「標準利率0%」ついに保険も@生保、円建て貯蓄型休止も 明治安田など運用難で〈日経新聞 10月8日 〉
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は『「標準利率0%」ついに保険も@生保、円建て貯蓄型休止も 明治安田など運用難で〈日経新聞 10月8日 〉』についてお話したいと思います。
まずはこちら、10月8日付けの日本経済新聞です。
ということで、知らない方も多いかもしれないので、まずは言葉の整理。
標準利率
金融庁が各保険会社に対して設定している運用利回りのこと。
基本的には、10年物国債の過去3年の応募者利回りを基準に決められ、一時払いの年金、養老、終身という長期で貯蓄性の高い保険は20年物国際の利回りも踏まえて決められています。
予定利率
保険会社が契約者に対して約束する運用利回りのこと。
各保険会社は「標準利率」を指標に予定利率を決めています。
というわけで、「標準利率」は、ほぼイコール「予定利率」になります。
2016年2月のマイナス金利導入後、同年4月に標準利率は0.25%まで下がり、保険会社各社の予定利率も0.25%となりました。
このブログを初めて以来、ず〜〜っと
史上最低の利率
と言ってきましたが、ついにきましたね、
0%
0.25%の時ですら、円建ての終身保険や学資保険、個人年金といった貯蓄性のある商品を、契約しちゃダメと言っていましたが、ついに0%です。その理由は、契約期間にもよりますが、保険契約の多くは15年~30年といった長期で、その期間を超低金利の利率で縛られた上に、途中で見直そうと思っても支払中のほとんどの期間で元本割れ。こんな低い利率の契約に長期間縛られるんですから、銀行の預金商品よりも恐ろしいことになるんです。
*インフレ対応していなければ、あなたの保険は吹き飛びます
それでも、販売している商品があったのですから、契約してしまった方はいるかもしれません。ところが、今回の0%の引き下げにより、販売停止にするものが多くなりそうですから、それはそれで良かったと思っています。
では、どうすればいいか?
円建商品の場合、
保障は保障
貯蓄は貯蓄
それぞれ分けて考えて下さい
保障に関しては、収入保障保険や無解約返戻金の定期保険など、割安で大きな保障が得られるな掛け捨ての商品を使い、必要な期間、必要な金額で加入して下さい。
*「万が一の必要保障額」ってどれくらい?
そして、老後資金や学資資金としての運用(積立)は保障などの余計なコストなど引かれずに、積立てた金額ができるだけダイレクトに運用にまわる商品を選びましょう。もちろん金利が付いて殖やすことの出来る商品であることをオススメします。そんなニーズに「海外積立年金」は非常にマッチしている商品のひとつです。
ドル建商品の場合では、日本の多くの保険会社でもドル建終身保険が販売されていますので、「保障」「貯蓄」を一度に賄うことができますが、同じドル建であれば「海外終身保険」も合わせて比較してみると良いでしょう。
日本のドル建終身保険では、ジブラルタ生命やソニー生命など、死亡時だけではなく介護や三大疾病なども保障したり、マニュライフ生命では払込期間中に三大疾病になると、払込が免除された上で解約返戻金が大きく立ち上がるような、海外にはないユニークな仕組みのものもありますが、こと保障に対する保険料のバランス、解約返戻金の殖え方に関しては日本よりも優位となっていますから、それぞれのニーズに合うものを選択して下さい。
*4月1日販売開始〜ジブラルタ生命「米国ドル建介護保障付終身保険(低解約返戻金型)」とは?
*8月1日販売開始〜マニュライフ生命「こだわり外貨終身」
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