相談事例:保険料控除等を利用するため、少額払いで「ユニット・リンク」や「変額個人年金」を利用するのはアリですか?
公開日:
:
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
若い方からのご相談ですが、今から資産形成をされるのは非常に効率的で有利です。
あとはどの「商品」でより効率的に、より殖やしていくかですね。
【質問】
保険料控除等を利用するため、少額払いで変額保険を利用するのはアリですか?
43歳独身、女性会社員です。
老後資金にと考え、変額保険(アクサのユニットリンクやソニーの変額個人年金)を検討しましたが、こちらのブログ等を読んで、死亡保障が不要な私には、
保険関係費が掛かる変額保険は無駄が多いと思い、自分で投資信託で運用することにしました。
ただ、変額保険にも、
・保険料支払時、保険料控除が受けられる
・年金受取時、所得税控除がある
・運用中の再投資に税金が掛からない
等というメリットがあると知り、これを利用する為に、例えば、アクサのユニットリンクなら、満期75歳で、月1~2万円の少額の保険料を、解約控除が掛からないよう10年間で払済にし、満期数年前から所得税控除額を超えないよう、一部解約を続け返戻金を受け取る、というのはどうかと考えました。
この場合でも、変額保険を用いることに価値はないでしょうか?
【回答】
老後資金にと考え、変額保険(アクサのユニットリンクやソニーの変額個人年金)を検討しましたが、こちらのブログ等を読んで、死亡保障が不要な私には、保険関係費が掛かる変額保険は無駄が多いと思い、自分で投資信託で運用することにしました。
この考え方で合っています。「ユニット・リンク」では死亡コストが掛かりますから、貯蓄を目的とするのであればこの保険に加入してはいけません。変額保険がムダなのではなく、死亡保障が含まれている保険はムダだということです。
*アクサ生命「ユニット・リンク」の契約理由・第1位【老後資金】・第2位【学資資金】~それ入っちゃダメです
ですから、ソニー生命の「変額個人年金」は死亡保障はほとんどゼロですから、◯◯さんの加入目的には合っています。
*「ユニット・リンク」や「バリアブルライフ」検討の皆さんのニーズはほぼこちら~ソニー生命「変額個人年金保険」とは?
また、どのような投資信託にされたのお知らせ頂ければ、そちらもアドバイス致します。
ただ、変額保険にも、・保険料支払時、保険料控除が受けられる・年金受取時、所得税控除がある・運用中の再投資に税金が掛からない等というメリットがあると知り、これを利用する為に、
その通りです、生命保険のメリットですね。生命保険の解約返戻金や満期金は一時所得の場合、50万円の非課税枠を使って節税することが出来ます。
ただし、本来の目的は「いかに殖やすか」だと思いますので、所得税の控除や、これらの税制にあまりにとらわれ過ぎないようにしなければいけません。殖えなければ元も子もない話です。
運用中の再投資非課税(複利運用ですね?)に関してはNISAなどでも同じですから、変額保険だけのメリットではありません。
例えば、アクサのユニットリンクなら、満期75歳で、月1~2万円の少額の保険料を、解約控除が掛からないよう10年間で払済にし、満期数年前から所得税控除額を超えないよう、一部解約を続け返戻金を受け取る、というのはどうかと考えました。この場合でも、変額保険を用いることに価値はないでしょうか?
テクニックとしてはとても素晴らしいですね。ただし、「ユニット・リンクで」は月1~2万円の保険料のうち、実際に貯蓄(運用)に回るのは7割程度(7,000~14,000円)です。
*シリーズ資産形成【最終回】アクサ生命の変額保険「ユニット・リンク」は投資商品?
