相談事例:住友生命「たのしみワンダフル」という個人年金保険を薦められています(男性 18歳)
公開日:
:
最終更新日:2015/11/13
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は相談依頼の方の事例を紹介したいと思います。
【質問】
今日住友生命の方に「たのしみワンダフル」という個人年金保険を薦められたのですが、自分はまだ18(来月で19)歳です。
こういう保険って入っておいた方がいいんでしょうか?
最近は年金があんまり帰ってこないみたいな事を聞きますが、保険に関する知識がほとんど無いので迷っています。
保険屋さんの説明を聞く限りではメリットしかないように聞こえたんですが、どうなんでしょうか。
他にこっちの方がいいよとかもあったら教えてください、宜しくお願いします。
【回答】
結論から言うと、お辞めになられたほうが良いですね。
個人年金保険を選ぶ際にいくつかのポイントがありますが、一番の大きなポイントは“返戻率”と言われるものです。
専門用語はなるべく使わず、わかりやすい言葉で言うと、支払った金額に対して、いくらもらえるかを数字にしたもので、個人年金保険であれば
【返戻率=年金でもらえる金額÷支払った金額】となります。
*「個人年金保険」とは?
仮に、住友生命の提案が月払いの契約で18歳から60歳までの支払いだとすると
【月々の保険料✕12ヶ月✕42年=支払う金額の合計】
これに対して、年金をいくらもらえるかがわかれば返戻率がわかりますね。
提案書や設計書に記載がありますので計算してみてください。
月々同じ金額を支払うのであれば、より多くもらえる=返戻率の高いものが良いということになり、どの保険会社が一番返戻率が高くなるかは、条件によって多少変わってきますが、住友生命の個人年金保険では18歳で契約し、60歳前後からの年金であれば130%程度の返戻率となるはずです。
一見悪くないようにも見えますが、今販売している保険会社の利率(正確には予定利率と言います)は史上最低のもので、こうした低金利の時に長期の契約をするのは得策ではありません。
日本は現在、円安&インフレ(物価が上がってお金の価値が下がること)方向へシフトしようとしていますから、このような状況で金利のつかない日本円で持っておくだけで、資産が目減りしていることになります。年金を受け取る頃には実質的に殖えていないどころか、減ってしまっている状態になります。仮にインフレ率を2%だとすると、20年後に約30%、30年後には45%以上、増えていなければ実質、元本割れです。
*インフレ対応していなければ、あなたの保険は吹き飛びます
これからは保険も預貯金(現金)も、インフレリスクに対応し、外貨を商品を含めて選ぶことが必要です。
海外の個人年金の中には、15年後の返戻率140%を最低保証しながら、インフレにともなってそれ以上に受取ることができる商品もありますし、積立る金額に応じて、毎年1~5%の金利が必ずもらえますような商品もあります。複利運用すれば更に殖やすことができますので、老後資金はインフレに対応し、金利のつくもので貯めていって下さい。
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