まだまだ続く「全損保険」競争@10月2日ニッセイ「プラチナフェニックス」リニューアル
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。
今日は『まだまだ続く「全損保険」競争@10月2日ニッセイ「プラチナフェニックス」リニューアル』についてお話したいと思います。
このブログでも何度かお話している法人向けの全額損金の保険。各社の競争がまだまだ続いています。
最近流行りの全額損金保険は「災害保障系定期保険」で、ここ数年で生命保険各社から新販売され、販売開始順に
・日本生命「傷害保障重点期間設定型長期定期保険(プラチナフェニックス)」
・東京海上日動あんしん生命 「災害保障期間付定期保険」
・アクサ生命「フォローアップライフ」
・朝日生命「グランドステージ」
・ネオファースト生命「ネオdeきぎょう」
*”単純返戻率95%!!”驚愕の全損保険「ネオdeきぎょう」3月12日(本日)販売開始
・三井住友あいおい生命「オーナーズロード」(7月2日販売開始)
・マニュライフ生命「災害保障重点期間付定期保険」
*”最強全損保険!?” マニュライフ生命の「災害保障重点期間付定期保険」2018年8月2日発売開始
です。
特に、ネオファースト生命の「ネオdeきぎょう」が販売された際は、あまりにも高い返戻率のため、”そのうち当局から規制されるのでは?”と書いたところ、案の定、金融庁が生保各社にヒアリングを開始する運びとなりました。
*予言的中!全額損金の節税保険に”金融庁が「待った」”
そんな中にも関わらず、10月2日に、この商品のパイオニアであるニッセイが返戻率を上げるリニューアルをしてきます。販売当初はものすごい勢いで契約件数を増やしていたのですが、その後各社からニッセイよりも高い返戻率で販売を開始し、すっかりこの手の商品では商品力が弱まり、4,5番手の位置にまで順位を落としていたのですが、ここにきてピーク時の返戻率で概ね3〜5%程度上げてのリニューアルです。実は、
・このタイミングで
・ニッセイが
返戻率を上げて商品提供をすることに、ちょっとした意味が含まれているような気がしています。
現在、日本には生命保険会社は41社ありますが、なんだかんだ言ってもニッセイがあらゆる面で、政財界への”チカラ”を一番持っています(”生きるチカラ”とは関係ないですがw)。これ、業界の中では当たり前に知っていることです。2016年の業法改正の際も、日本生命から当局への圧力が相当にあったと言われています。
*「2016年保険業界」大きな変更点【比較推奨販売】とは?
*”ご乱心”日本生命「ライフプラザパートナーズ(ほけんの窓口グループ)」をお買上げ
金融庁が同様の商品に関して、生保各社へのヒアリングをしていたこのタイミングで、ニッセイが商品力を上げてリリースするということは、
全損商品はまだ当分のあいだ規制がかからない
のではないかと思えてなりません。
さらに、このニッセイ「プラチナフェニックス」を最も販売してきた代理店が「オリックス」(オリックス生命ではありません)と言われていますが、10月から子会社であるオリックス生命も、「災害保障系定期保険」の全損保険をリリースするとのこと。
どうやら、この「全損保険」の各社の競争はもうしばらく続くのかもしれません。
特にここ数年では、利益対策を検討している中小企業が増えていることを考えると、この手の商品がどんどん良くなり、商品供給が続いてくれることは、それだけ選択肢が多く残るわけですから、経営者にとっても朗報と言えるでしょう。
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