法人向け全額損金の商品〜NN生命「生活障害保障型定期保険」2017年9月改定
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。
今日はNN生命「生活障害保障型定期保険」について解説したいと思います。
以前に、【法人向け全額損金の商品ならこれ〜AIG富士生命「生活障がい定期保険」2016年3月発売】でも書いていますが、やはりNN生命は黙ってはいませんでしたね。
*法人向け全額損金の商品ならこれ〜AIG富士生命「生活障がい定期保険」2016年3月発売
NN生命
「えぬえぬせいめい」です(笑)
ちなみに私はいまだに「ING(あいえぬじー)」って言ってしまいます。
同社の保険商品は個人向けにはほとんどフォーカスしておらず、完全に法人をターゲットとしていますから、経営者や会社の経理・財務担当社、または税理士さん以外にはあまり馴染みがない会社だと思います。
NNグループの一員であるエヌエヌ生命はオランダにルーツを持ち、170年におよぶ伝統があります。欧州および日本を主な拠点とし、18ヵ国以上にわたり、保険および資産運用事業を展開しています。その名は、源流である「ナショナーレ・ネーデルランデン」に由来しています。
生命保険分野の日本法人は1986年4月1日、日本で初めてのヨーロッパ生まれの生命保険会社「ナショナーレ・ネーデルランデン生命保険会社N.V.日本支店」として営業を開始。1997年に「アイエヌジー生命保険株式会社」に商号変更し、NNグループの分離過程の2015年4月、「エヌエヌ生命保険株式会社」に商号が変更されました。本社は東京、ニューオータニガーデンコート内にあります。
仕組み図
契約概要
保険金支払事由・給付内容
生活障害保険金
ということで、この保険は
・死亡時
・生活障害時
に保険金が支払われるシンプルな定期保険です。
で、この保険の大きな特徴は、ある一定の条件の下で法人が契約すると「全額損金算入」が出来るということです。
契約例
契約者の年齢・男女によってこの返戻率は違ってきますが、多くのケースで契約から2年または3年で実質返戻率は100%を超えてきます。
そして、契約から5〜10年くらいの期間が返戻率のピークとなり、この頃に解約などにより資金化するわけでですが、解約返戻金の全額が「雑収入」となるので、この時にきちんと出口戦略を立てておかないと単なる「税の繰延(くりのべ)」をしただけで、あまり意味のない対策となってしまいますから、販売する側はそのあたりも含めた提案やアドバイスをしなければいけません。
Point
このNN生命「生活障害保障型定期保険」は、後発(2016年3月発売)のAIG富士生命「生活障がい定期保険」に返戻率では負けてしまうことが多くあり、2016年昨年度末は、多くの企業の決算対策案件を逃していたはずです。ブログでも書きましたは、ほぼ法人しかフォーカスしていない同社としてはこのままま指をくわえて見ているわけではないだろうなぁ・・・と思っていたのですが、半年という期間を経て2017年9月にいよいよ返戻率を上げる改定となりました。今回の改定により、かなりの年齢帯・男女共に競争力を付け、AIG富士(来月からFWD富士)だけではなく、マニュライフ生命や日本生命などの全額損金商品にも競争力を付けているとのこと。
このような「損金算入」は海外の生命保険商品では出来ませんから、死亡保障、退職金準備、税金対策が同時に出来るという意味において日本の保険商品を活用することはとても有効な手段だと言えます。
ただし、、、出口戦略を忘れずに!
個人・法人と合わず世界の中からベストな提案をしていきますので、わからないことはお気軽にご相談下さい。
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