相談事例:マニュライフ生命「こだわり個人年金」3万円の保険料も負担となり、10年以上支払を継続できるか不安もありました
公開日:
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最終更新日:2018/04/27
保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は実際に相談依頼を受けた事例を紹介したいと思います。
「こだわり個人年金」と「海外積立年金」を比較されている方からの相談です。
(ご質問者からの質問はこちらで修正していませんので、誤字脱字もそのまま表記しています)
【質問】
初めまして。マニュライフ生命(こだわり個人年金)をFPの方から勧められ、保険内容について調べていてブログサイトを見つけました。
マニュアルをダウンロードし、海外積立年金というものがあることを知りました。
将来の資金として掛け金を多く積み立てするほうが良いことは分かっているのですがお勧めされた3万円という保険料も負担となり、10年以上その保険料金のお支払を継続できるか不安もありました。毎月の保険料を1万円程度に抑えても将来資金を増やせる希望があるのではないかと思いメールをさせて頂きました。よろしくお願い致します。
【回答】
提案されている「こだわり個人年金」や、アクサ生命の「ユニット・リンク」などのような『将来の資金』を目的とした保険の平均的な毎月の保険料は3万円前後のようです。何を根拠に3万円なのかはさておき、実際のところでは毎月積立てる保険料は以下の2つからお決めになるケースが多いですね。
1)いつまでにいくら貯めたいのか?そのためには毎月いくら積立てれば良いのか?(将来を元に逆算する)
*つまりは”「いつまで」に「いくら」貯めたいのか?”という発想で考えてみると良い
2)毎月、いくらくらいまでなら無理なく積み立てることが出来るのか?(現在を元に算出する)
いずれにしましても、途中で解約したり、減額しなければいけなくなると、契約者にとっては不利益なことばかりですから、やはり無理のない金額というのはとても大事な要素のひとつですね。これに関しては世界中のどの商品でも、程度の違いこそあれ同じことが言えます。
この「こだわり個人年金」に関しては、ブログでも読んでいただいた通り、契約条件にもよりますが、契約からかなり長い期間で手数料を多く取られてしまい、特に契約初期ほど保険料に対して手数料の占める割合が多いので、10年〜15年未満で解約や減額するとかなり大きなデメリットが生じます。
『海外積立年金入門書(マニュアル)』を読んでい頂いたとのことで再度の確認となりますが、これには大きくは3種類あり、それぞれ最低の積立金額は以下の通りです。
1)「変額年金プラン」最低積立月額100USD〜
積立額に応じてボーナス金利(アロケーションボーナス)を毎月1〜5%もらいながら、世界にある約200種類のファンドの中からポートフォリオを組んで積立投資するものです。ご自身でポートフォリオを組み、運用することもできますが、弊社の推奨するポートフォリオで運用することも可能です。
仮に月々300USD(約33,000円)を積立られる場合、海外積立年金では2%のアロケーションボーナスが積立額に毎月上乗せされ、更に経過期間ごとにロイヤルティボーナス(お祝金)がもらえます。弊社でご紹介しているご参考ポートフォリオで積立をする場合、現在の年平均リターンでは15.16%/年の運用ができているので、これまでのパフォーマンスで殖やしていければ、積立最大年数の25年後満期時には、複利運用やボーナス金利によって、手数料等すべて含め以下のようなパフォーマンスシミュレーションとなります。(*1USD=110円)
・25年積立総額:300USD(約33,000円)✕12✕25=90,000USD(約990万円)
・25年後満期想定額(15%運用):979,238USD(約1億770万円)
・返戻率:1,088.0%
2)「元本確保型年金プラン」最低積立月額200USD〜
同プランでは積立期間により3つのタイプがあります。どれも、最低保証されている満期金があるので、将来の確実な資金準備計画ができ、老後資金としてはもちろん、お子さんの教育資金などで活用される方も多くいらっしゃいます。
◯10年満期プラン
米国の株式で運用していますが、10年後の満期時には積立金額と同額(100%)を最低保証していて、米国株式次第では更に殖えて受けとれることができるものです。
仮に月々300USD(約31,500円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)
・15年積立総額:300USD✕12✕10年=36,000USD(約396万円)
・15年後満期金:36,000✕100%=36,000USD(約396万円:最低保証)
・最低保証返戻率:100%
◯15年満期プラン
米国の株式で運用していますが、15年後の満期時には積立金額の+40%を最低保証していて、米国株式次第では更に殖えて受けとれることができるものです。
仮に月々300USD(約33,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)
・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(約594万円)
・15年後満期金:54,000✕140%=75,600USD(約832万円:最低保証)
・最低保証返戻率:140%
◯20年満期プラン
米国の株式で運用していますが、20年後の満期時には積立金額の+60%を最低保証していて、米国株式次第では更に殖えて受けとれることができるものです。
仮に月々300USD(約33,000円)を20年間積立た場合は(*1USD=110円)
・20年積立総額:300USD✕12✕20年=72,000USD(約792万円)
・20年後満期金:72,000✕160%=115,200USD(約1,267万円:最低保証)
・最低保証返戻率:160%
積立期間15年間のプランです。その間、3.5〜6.0%の範囲内で金利が付いてきます(2018年4月現在3.5%)。3.5%は最低保証されているので、それだけでも十分日本の金利よりも高いですし、仮に米国の金利が上昇した場合は、この商品の金利も上がっていくことになります。
仮に月々300USD(約33,000円)を15年間積立た場合は(*1USD=110円)
・15年積立総額:300USD✕12✕15年=54,000USD(約594万円)
・15年後満期金:68,224USD(約750万円:最低保証)
・最低保証返戻率:126.3%
それぞれ保証のタイプが違いますが、いずれも「こだわり個人年金」よりもかなり良い数字となっていますね。
毎月積立てられる無理のない金額はもちろんですが、何年後にどれくらい準備出来るのかも合わせて確認し、1日でも早く始めることをオススメします。
Point
「こだわり個人年金」と比較すればその差は一目瞭然です。
しかし、最終的にはご自身の判断で、ご自身で最も良いと思う方法で準備すればいいと思います。
”いろいろ考えて結局何もやってない”
というのが一番良くないですね。
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