個人年金保険ランキング1位〜ソニー生命の「個人年金保険」5月2日販売停止
公開日:
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最終更新日:2016/10/21
保険のニュース
2016年4月現在で、30歳女性が最も返戻率(年金受取総額÷総支払保険料)の高くなる個人年金保険ランキング1位・ソニー生命の「5年ごと利差配当付個人年金保険」の販売が、5月2日をもって終了します。年齢や条件などによって各社でどこが一番安く、返戻率が高くなるかは違ってきますが、ソニー生命の個人年金保険も男女共、ほとんどの年齢帯で競争力がありました。
契約例)30歳女性
・保険料払込期間:60歳
・年金支払開始:60歳
・年金年額:200万円15年確定年金(年金受取総額3,000万円)
・月払保険料:67,880円
・総支払保険料:24,436,800円
・年金受取総額:30,000,000円
・返戻率:30,000,000÷24,436,800=122.8%
日銀によるマイナス金利導入以降、生命保険会社各社では貯蓄性の高い、特に「一時払」の商品の販売を次々と販売停止や値上げへとシフトしていますが、ついには平準払の定額商品までも販売停止です。
*今後、一時払の円建保険は「販売停止」「値上げ」になります
こんな時に保険セールス(FP)はこう言います。
「値上げや販売停止の前に加入しましょう」
確かに、生命保険会社にとっては今後、貯蓄性の高い商品はリスクになるので、販売を停止したり値上げを行うわけですから、クライアントにとってみれば本来は”オイシイ”商品となります。
でも、、、
日本で販売されている貯蓄性のある商品は、既に史上最低の予定利率であることには違いなく、単に史上最低の利回りを更新していくだけのことです。
滑り込みで加入してはいけません。
例えば、老後の必要資金を考えると最低でも3,000万円程度の資金は用意いておきたいと考える方が多くいらっしゃいますが、最も利率の良いとされるこの個人年金保険でも、30年かけてわずか20%くらいしかプラスになりません。日本が目標としているインフレ率2%の物価上昇があれば10年で18%、20年で33%、お金の価値は目減りします。
すなわち、一生懸命比較し最高の年金保険に加入し30年かけて20%増えたと思いきや、インフレによって実際は元本割れになっています。しかも、30歳の方が毎月7万円近くの積立てをしなければなりません。
*印象に残る「あるセミナー」インフレに気をつけよう・分散投資をしましょう
一方、海外の積立てにはインフレに対応しながら、わずか15年間で元本と+40%もの金利を保証する商品があります。日本では絶対に付かない40%の金利が保証されています。また、15年以上かけて複利運用すれば更に殖やすことができますので、老後資金は金利が最低でもインフレ率以上につくもので貯めていって下さい。
*インフレ対応していなければ、あなたの保険は吹き飛びます
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