日本人の「金融リテラシー」
公開日:
:
最終更新日:2016/02/17
裏話
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は日本人の「金融リテラシー」に関するお話です。
金融リテラシーとはお金に関する知識・判断力のことです。この金融リテラシーに関し金融庁は
ー現代社会では金融との関わりを持つことは避けられません。「生活スキル」として金融リテラシーを身に付ける必要があります。そして、国民一人ひとりの金融リテラシーが向上すれば、結果として、健全で質の高い金融商品の提供の促進や、家計 金融資産の有効活用にもつながり、公正で持続可能な社会の実現に役立ち得ると考えられますー
と、言っています。
で、金融広報委員会が平成20年に全国の20歳以上の男女個人 4,000 人を対象に行った消費者アンケート調査が面白い結果となっているのでご紹介したいと思います。
まず、金融全般についての知識水準の自己評価について質問したところ、ほとんどのジャンルで
「ほとんど知識がないと思う」「どちらともいえない」と答えています。
で、金融知識が十分でないと考える理由は
という驚く結果
更に、金融関連用語の認知度においては
何と「予定利率」を7割以上の人がわかっておらず、分散投資は8割以上です。
これを物語るような結界があります。
「Mastercard」って皆さんご存知ですよね?
そのMastercard社が2012年にアジア/太平洋地域のオーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、日本、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナム、14カ国の18歳~64歳の消費者計6,904人を対象に基本的な金銭管理スキル、投資に関する知識、財務計画能力の財務リテラシーに関する3つの項目について消費者調査した結果、日本はなんと14カ国で最下位です。
ーここまで酷いとは
これを読んで頂いている皆さんも驚きの結果ではなかったでしょうか?
遠い遠い昔話のように聞こえるかもしれませんか、昭和21年にいわゆる”デノミ”が日本でもありました。たった70年前の出来事です。今、日本が抱えている問題を考えると何が起こってもおかしくない状況であることは周知の通りかと思います。
*「預金封鎖」と「デノミネーション」
”知らなかった”では誰も責任を取ってくれません。皆さんの大事な資産は自分で守り殖やしていきましょう。
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