どっちが得?「手取りの収入から海外積立年金でお金を殖やす」「収入を減らし、全額損金の保険を使ってお金を殖やす」
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は、『どっちが得?「手取りの収入から海外積立年金でお金を殖やす」「収入を減らし、全額損金の保険を使ってお金を殖やす」』についてお話します。
*以下の設定は、流れをおおまかに理解して頂くためのもので、わかりやすくするためにすべてザックリとさせています。
設定)40歳で起業し、現在50歳の社長さん。年収は5,000万円。
手取りの収入から海外積立年金でお金を殖やす場合
5,000万円から半分税金を取られ、手取りは2,500万円。
そのうち500万円を海外積立年金の「140%元本確保型年金プラン」で15年間積立たとします。
手取りの2,500万円から500万円は積立てに回したので、手残りは2,000万円。
「140%元本確保型年金プラン」
15年後に積立た金額の+40%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるもの。わかりやすく1USD=100円で表記します。
この社長さんが積立てに回している500万円というは、給料として支払われた5,000万円のうちの1,000万円から税金で半分が引かれた500万円ですから、約1億円を貯めるための原資は、
1,000万円✕15年=1億5,000万円
という計算です。
給料として1億5,000万円もっらたお金で、1億500万円が貯まったわけです。
で、殖えた分に対しては税金が掛ります。
分離課税20%だったとすると、
1億500万円ー(1億500万ー7,500万)✕20%=9,900万円
手取り:9,900万円
収入を減らし、全額損金の保険を使ってお金を殖やす場合
5,000万円の年収を4,000万円に下げ、保険料100,000USD(1,000万円)の全額損金の保険(15年後の解約返戻率90%)に加入します。
年収は4,000万円ですから、半分が税金で手取りは2,000万円です。
・支払保険料総額:100,000USD✕15年=1,500,000USD(約1億5,000万円)
・15年後の解約返戻金:1,500,000USD✕90%=1,350,000USD(約1億3,500万円)
これを65歳の時に退職金で受取ります。
【退職金の計算】
{1億3,500万円ー(40万円✕20年+70万円✕5年)}✕1/2=6,175万円
・所得税:(61,750,000✕45%ー4,796,000)✕102.1%=23,474,321円
・住民税:6,175万円✕10%=6,175,000円
・税合計:23,474,321円+6,175,000円=29,649,321円
手取り:1億535万円
海外積立年金のメリット
・社長個人の所得は減らしてないので、厚生年金にマイナス影響を与えていない
・満期金は最低保証の金額で、米国経済によってはより殖える可能性があり、むしろその可能性の方が大きい
・資産を日本国内ではなく海外に保全している(預金封鎖やデノミネーションへのリスク対策)
全額損金保険のメリット
・保険加入中は社長の死亡保障と介護保障を得られている
・保険加入中は法人に内部留保のお金を作れている
・社会保険料の圧縮も含めると、実際はこれより多く殖えていることになる
どっちが得?
見て頂いたように、15年後の手残りの金額はほぼ同じ。
で、どちらもそれぞれ違う強み(ストロングポイント)がありますが、よくこのブログでもお話をしている
「海外の高い金利の商品」のおかげでせっかく殖えたとしても、日本の高い税金(税率)を何も対策せずに取られてしまえば「いってこい」みたいなことにもなりかねないので、出来るだけ払う税金や社会保険料は少なくした方がいい
の、良い例になっていると思います。多くの人は殖やすことにフォーカスしがちですが、出ていく方を減らすのは殖やすのと同じ効果が得られます。このように
法人の保険には、海外の積立に匹敵するような金利の高い効果
がありますから、皆さんのニーズやバランスなども考え、また個人や法人の税制、効果も含めてプランニングしながら、効率的にお金を殖やしていきましょう。
*「海外」の高い金利で殖やす「国内」の高い税金は減らす
*これもひとつの節税対策@退職所得控除を使って退職金として受取るという選択
ご質問などはお気軽にご相談下さい。
追記
上記の全額損金の保険商品は6月2日発売開始のメットライフ生命「介護定期保険(米ドル建)」を元にシミュレーションしています。
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