なるほど、、、「確定拠出年金」の運用で定期預金や保険を選んでしまう理由
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。
今日は『「確定拠出年金」の運用で定期預金や保険を選んでしまう理由』についてお話したいと思います。
3月19日付け「ダイヤモンド ON LINE」からです。
ということで、、、なるほどね
「選ばない」のではなく「選べない」
確かに、そうですね。
私も「変額系」の商品や「確定拠出年金」などのアドバイスや販売をしてきましたが、まさにその通りの印象です。
日本人の多くは運用に関しての知識、というかそもそも金融全般にわたって知識が乏しいというデータからも、「選ばない」のではなく「選べない」という結論は腑に落ちます。
*日本人の「金融リテラシー」
参考までに確定拠出年金に加入している人のポートフォリオについてですが、企業が負担している確定拠出年金加入者であれば「税効果」がなく、元本保証の商品を選んでもほとんど”ウマミ”がありませんから、世界の株式に連動するような商品でポートフォリオにするのが良いと思います。中長期にみればそれほど大きな損失はないと思いますし、おおよそ殖やせているはずです。これは確定拠出年金だけでなく、保険会社の提供している変額系の商品でも同じです。非常に良い例が、ソニー生命の「変額終身保険(バリアブルライフ)」や「変額個人年金保険」で、世界株100%のポートフォリオで運用している人の多くは、順調に資産を殖やしています。
*8月からファンド規制・ソニー生命の変額終身保険「バリアブルライフ」
一方で、「選択制確定拠出年金」で加入している方であれば、掛金の全額が所得から控除されますので、元本保証商品でも十分に”ウマミ”があります。その節税効果は絶大です。ですから、選択制の加入者の場合は「元本保証商品でも十分です」と積極的にアドバイスしています。ほとんどノーリスクでありながら、その返戻率は海外の商品ですら上回るケースが多くあります。詳しい比較に関してはブログを参考にして下さい。
*「選択制確定拠出年金」の驚くべき利回り【40歳のケース】
そして、これは運用商品だけのことではなく、人は選択肢が多過ぎると「選べない」ので「選ばない」という点。これは何かを販売する側の人間は意識しておたほうが良いですね。私も保険に関するアドバイスをする際、特に日本だけでなく海外も含めて多くの選択肢を持っていますから、相手のニーズがわからないとどうしてもその数は多くなります。しかし、聞き込みができればできるほど選択肢の少ない提案・アドバイスが可能なので、できるだけ3〜5つ以内にするように意識して相手のニーズをヒアリングしています。
特に難しいことを考えることもなく「預貯金」で、ただ放っておいてもお金が殖えていたのは、もう数十年も前の話。今は「自己責任による投資・運用」を、国を挙げて推奨している時代です。
*金融庁発表の金融レポート『貯蓄から資産形成へ』
皆さんが、例えば数十〜数百の中から選択するのは確かに無理がありますが、少なくとも3〜5つ(またはそれ以下)くらいの選択肢の中からご自身で選ぶことは、特にこの超低金利でお金の殖えない日本では身につけておくべきものです。
その意味においても『どのアドバイザーと付き合っていくのか』を同時に、見極めなければいけませんね。
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