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相談事例(32歳 女性):老後資金を貯めたい

公開日: : 保険相談事例

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。

32歳の方からで「老後資金を貯めたい」というご相談です。

時間という武器も見方にすればかなり効率的に準備ができますね。

(ご質問者からの質問はこちらで修正していませんので、誤字脱字もそのまま表記しています)

 

【質問】

□ご年齢
32 歳

□家族構成
配偶者 無

□職業
リラクゼーション

□現在加入中の保険(保険会社名、種類、商品名など)
ネオファースト生命ネオdeいりょう 無解約返戻金型終身医療保険 引受基準緩和型

□保険に加入した理由
何も保険に入っていなかった為相談しに行って勧められ為

□希望する保障
医療保障,老後資金

□喫煙の有無


□過去5年以内の入院歴


□現在投薬中の薬


□海外の生命保険も対象とするか?
対象に入れる

□その他
老後資金を貯めたい。

 

【回答】

まず最初に気になったのは加入されている医療保険についてです。加入の是非についてはブログを参考にして頂くとして、

*本当に医療保険が必要?@「高額療養費制度」とは

 

拝見しますと「緩和型」で加入されているようですが、最近のご病気については時に問題は無いように見受けますので、もし健康上の問題が無いのであれば、通常のタイプの医療保険への見直しをされてみてはいかがでしょうか?緩和型の加入時期にもよりますが、同条件の保障内容で保険料が今より安くなる可能性があります。

 

では本題の老後資金についてです。

老齢年金などの公的なものを除き、老後資金を貯める方法にはいくつかの選択肢があり、

 

・日本の生命保険から販売されている「個人年金保険」

・確定拠出年金(401k)「iDeco(イデコ)」

・積立NISA

 

あたりが、国内では代表的なところではないかと思います。

この3つを比較するとそれぞれの、メリット・デメリットがありますが、ザックリと以下の通りです。

 

・日本の生命保険から販売されている「個人年金保険」

円建の商品ではまったくと言って良いほど殖えないので、これをするくらいならタンス預金の方がよほど良い

外貨建であれば、円建のものに比べると多少は期待が出来るが、コストがとても高い

外貨建は「通貨分散」としては良い商品

 

・確定拠出年金(401k)「iDeco(イデコ)」

掛金が全額所得控除、積立期間中の運用益が非課税、受取時の税制優遇、など、特に税金面では非常にメリットがあります

運用先はあまり良いものがありませんから「殖やす」ことに関してはそれほど良いとは言えません

*確定拠出年金法改正「主婦と公務員も個人型確定拠出年金(401K)に加入できます」

 

・積立NISA

金融庁が定めた基準を満たす投資信託・ETFが運用先で、「殖やす」ことに関してはそれほど良いとは言えません

運用期間は最長で20年

 

他にも、細かな点はいろいろありますが、もしも国内の商品で老後資金貯めるのであれば「確定拠出年金」が最も良いものだと思います。特に企業型の確定拠出年金でマッチング拠出制度や、選択制確定拠出年金の制度を導入している会社にお勤めでしたら、社会保険料の圧縮効果もありますので、個人型(iDeco)以上にメリットがあります。

*「選択制確定拠出年金」の驚くべき利回り【40歳のケース】

 

ただし、いずれにしても『国内商品』では「お金を殖やす」ことに関しては期待できませんので、「お金を殖やす」目的においては『海外商品』の方がより殖やしていくことが出来ます。

毎月積立ていく『海外商品』でオススメするのは「海外積立年金」というもので、これには大きく3種類あります。

 

1)「変額年金プラン」最低積立月額100USD〜

積立額に応じてボーナス金利(アロケーションボーナス)を毎月1〜5%もらいながら、世界にある約200種類のファンドの中からポートフォリオを組んで積立投資するものです。ご自身でポートフォリオを組み、運用することもできますが、弊社の推奨するポートフォリオで運用することも可能です。

仮に月々300USD(約33,000円)を積立られる場合、海外積立年金では2%のアロケーションボーナスが積立額に毎月上乗せされ、更に経過期間ごとにロイヤルティボーナス(お祝金)がもらえます。弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオで積立をする場合、現在の年平均リターンでは15.16%/年の運用ができているので、これまでのパフォーマンスで殖やしていければ、積立最大年数の25年後満期時には、複利運用やボーナス金利によって、手数料等すべて含め以下のようなパフォーマンスシミュレーションとなります。(*1USD=110円)

 

・25年積立総額:300USD(約33,000円)✕12✕25=90,000USD(約990万円)

・25年後満期想定額(15%運用):979,238USD(約1億770万円)

・返戻率:1,088.0%

 

2)「元本確保型年金プラン」最低積立月額200USD〜

同プランでは積立期間により3つのタイプがあります。どれも、最低保証されている満期金があるので、将来の確実な資金準備計画ができ、老後資金としてはもちろん、お子さんの教育資金などで活用される方も多くいらっしゃいます。

 

◯10年満期プラン

米国の株式で運用していますが、10年後の満期時には積立金額と同額(100%)を最低保証していて、米国株式次第では更に殖えて受けとれることができるものです。

仮に月々300USD(約31,500円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)

・15年積立総額:300USD✕12✕10年=36,000USD(約396万円)

・15年後満期金:36,000✕100%=36,000USD(約396万円:最低保証)

・最低保証返戻率:100%

 

◯15年満期プラン

米国の株式で運用していますが、15年後の満期時には積立金額の+40%を最低保証していて、米国株式次第では更に殖えて受けとれることができるものです。

仮に月々300USD(約33,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)

・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(約594万円)

・15年後満期金:54,000✕140%=75,600USD(約832万円:最低保証)

・最低保証返戻率:140%

 

◯20年満期プラン

米国の株式で運用していますが、20年後の満期時には積立金額の+60%を最低保証していて、米国株式次第では更に殖えて受けとれることができるものです。

仮に月々300USD(約33,000円)を20年間積立た場合は(*1USD=110円)

・20年積立総額:300USD✕12✕20年=72,000USD(約792万円)

・20年後満期金:72,000✕160%=115,200USD(約1,267万円:最低保証)

・最低保証返戻率:160%

 

3)「3.5%金利保証積立年金最低積立月額200USD〜

積立期間15年間のプランです。その間、3.5〜6.0%の範囲内で金利が付いてきます(2018年4月現在3.5%)。3.5%は最低保証されているので、それだけでも十分日本の金利よりも高いですし、仮に米国の金利が上昇した場合は、この商品の金利も上がっていくことになります。

仮に月々300USD(約33,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)

・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(約594万円)

・15年後満期金:68,224USD(約750万円:最低保証)

・最低保証返戻率:126.3%

 

それぞれ保証のタイプが違いますが、いずれも「国内商品」よりもかなり良い数字となっています。

毎月積立てられる無理のない金額はもちろんですが、何年後にどれくらい準備出来るのかも合わせて確認し、1日でも早く始めることをオススメします。

 

Point

”殖やすこと”に関して言えば「国内商品」と比較すればその差は一目瞭然です。

しかし、確定拠出年金のような税効果だけでも十分にメリットのある商品もありますから、最終的にはご自身の判断で、ご自身で最も良いと思う方法で準備すればいいと思います。

”いろいろ考えて結局何もやってない”

というのが一番良くないですね。

 

 

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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