相談事例:プルデンシャル生命のリタイヤメントインカムに加入中。あまり考えずに加入してしまったと後悔している(28歳 男性 会社員)
公開日:
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最終更新日:2018/01/30
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
「何となく」「ススメられて」保険に加入してしまった方が多くいらっしゃいますが、マイホームにも匹敵するような買い物を「何となく」「ススメられて」購入してはいけませんね。
早急に見直しましょう。
【質問】
28歳の会社員です。約1年前から友人の勧めでプルデンシャル生命のリタイヤメントインカムに加入。現在月々約250ドル2本立て、死亡保障付で支払っている。その時は話を聞き利回りもいいし、老後のことも考え、とても良いと思いその金額で加入したが、あまり考えずに加入してしまったと後悔している。問題としては仕事の関係で月々の金額を支払い続けることが難しくなったこと。正直すぐにでも解約してしまいたいが、解約ではこの1年間支払ったものが全く無駄になってしまうので、払い済みにしようかと考えている。ただ1年での払い済みではほとんど返ってくる金額が支払ったものよりマイナスになってしまうということで、どのようにすれば話をまとめられるかを悩んでいる。
【回答】
プルデンシャル生命のリタイヤメントインカムに加入。現在月々約250ドル2本立て、死亡保障付で支払っている
リタイアメント・インカムについてはブログで解説していますので参考にして下さい。
*プルデンシャル生命とジブラルタ生命の「リタイアメント・インカム」とは?
各設定条件で試算内容は変わりますが、仮定としてザックリ試算しますと
・加入条件:27歳 男性
・払込期間:60歳
・月払保険料:250USD
・死亡保険金:65,000USD
・満期保険金:129,000USD
・20年確定年金月額:650USD
・確定年金受取総額:650✕12✕20=156,000USD
このような契約が2本、またはそれれぞれ何か少し条件を変えて契約されたのだと思います。
解約ではこの1年間支払ったものが全く無駄になってしまうので、払い済みにしようかと考えている。ただ1年での払い済みではほとんど返ってくる金額が支払ったものよりマイナスになってしまうということで、どのようにすれば話をまとめられるかを悩んでいる。
おっしゃる通り、上記のような条件で契約していれば、1年目の解約返戻金はゼロだと思いますが、2年目には解約返戻金が発生します(あくまでも、上記例の場合)その際の返戻率(解約返戻金÷総支払保険料)は40%程度です。
また、「払済」という方法は、その時の解約返戻金をも元に再計算され「払済」にしますので、解約返戻金がゼロの状況はもちろん、解約返戻金があったとしても、ある一定以上の金額になっていないと「払済」にはできません。上記契約例であれば最低でも5年間支払わないと「払済」に出来ません。
*保険の見直しはいろいろあります「解約」「減額」「払済」「延長定期」「コンバージョン」
これらの情報は設計書にも記載があるはずですから、そちらも確認してみて下さい。また、プルデンシャルの担当の方にお聞きになるか、聞きにくいようでしたらカスタマーサービスに問い合わせると、正確な答えが得られます。
では、詳細な情報がない前提でアドバイス致します。
見直し方法は2つ
1)すぐに解約
まず、1年目で解約したほうが良いか、解約返戻金の生じる2年目で解約したほうが良いのかを上記契約例で計算します。
・1年間の支払総額:約3,000USD(250✕12✕1)✕2契約=総額約6,000USD
・解約返戻金:ゼロ
・マイナス額:約6,000USD
・2年間の支払総額:約6,000USD(250✕12✕2)✕2契約=総額約12,000USD
・解約返戻金:約2,500USD✕2=5,000USD
・マイナス額:約7,000USD(12,000-5,000)
このように解約返戻金が生じる2年目の方がマイナス額としては大きくなりますから、解約するのであれば早いほうが損失は小さくなります。
単純な計算ですから、ご自身の契約でも同様の計算をしてみて下さい。恐らく同じ答えになるかと思います。
ただし解約の場合、契約から2年以内の解約は保険セールスはペナルティが大きいのでそれなりの「抵抗」はあるでしょう。
2)減額
単純に現在の保障額を半分にすれば、保険料も半分になります。「減額」も最低限の金額がありますのでどれくらい少なく出来るかはわかりませんが、現在の半分くらいには「減額」できると思います。これも正しい答えは担当の方か、カスタマーサービスに問い合わせると良いでしょう。
「お金を殖やす」目的において、◯◯さんのご年齢から長期複利運用することは資産形成ではとても有利なことです。時間は最大の武器です。
*違い知ってますか?「単利」「複利」とは?
*積立るなら1日でも早いほうが良い
「海外積立年金」は最低100USDから始められますから、◯◯さんのニーズにも合っていると思いますので参考にして下さい。
「海外積立年金」には次の2種類があります。
1)「変額年金プラン」
月々100USD(約12,000円)を弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオ(過去10.2%/年の運用)のパフォーマンスで殖やしていけた場合、積立最大年数の25年後満期、10年満期では、複利運用やボーナス金利によって以下のようになり、この数字は手数料などすべて含まれています。(*1USD=120円)
・25年積立総額:100USD(約12,000円)✕12✕25年=30,000USD(約3,600,000円)
・25年後満期想定額(10%運用):111,694.53USD(約13,400,000円)
・上記返戻率:372.3%
・10年積立総額:100USD(約12,000円)✕12✕10=12,000USD(約1,440,000円)
・10年後満期想定額(10%運用):18,146.45USD(約2,178,000円)
・上記返戻率:151.2%
2)「140%元本確保型年金プラン」
15年後に積立た金額の+40%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。
ご自身の老後資金としても、お子さんの学資資金などとしても利用ができます。(*1USD=120円)
・積立総額:200USD✕12✕15年=36,000USD(約4,320,000円)
・満期金富嶽:36,000✕140%=50,400USD(約:6,048,000円:最低保証)
・最低保証返戻率:140%
*変額年金プラン:100USD
*140%元本確保型年金プラン:200USD
が、毎月の最低の積立金額になります。
Point
この方もそうですが「何となく」「ススメられて」保険に加入してしまった方が多くいらっしゃいますが、皆さんはどうですか?
心当たりのある方は”きちんと”見直しをしましょう。早ければ早いほうが良いですよ。
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