定期保険の活用法(コンバージョン)〜その1「変換」
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は「定期保険の活用法(コンバージョン)」についてお話しようと思います。
この「定期保険」の活用法は全部で3種類の方法をご紹介しますが、今日はまず1つ目の「変換」です。
*「コンバージョン」とは?
ではまず簡単に「定期保険」についておさらいしておきましょう。
定期保険
定期保険は字の通り「期日に定まりのある保険」というもので、保険期間を10年間、20年間という期間で定める年満了と、60歳、65歳など終了する年齢を定める歳満了があり、歳満了の中には98歳とか100歳まで保障する長期定期保険と呼ばれる定期保険もあります。
では具体的に30歳の男性が保険金1,000万円の定期保険に60歳まで加入する場合の保険内容を詳しくみてみましょう。この場合、30歳から60歳までの保険期間中に死亡した場合に1,000万円の保険金が支払われますが、60歳を過ぎると保障は無くなります。
次にこの保険の保険料支払いと解約返戻金について見てみましょう。下記のように定期保険の仕組みでは保険期間の途中で解約返戻金は少しありますが、保険期間終了時にはゼロになります。このため定期保険は他の種類の保険と同額の保障額を得ようとした場合に割安で、一般に「掛け捨て」と呼ばれています。
変換
このように「定期保険」では契約当初、年または歳で期日を定めているのですが、長い人生何があるかなんてその時点ではわかりませんよね?契約から何年、また何十年もすれば、ライフサイクルも変わり「やっぱり一生涯の保障にしておきたいなぁ」と思うようになるかもしれません。または、60歳満期の定期保険に加入していた方が、59歳で「がん」になってしまい余命1年と宣告されたとします。もし60歳までに亡くなれば遺族は保険金を受取ることが出来ますが、もし宣告から1年以上生き延びた場合、保険は60歳の契約応当日で消滅していますので遺族は1円たりとも保険金を受取ることはありません。ところが、59歳で「がん」の方が加入できる保険などありません。このように、もし病気などとなると、新たに保険加入出来なくなってしまいますが、この「変換」の制度を使うことで現契約の保険金額以下の保険金額であれば無審査・無告知で「終身保険」に変えることが出来ます。そうです、この制度を使えば「がん」で余命宣告を受けた59歳からでも「60歳満了定期保険」を一生涯保障の「終身保険に変更」することが可能なんですね。
イメージ
30歳の時に60歳満了の定期保険に加入し、50歳の時に終身保険に「変換」
Point
・変換前の現契約を解約または減額
・解約返戻金があれば受取れます
・変換後は新規契約の終身保険
・保険料は変換時の被保険者の年齢で保険料は計算されます(上記であれば50歳の保険料)
・定期保険を健康体料率などで契約していた場合、変更後はそれらの割引がされません
・契約できる(変換できる)年齢は各保険会社により取扱は異なります
・保険会社によって変換制度利用できる会社と出来ない会社があります(外資系、損保系子会社の多くが可)
ライスサイクルなどに応じて柔軟に対応できる制度ですね
*定期保険の活用法(コンバージョン)〜その2「保険期間延長」
*定期保険の活用法(コンバージョン)〜その3「保険期間短縮」
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