やっぱりね、トリック断行?@大手5行が保険販売手数料開示
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は「大手5行が保険販売手数料開示」について少しお話しようかと思います。
8月のブログで、大手5行が保険販売手数料開示となることを書きました(見てくれてますか?w)
*大手5行が保険販売手数料開示
簡単に説明しますと、銀行はマイナス金利の影響で今までのビジネスだけでは儲からないので、投信や保険商品をガンガン売って手数料稼ぎに躍起になっていたのだけれど、あんまりに度が過ぎた結果、国会で問題視され「その保険売って、どんだけ儲かるか契約者に開示しなさい」ってことになり、2016年10月から三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、三井住友信託銀行の大手5行で手数料開示が行われることになりました。
で、銀行としたらこれではマズイわけです。
”窓販”と呼ばれる、窓口で保険販売する銀行や証券会社に支払う保険会社からの手数料は、保険会社や各契約条件にもよりますが、概ね
円建:1~6%
外貨建:4~9%
もちろん、これら手数料は契約者が支払う保険金が原資になっているので
「1,000万円の保険を買ったと思ったら、翌日には950万円分しかないのと同じ」
ん〜こんなのバレちゃうマズイ!!
そこで、銀行はどうやら手数料の受取方法を、、、
手数料L字払
これはどうゆうことかと言うと、通常、一時払の保険商品の手数料というのは、1〜2ヶ月後に一括で受取ります(保険会社から振込れます)これを一括ではなく、初年度の手数料を薄くし、2年目以降数年間で”継続手数料”を受取る「L字払(受取額を図にするとL字型になるのでこう呼ばれています)」で受取る方法に変更した様子(または予定)
例えばこうゆうイメージです
これまでの手数料受取方法
一時払保険料:1,000万円
手数料 7%:70万円
改訂手数料受取方法
一時払保険料:1,000万円
初年度手数料 3%:30万円
継続手数料 1%:10万円 ✕ 4年
合計手数料 7%:70万円
銀行は1,000万円支払った契約者に対して、これまでの受取方法では
『保険料1,000万円、当行は70万円の手数料を頂きま〜す、ありがとうございま〜〜す』
のはずが、
『保険料1,000万円、当行は30万円の手数料を頂きま〜す、ありがとうございま〜〜す』
で、良い。そう、初年度の手数料だけ開示すれば良いんです。
こんなことは海の向こうでもとっくにあったことで、イギリスやオーストラリアでは手数料を記した書面をクライアントに開示し、署名を頂かないと契約が成立しないことになった段階で、代理店の受取る手数料の型をL字型(初年度の手数料が多く、2年目以降少なくなる型)からフラット型(1年目もそれ以降も同じ手数料)に変更。開示する必要が初年度手数料のみだと、”いたちごっこ”だったりするわけで、ここらあたりは世界中、考えることは一緒なんですね。
実はここまでの話は大手5行からヒアリングを行ったわけではなく(聞いても答えてくれないでしょうけど)、全保険会社からヒアリングしたわけでもありません。銀行にも商品提供ある外資系の保険会社の方から聞いた情報です。ただし、これまでの経験上からもおおよそこのような結果は予想できていましたので、恐らくそう大きく間違ってはいないと思います。銀行も保険会社もこのようなトリッキーな方法を行っているはずです。
いずれにしてもこの手数料開示の波、銀行だけではなく保険業界でも顧客への手数料開示が義務となる日も近いでしょう。
*保険ショップ規制案発表「手数料の報告義務化」
Point
このように「受取方法」を変更したりと”あの手この手”はいくらでもあります。また、保険業界の手数料体系は実は結構複雑で、代理店によって「シャドーボーナス(裏ボーナス)」ってのも存在します。銀行あたりでも当然、このようなボーナスがあるはずで、銀行ほどの大型代理店であれば、そのボーナスは数億から数十億円単位かと思います。ですから、金融庁がどんなに躍起になったところで「残念賞」が関の山ってところでしょう。
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