相談事例:学業資金になるものを探し保険の窓口などに行きましたが必ず薦められるのが「円建終身」「ドル建終身」「ドル建個人年金」死亡保障などはいりません(2)
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最終更新日:2017/08/21
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
前回に引き続き、お子さんのための学資保険を検討中で、いくつかの保険ショップに相談に行かれている方からです。
*相談事例:学業資金になるものを探し保険の窓口などに行きましたが必ず薦められるのが「円建終身」「ドル建終身」「ドル建個人年金」死亡保障などはいりません(1)
【返信メール】
ご丁寧にご返信いただきありがとうございます。
実は子供がこれから産れます。◯月◯日が予定日となっています。
米ドル建ての終身の場合、為替変動により毎月の支払額が変化します。
ふり幅はそう大きくはないとお話を頂きましたが、妻は不安だと漏らします。
豪ドル建ての個人年金は、円での支払額は毎月固定で、その支払額の中で、買えるだけの豪ドルを購入するというやり方だそうです。
豪ドルは乱高下が激しいので、円高の際にメリットが大きいとお話ありました。
妻としては、やはり円での積み立てをし、ある程度でいいので上澄みがでればいいのでは?為替変動で支払額や、解約時のレートで返戻金が変化するような
積み立てには不安があると言っています。
【回答】
米ドル建ての終身の場合、為替変動により毎月の支払額が変化します。ふり幅はそう大きくはないとお話を頂きましたが、妻は不安だと漏らします。
支払いの額は確かに外貨建にするとその時の為替で左右されますが、どうしても支払いが負担になるようであれば途中で減額するなども出来ます。また後述しますが、円で積立ようにも殖える先がない上に今後は円安&インフレが予想されるため、必然的に外貨での積立となります。
豪ドル建ての個人年金は、円での支払額は毎月固定で、その支払額の中で、買えるだけの豪ドルを購入するというやり方だそうです。豪ドルは乱高下が激しいので、円高の際にメリットが大きいとお話ありました。
おっしゃる通り、豪ドルは米ドルに比べると為替変動は大きいですね。それは通貨リスクが米ドルよりも大きいという意味でもあります。◯◯さんが既にいくつかの外貨で通貨分散されているのであれば「豪ドル」という選択肢もありますが、最初の外貨としてお考えであれば、世界の基軸通貨である米ドルでお持ちになることをオススメします。
また、今後は景気拡大と利上げによって、米ドルが豪ドルよりもさらにポジティブとなるものと思われます。
妻としては、やはり円での積み立てをし、ある程度でいいので上澄みがでればいいのでは?為替変動で支払額や、解約時のレートで返戻金が変化するような積み立てには不安があると言っています。
外貨建商品にはすべて「為替リスク」がありますが、今の日本の状況を考えればすべての資産を「日本円」で持つこと自体がリスクだと考えていますので、これからは資産の一部は外貨、特に世界の基軸通貨である米ドルでお持ちになることをオススメしています。円安・円高になって儲かったとか、損をしたということではなく、通貨を分散してお持ちになることがリスク回避となります。
さらに、全資産を日本国内に、全資産を日本円で持つ、または形成するのではなく「資産の一部を外貨で持つ」「資産の一部を海外に持つ」ことが、よりリスク分散となります。
*「預金封鎖」と「デノミネーション」
*それでも”円”だけを持ち続けますか?【外貨を持ったほうが良い理由】①
「今が円安なので」「今は円高だから」、また「積立期間中は円高で、満期金を受取る時は円安で」と思われる方がいらっしゃいますが、将来の為替は誰にもわかりません(もしわかったら大金持ちになりますね?)数ヶ月後、数年後、結果として「あの時は今に比べて円高だった(または円安だった)」が、わかるわけです。
また、奥さまのように「円建」の商品で少ない金額でも殖えていれば、その方が安心だと思われる方も多いのですが、現在の日本の超低金利下では、わずかばかりの”上澄み”では、実際はお金が減っていることになる可能性が大きくなります。
その理由としましては、日本は今後、インフレ(物価が上がってお金の価値が下がること)方向へシフトすることが予測され、仮にインフレ率を2%だとすると、20年後には最低でも30%、30年後には45%以上くらい増えていなければ実質元本割れとなるからです。現に、国立大学の今後の授業料を見ても、15年後には1.7倍にまで授業料が高くなるわけですから、現在の学資保険などで5%〜10%程度殖えただけでは、加入時点で実質元本割れが確実となってしまいます。
*インフレ対応していなければ、あなたの保険は吹き飛びます
*”学資保険は実質元本割れ!?”国立大学授業料「54万円」が16年後「93万円」に【現在の172%、1.7倍】
◯◯さんが、17、18年後に200万〜250万円の学資資金を用意するには「海外積立年金」をオススメします。「海外積立年金」には「変額年金プラン」と「元本確保型年金プラン」の2種類ありますが、元本確保のされている「元本確保型年金プラン」の15年満期プランが、◯◯さんには良いと思います。
「元本確保型年金プラン」
同プランでは10年(満期時100%最低保証)、15年(満期時140%最低保証)、20年(満期時160%最低保証)の3つの積立期間のタイプがあります。どれも、最低保証されている満期金があるので、将来の確実な資金準備計画ができ、老後資金としてはもちろん、お子さんの教育資金などで活用される方も多くいらっしゃいます。
◯15年満期プラン
15年後に積立た金額の+40%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。
仮に月々200USD(約22,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)
・15年積立総額:200USD✕12✕15年=36,000USD(約3,960,000円)
・15年後満期金:36,000✕140%=50,400USD(約5,544,000円:最低保証)
・最低保証返戻率:140%
こちらのプランは、最低積立金額は200USD(約22,000円)からですので、15年後の満期時には目標金額の2倍以上の金額が最低保証されて満期を迎えますが、学資資金としてお使いにならなかった分はご夫婦の老後資金として利用されてはいかがかと思います。このプランのお申込みは海外に渡航する必要もなく、パスポートなどのいくつかの必要書類をご準備出来れば申込むことができます。
Point
さて、2回に分けてご紹介した今回のご相談いかがでしたか?
保険ショップの無料相談含め、現在保険セールスが学資資金としてススメてくるのは「外貨建」または「変額」商品がほとんどですから、学資資金の準備を検討されている方でしたら参考になったのではないでしょうか?
そしてご覧頂いたように、後は答えは簡単、
どの商品で殖やすのか?
どの商品で学資資金を準備するか?
ですね。
それでも「円建」、殖えなくても「国内の生保」そうゆう判断の方もいらっしゃると思います。最終的にはご自身で判断して下さい。
皆さんも、不安な点、不明な点があればお気軽にお問合わせ下さい。
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