死亡保障が不要であれば、いかなる控除があっても「ユニット・リンク」はそれを上回るだけのメリットはないと思います。であれば、ソニー生命「変額個人年金」の方が良いですね。
また、毎年の個人年金保険料控除に関してですが、もし毎月2万円の保険料であれば、所得税40,000円、住民税28,000円の控除となり、◯◯さんの年収(税率)にもよりますが、一般的なサラリーマンの平均収入の方であれば、その効果は6,800円です(40,000✕10%+28,000✕10%)
税制面などのメリットを最大限活用することに着目している点は素晴らしいのですが、先程も触れましたように◯◯さんの目的は「いかに殖やすか」ということですね?そのためには「どの商品で殖やしていくか?」が、より重要です。
アクサ生命の「ユニット・リンク」、ソニー生命の「変額個人年金保険」は運用先はわずか8種類しかありませんが、「海外積立年金」ではこれらの商品からは投資できない、世界中の優秀な200本ほどあるファンドからポートフォリオを組んで積立ることが出来ますので、より殖やすことが期待できますし、15年後に140%を確定保証するような商品で確実に殖やすこともできます。
では、2種類の「海外積立年金」についてご案内します。
1)「変額年金プラン」
ボーナス金利を積立額に応じて1~5%/年必ずもらいながら、世界にある200本ほどあるファンドからポートフォリオを組んで積立投資するものです。ご自身でポートフォリオを組み、運用することもできますが、弊社の推奨するポートフォリオで運用することも可能です。
仮に月々250USD(約30,000円)を積立られる場合、海外積立年金ではボーナス金利(固定金利)1%が満期まで必ずついてきます。弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオで積立をする場合には過去10.2%/年の運用ができているので、過去のパフォーマンスで殖やしていければ、積立最大年数の25年後満期時には、複利運用やボーナス金利によって以下のようなパフォーマンスシミュレーションとなります。(*1USD=120円)
・25年積立総額:250USD(約30,000円)✕12✕25=75,000USD(約9,000,000円)
・25年後満期想定額(10%運用):295,397.40USD(約35,448,000円)
・返戻率:393.9%
2}「140%元本確保型年金プラン」
15年後に積立た金額の+40%を最低保証した上で、米国の株式に連動し更に殖えて受けとれることができるものです。
ご自身の老後資金としても、お子さんの学資資金としても利用ができます。
仮に、約1,000万円を15年後に確保するためには、月々約40,000円を積立ていけば可能です。(*1USD=120円)
・330USD(約40,000円)✕15年=59,400USD(約7,128,000円)
・15年後:59,400✕140%=83,160USD(最低保証 約9,979,200円)
・返戻率:140%最低保証
Point
税制面を上手に利用することはとても大切なことですが、本来の「殖やすこと」が出来なければ元も子もないことになりかねません。
大事なのは「どの商品だと最も殖やしていけるのか?」ですね。日本だけでなく海外にまで選択肢を広げて検討しましょう。
無料直接相談はこちらから
関連記事
-
相談事例(シンガポール在住 男性):海外の年金型保険で、終身タイプというのはありますでしょうか?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います
-
相談事例(44歳 会社員 男性):貯金は今後不動産取得である程度つぎ込むので、保険である程度最低限の生活も確保しておきたい
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。 今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介
-
相談事例:銀行からメットライフの保険を勧められています。銀行が勧める保険なので高いのですか?(78歳 男性)
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います
-
相談事例:保険見直し相談(48歳 男性 会社員)
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います
-
相談事例:メットライフのプランナーに「サニーガーデンEX豪ドル建」「ドルスマート」を勧められました(42歳 女性)
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います
-
相談事例:さほど収入はないのですが子供の将来の為に積み立てをしたい(36歳 シングルマザー)
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います
-
相談事例:現在独身で子供もおらず、今後の予定も有りません。そもそも保険は不要と思っています(37歳 派遣社員)
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います
-
相談事例(29歳 女性):年間70万くらいは投資に回さなければ老後の資金が2000万貯まらないのかなと思いいろいろ検討しています
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います
-
相談事例(41歳 女性):「女性のためのマネーセミナー」に参加し「ユニット・リンク」を契約。その後、私のような事例が書いてあり、不安になってきました
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。 今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介
-
相談事例:貯蓄を少しでも増やしたいので一時払終身保険や年金で利率の良いものを探している。
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います