どう思いますか?「1割負担高齢者 1,000万円近い治療費」数ヶ月後「肺炎」で死亡
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は『「1割負担高齢者 1,000万円近い治療費」数ヶ月後「肺炎」で死亡』についてお話したいと思います。
皆さんもご存知の通り、日本では「国民皆保険」で、すべての人が何らかの公的医療保険に加入、自営業者などが対象の「国民健康保険」、民間企業に勤める会社員などを対象にした社会保険の「健康保険」ですね。そして、病気やケガをしたときに医療費の一部を、この公的な機関が負担する制度になっています。
その負担の割合が、年齢や収入などによってこのように区分され、更にその上限が設けられています(これを高額療養費制度と言います)。
*本当に医療保険が必要?@「高額療養費制度」とは
*厚生労働省HP
さて、この「国民皆保険」が導入されたのは1961年、まさに日本が高度経済成長期を迎えている頃です。人口、特に生産年齢人口が多く増え、現在ほど高齢者の多くない時代であれば問題はありませんでしたが、今の日本は生産年齢人口は減少し、反対に高齢者人口が急速に増加、さらに平均寿命の伸びている状況では、誰がどう考えて”破綻”するだろうと想像に難くないかと思います。
そして、今後はこんなことも多く話題になるでしょう(実例です)。
ある90代の方が、救急車で運ばれました。
高齢でなければ、ある方法(手術)によって治療するのですが、年齢などを考えると体力的に耐えられない。
そこで、負担の少ない別の最先端治療を施すことに。
この治療方法は1,000万円近く掛かるものですが、公的医療が適用されるので、患者負担は1割で済みます。おまけに、高額療養費制度により、月の上限は数万円です。
治療はうまく行き、無事退院。
しかし、、、その数カ月後に「肺炎」で亡くってしまいました。
日本の平均寿命は男性約80歳、女性で約87歳。今後はさらに伸びると予想されています。
*あれ?違うの?「平均寿命」「平均余命」とは?
*人生100年とは言うけれど・・・どれだけ長生きするか知ってます?
一方、医療費は約40兆円を超え、その3分の1以上は後期高齢者である75歳以上です。
とりわけ、多くの医療費がかかる延命治療。
医師の半数が国民皆保険による医療は「持続不能」と回答している現実からも、高齢者の医療費削減の議論は、命に直結する問題だけに容易ではありませんが、平均寿命を超えたら高額な薬は使わないとか、治療内容によっては自己負担割合を引き上げるなど、、、
自分の両親でもそんなことが言えるのか?
そんな声もあろうかと思いますが、何かしら真剣に考えなければいけない時代かもしれません。
皆さんはどう思われますか?
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