今さらだけど。。。公的年金基本の”き”　④老齢厚生年金

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は、

公的年金基本の”き”　①公的年金の全体像

公的年金基本の”き”　②保険料の仕組み

公的年金基本の”き”　③老齢基礎年金

に引き続き『公的年金基本の”き”　④老齢厚生年金』ついてお話します。

老齢厚生年金月額の計算

年収の平均÷12×5.481÷1000×厚生年金の被保険者年数

具体例：サラリーマンAさん（夫）と、Bさん（専業主婦）

大学卒業後、サラリーマンAさんの場合

大学を22歳で卒業し、卒業後22歳から60歳までサラリーマンのAさん。

38年間の平均収入は480万円でした。

・老齢厚生年金月額：480万÷12×5.481÷1000×38＝83,311円（約8.3万円）

・老齢基礎年金月額：61,695円（約6,2万円）

Aさんの年金月額：14.5万円

＊基礎年金額は公的年金基本の”き”　③老齢基礎年金参照

注意）学生納付特例制度

国民年金は20歳以上60歳未満の人が支払義務がありますが、学生については、申請により所得に応じて在学中の保険料納付が猶予されています。

本人の所得により適用され、家族の所得多寡は不問です。

これを「学生納付特例制度」と言います。

短大卒業後、サラリーマンの後、専業主婦Bさんの場合

短大を20歳で卒業し、卒業後20歳から30歳までの10年間はサラリーマンとして働き、その後サラリーマンのAさんと結婚。

30歳から60歳まではサラリーマン夫の専業主婦だったBさん

サラリーマン時代10年間の平均収入は360万円でした。

・老齢厚生年金月額：360万÷12×5.481÷1000×10＝16,443円（約1.6万円）

・老齢基礎年金月額：64,942円（約6,5万円）

Bさんの年金月額：8.1万円

＊基礎年金額は公的年金基本の”き”　③老齢基礎年金参照

このAさん、Bさん世帯の年金月額

14.5＋8.1＝22.6万円

このあたりの数字、なんとな〜くよく目にしませんか？

ね、実収入209,189円

毎年このあたりの数字が平均になっている計算根拠が、さきほどのAさんBさんご夫婦で計算した数字なんです。

で、

これでは足りていないので、自分でなんとかしてね

と、国はいろいろなところで言っているわけです。

皆さんご準備はいかがですか？

次回は最後になります。遺族基礎年金と遺族厚生年金についてザックリと解説したいと思います。

わからないことやご質問などは、いつでもお気軽にご連絡下さい（無料です）

『世界中からベストな保険を』K2Assurance　皆さんのオーダーメイドがここにはあります