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確定拠出年金導入、3万社突破 政府目標上回る@日本経済新聞電子版

公開日: : 時事ネタ

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は、『確定拠出年金導入、3万社突破 政府目標上回る』についてお話したいと思います。

 

6月11日の日経電子版にこのような記事がありました。

 確定拠出年金は公的年金に上乗せする企業年金の一つ。全国民が加入対象の国民年金、会社員らが報酬に応じて受け取る厚生年金に上乗せする「3階部分」に当たる。厚生労働省の調査によると3月末時点の加入企業は3万312社。1年間で4084社が導入した。

 博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは4月、決まった年金額を企業が約束するこれまでの確定給付から、確定拠出年金に制度を変更した。2社合わせて4千人弱の従業員が新制度に移行。東洋インキSCホールディングスは、今春に入社した従業員から企業年金を確定拠出年金だけとした。これまでは確定給付と併用してきた。音響機器のティアックなども導入した。

 確定拠出年金では従業員が投資信託など運用商品を自ら選び、運用成績がよければ将来の年金額が増える。税制優遇があり、企業型は掛け金が月5万5千円まで非課税になる。政府は12年につくった成長戦略で「20年に2万社」を目標としたが、大きく上回るペースで普及している。企業型と個人型を合わせた加入者は延べ733万人。20~60歳の9人に1人が加入している計算だ。

 企業が導入する理由の一つは年金運用のリスクを負わなくていいためだ。大企業に多い確定給付年金は運用利回りが予定を下回ると、企業が穴埋めしなければならない。博報堂DYホールディングスは確定拠出導入について「財務上のリスクを軽減し、経営の安定を図る」と説明している。

 企業年金制度の変更は労使の合意が必要だ。直近の日経平均株価は2万2000円台で5年前のほぼ2倍。株価の上昇基調を受けて「加入者が投資を始めやすい環境」(みずほ銀行)にあり、労使が合意に達しやすい。

 深刻な人手不足も導入を後押ししている。企業は福利厚生を充実する姿勢を訴え、人材確保につなげようとしている。企業にとって、確定給付に比べて導入する負担が軽い確定拠出年金は、従業員向けに福利厚生を拡充するうえで有力な選択肢となっている。

 個人が投資を始めるきっかけとなるほか、株式市場などへのリスクマネーの安定的な供給にもつながる。16年度の年間の掛け金は計8562億円。17年度は1兆円近くに上るとみられる。原則60歳まで引き出せないため、長期間にわたってマネーが投資信託などを通じて市場に流れ込み、企業の成長を後押しする効果が期待される。

 

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以前、ブログでも解説しましたが、確定拠出年金(401k)は大きく

 

・個人型(iDeCo イデコ)

・企業型

 

の2種類があり、さらに企業型は

 

・全員加入:会社が掛金を負担

・任意加入:役員・従業員が掛金を負担

 

の2種類があります。で、この任意加入の確定拠出年金は「選択制確定拠出年金」と呼ばれています。

*「企業型 選択制確定拠出年金」とは?

 

今回、このニュースになっている「3万社突破」というのは、恐らくほとんどが、会社が掛金を負担している全員加入型だと思いますが、この場合は「所得税」「住民税」「社会保険料」の削減効果はありませんので、あくまでも会社としては”自己責任”って方向に持って行きたいんだろうなぁといったところでしょう。

 

まぁいずれにしても、かなりの勢いで「確定拠出年金(401k)」の加入者数が増えていることに違いはありません。相談事例も含め、このブログでも何度となくお話していますが、日本の商品の中で、老後資金を準備するに「選択制確定拠出年金」がNo1です。税効果だけでもその効果は十分なメリットがあり、ケースバイケースですが

 

「海外積立年金」よりも、実質高い利回りになる場合が多くあります

*「選択制確定拠出年金」の驚くべき利回り【40歳のケース】

*「選択制確定拠出年金」の驚くべき利回り【45歳のケース】

*「選択制確定拠出年金」の驚くべき利回り【50歳のケース】

 

次いで、「個人型確定拠出年金(iDeco)」

こちらは「選択制確定拠出年金」に比べると掛金の上限も小さく、社会保険料削減の効果はありませんが、それでも「所得税・住民税」の高い節税効果があります。

*日本国内の商品で老後資金を作るならこれ「個人型確定拠出年金(401K)」

 

日本に比べれば、海外の商品の方が金利も高く、良い商品はたくさんありますが、確定拠出年金や日本の法人向けの保険は、海外の生命保険では得られない税制メリットがあります。これらの「税効果」も上手に使うことで、より効率的にお金を殖やしていくことが出来ます。

*これもひとつの節税対策@退職所得控除を使って退職金として受取るという選択

 

このように、私のブログでは安に何でもかんでも「海外の方が良いですよ」という発信ではないことをご理解頂けると思います。

すべて皆さんの状況に合わせてケースバイケースでのアドバイスをしますので、ぜひお気軽にご質問、ご相談下さい。

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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