ついに判例も出てしまった！外貨建て保険を提案されたら注意を！

皆さん

こんにちは、保険アドバイザーの野村です。

先週今週と出張続きでしたので、今週はちょっと落ち着いた週になりそうです。

ただ、来週は仙台、札幌、福岡とGW中も仕事になりそうです（汗）。

さて、今回は国内生保ネタです。

先日、こんな記事がありました。

諦めてはいけない！入ってしまった「外貨建て保険」の損失を取り戻す方法

外貨建て保険に関しては、ここ数年トラブル続きですね・・・。

「高利回りの外国債券で運用するので、ふつうの貯蓄型保険よりもおカネが増える」「生命保険金は遺産分割協議の対象にならないから、相続対策にもなる」……。

もし、あなたの身近の保険募集人がこんなセリフを言われたらそれ完全に間違いですから〜！と伝えてください。

そりゃ〜日本の円建ての終身保険や養老保険よりはマシですが、今の外債にしたってせいぜい年利1％台ですから。

そんな謳い文句の「外貨建て保険」で、トラブルに巻き込まれる人が後を絶たない。

生保会社への苦情は’14年度の922件から’19年度には2822件と、実に5年で3倍にまで増加したそうです。

こういうケースって、金融リテラシーに詳しくない高齢者が狙われるケースが多いですが、

募集人自体も投資自体詳しくないし、自分で投資の経験がない人がほとんどなんじゃないかな〜って気がします。

私も保険屋時代は国内生保に関してはプロでしたが、投資に関しては今思えば恥ずかしいぐらい素人に近かったですw

このビジネスを始めた2011年から海外投資について

「日本と海外、特にオフショアって何でこんなにリターンが違うんだろう・・・」

ということを国内外の投資案件に自ら投資し、世界のマーケット、為替、金利、国内外の政治経済などこの10年でトレーニングしてきた結果、クライアントに対しても正しいアドバイスができるようになりました。

ですので、生保募集人て

保険を販売する営業力はすごいけど、マーケットや為替などに関してはトンチンカンな回答するケースは少なくないです。

この道何十年という生保プロの方でもです。

だからいいというわけでは当然ないですが、とうとう裁判沙汰にまでなってしまいました。

東京地裁で昨年11月、画期的な判決が下された。80代の女性がひとりで契約した約6000万円の外貨建て保険の勧誘が「違法」だったとして、女性が被った損失分の656万円を支払うよう、裁判所が保険会社に求めたのである。 　この判決の意義を、訴訟を担当する弁護士の堀内岳氏が言う。 　「今回の判決では、契約者の女性に過去の投資経験がなかったこと、預金の大半が外貨建て保険に移されていたことから、女性にはハイリスクな保険商品を購入するだけの知識がなかったと認められ、勝訴できました。

弁護士の力量にもよりますが、こういった判例がでますと前例ができるのでこれまでは

契約書にサインしたからもうだめだ！

と思っていても、しっかりとした説明がされなかった場合は訴訟を起こして勝てる可能性も出てきましたね。

これから、こういった訴訟増えるんだろうなぁ・・・。