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相談事例:こんな提案を受けました【35歳 独身女性・実家暮らし・結婚の予定なし】

公開日: : 保険相談事例

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皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今回は相談依頼の事例を紹介したいと思います。

 

35歳 独身・実家暮らし女・結婚の予定なし

【質問】

死亡保険+医療保険+ガン保険で保険を見直そうと保険の窓口に伺った際、今の保険を解約(死亡+医療)&下記の提案を受けました。

○マニュライフ生命のこだわり終身v2(低解約返戻金型終身保険)・特定疾病払込免除あり
1000万円の60歳払い済で、月22,270円
○東京海上日動のメディカルキットR
終身60歳受取・日額5千円で、月3,615円(受取金額1,084,500円)
○ひまわり生命の新・健康のお守りorメディケア生命のメディフィットA
終身60歳払い済・日額5千円で、年35,175円or38,337円

担当者の方が言うには、『低解約返戻金型終身保険(払込免除あり)だと、万が一ガンになった時は治療費として。ガンならなかった場合は老後の資金(葬式代)として活用出来るので、掛け捨てのガン保険に入るより有意義です』との事。
私が思いつくデメリットは、『月々に支払額が大きい・満期前に解約したら損をする』ぐらいなのですが、ガン保険の代わりに低解約返戻金型終身保険に加入するのってありなんでしょうか?

【回答】

まず、死亡保障についてですが独身女性の方が1,000万円の死亡保障額が妥当かどうかはひとまずおいておくとして、マニュライフ生命の「こだわり終身v2」の選択は良いと思います。

担当者の方が言う通り、ガンになった場合は治療費として、そうでなければ60歳で払込終了した翌年には支払った保険料よりも解約返戻金の方が多くなり、解約返戻率は約110%くらいとなりますから、これを老後資金の一部として活用できますということですね。

ガン保険の代わりに低解約返戻金型終身保険をススメた理由は、もし払込期間中に「ガン・心筋梗塞・脳卒中」の3大疾病になった場合には払込免除特約によってそれ以降の保険料の支払いが免除され、更にその時点で保険料は全て払い込まれたものとして取扱われます。低解約期間も終了し、払込免除時点から解約返戻金が活用できるからです。
30歳男性の例で言いますと、もし5年目に払込免除になるとこれまで保険料を414,960円しか支払っていないのに、60歳までの保険料はすべて払い込まれたものとなり、解約返戻金は5,419,000円になります。解約分だけ死亡保障は減りますが、これを治療費としてお使い頂けますという提案です。
この仕組みはマニュライフ生命と、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の終身保険でも同じものがありますが、◯◯さんの年齢ですとマニュライフの方が保険料も安く、返戻率も良いです。
*こだわり終身保険についてはこちら

医療保険の提案も良いのではないでしょうか。
東京海上あんしん生命のメディカルキットRは保険料の支払いを60歳払いで契約をした場合、保険料の支払いは一旦、60歳で終えます。払込み期間中に入院や手術など、一切給付金を受け取らなかったとすると、支払った保険料は60歳の時に全額戻ってきます。言い換えると”タダ”になります。(ただし、ここまでの分は)
返してくれた後の、60歳以降の医療保障はこれまでと同額の保険料の支払いを続ければ一生涯続きます。つまり、ここから”掛け捨て”が開始されると言えるわけです。もちろん、60歳以降の医療保険の必要性がなければ、返してもらった後に保険を解約し保険はこれで終了です。
*東京海上あんしん生命のメディカルキットRについてはこちら


保険料は戻ってはきませんが60歳で払込を終了して終身の保障でしたら、各社で少しづつ保障内容は違いますがひまわり生命、AIG富士生命、オリックス生命あたりで月払保険料は3,000円程度す。特にAIG富士生命の医療保険は保障の選択によっては2,000円以下でも設計きます。
どちらのタイプが良いかは好みの問題ですね。

月々の支払額を少なくしたいのであれば、こだわり終身の保障額を500万円くらいにされる良いと思います。今どきであれば葬式代は500万円でも多いくらいです。これに医療保障を合わせ、月払15,000円程度になります。
一部の保険を除き、保険の仕組み上満期前に解約すると損をすることが多いのですが、払済などの方法で損を少なく、または損をしない方法もありますよ。

◯◯さんが、これ以外に検討されるべきは老後資金かと思います。もちろんこだわり終身の解約返戻金の利用もできますが、30年かけて支払った保険料に対して10%程度しか増えていません。現在のインフレ傾向を考えると30年後の10%では実質は元本割れです。ご存知のように”借金大国日本”では日本円の通貨不安も少なからずありますから、海外通貨での分散投資も検討下さい。
*分散投資についてはこちら

 

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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