??)
学資は夫にとられてしまったのでまた考えないといけなくなりました。
【回答】
シングルマザーのための保険という考え方はありません。
まず、生命保険加入にあたっての一般的な考え方ですが、生命保険の死亡保障というのは、万が一があった場合「誰が、金銭的にどれくらいリスクがあるか?」平たく言えば「誰がどれだけ金銭的に困るのか?」で、加入するべきものです。◯◯さんに万が一があった場合に「どなたが」「どれくらい」金銭的にお困りになるか?ということですね。生命保険は「必要な保障」に「必要な保障金額」「必要な期間」で加入するのが、一番”ムダ”を少なくする方法です。必要保障額の考え方はについてはブログで書いていますの参考にして下さい。頂いた情報だけでは何とも言えませんが、現時点では3,000万円くらいは必要ではないかと思います
*生命保険が不必要な人
*相談事例:シングルで子育てをするのに、保険の選び方がよくわからなくなっております
*相談事例:シングルマザーなので、私に何かあった時でも娘には最低限の生活はさせたいと思い(女性 38歳 会社員)
次に医療保険や、がん保険などの医療系の保険についての考え方についてですが、本当に加入が必要かどうか?日本は高額療養費制度という社会保障制度があり、保険は損得だけのことではありませんので、医療保険やがん保険に加入していたことで“本当に良かった”という方もいらっしゃいますが、ただでさえ、国の制度によって強制的に毎月保険料を支払っているわけですから、これに加えて民間の保険会社の医療保険に加入するのであれば、それらも踏まえて検討して下さい。医療保険やがん保険は保険会社の非常に儲かる商品で、確率論ではありませんが、殆どの方が支払うよりも受取る金額の方が少なくなっています。
*医療保険って必要?「高額療養費制度」とは?
万一のために終身を考えましたが、保険料は高すぎるので定期か収入保障を考えました。
現在、日本の保険会社で販売されている終身保険や学資保険、個人年金保険など貯蓄性のある保険は史上最低の利回り(正確には予定利率と言います)の保険で、長い期間を超低金利の利率で縛られた上に、途中で見直そうと思っても支払中のほとんどの期間で元本割れです。終身保険などの商品が貯蓄を兼ねていたのは20〜30年ほど前の頃の話で、終身保険の保険料が高いという理由ではなく、今のこのような時代に終身保険に加入すべきではないと考えています。
もし、死亡保障を用意するのであれば「収入保障保険」や「定期保険」などで準備し「保障は保障」「貯蓄は貯蓄」で分け、「必要な保障額」を「必要な期間」加入するのが良い方法です。
*インフレ対応していなければ、あなたの保険は吹き飛びます
収入保障は一括でもらうと損と聞いたので安いとは思うのですがためらっています。(組み合わせで支払いをしてもらうにしても微妙??)
「一括でももらうと損」というのは「死亡保険金を一括で受取るのが損」という意味でしょうか?もし、その意味でしたら「損」というのは多少違和感があります。収入保障保険の保険金受取は、「月払」で受取る方法と「一括」で受取る方法や、当初は「月払」でもらい、途中で「一括」で受取ることもできます。これは遺族のニーズによって選べるものです。毎月お給料のように受取れる方が良い場合と、諸々お金が入り用で一括で受取りたい場合、どちらでも対応ができるようになっています。もちろん「一括」で受け取ったほうが「月払」で受取るよりも受取総額は少なくなりますから、それを「損」と言えば「損」かもしれませんね。より多くもらいたいのであれば「月払」で受取り続ければ良いだけのことです。
*「収入保障保険」とは?
学資は夫にとられてしまったのでまた考えないといけなくなりました。
死亡保障は保険料の割安な収入保障保険などで用意し、「保険は保険」「貯蓄は貯蓄」で、老後準備や学資資金などの”お金を殖やす”という目的とは分けてることでムダを省き、効率よく殖やしていくことが出来ます。
ただし、ご存知の通り日本は超低金利の時代ですから、日本で販売されている商品では「円建」はもちろん、「外貨建」でも保険会社の取るコストが非常に高いので、ほとんど殖やすことは期待できません。「よりお金を殖やす」には「海外積立年金」をオススメします。こちらに関しては「お子さんのための貯蓄」はもちろん、「ご自身の老後資金」としてもお考え頂けます。
「海外積立年金」は2種類あります。
1)「変額年金プラン」
ボーナス金利を積立額に応じて1~5%/年必ずもらいながら、世界にある200本ほどあるファンドからポートフォリオを組んで積立投資するものです。ご自身でポートフォリオを組み、運用することもできますが、弊社の推奨するポートフォリオで運用することも可能です。
仮に月々300USD(約30,000円)を積立られる場合、海外積立年金ではボーナス金利(固定金利)2%が満期まで必ずついてきます。弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオで積立をする場合には過去8.07%/年の運用ができているので、これまでのパフォーマンスで殖やしていければ、積立最大年数の25年後満期時には、複利運用やボーナス金利によって以下のようなパフォーマンスシミュレーションとなります。(*1USD=100円)
保証のタイプが異なりますが、いずれにせよ日本の保険よりもかなり良い数字となっています。また、お申込みの際は◯◯さんご自身は海外に渡航する必要もなく、パスポートなどのいくつかの必要書類をご準備出来れば申し込むことが出来ます。
Point
シングルマザーの方からのお問合わせも多く頂いていますが、ほとんどの方が「どの保険に入ったら良いかわからない」という内容。
出発点が『入るのありき』からです。
でもね、、、
まず、本当に入ることが必要かどうかから考えていきましょう。
皆さんもお気軽にご相談下さい。
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