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税金を考慮すると「小規模企業共済」の実力はどうか?を検証(数字は最強かもね、これ)

公開日: : 最終更新日:2019/03/12 公的制度, ライフプランニング

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は『税金を考慮すると「小規模企業共済」の実力はどうか?を検証』についてお話したいと思います。

 

「小規模企業共済」についての詳細は前回のブログを参考にして頂くとして、同制度の最大の魅力は「掛金が全額所得控除される」ことです。そこで今回はこの制度が税効果を含めるとどれくらいの”実力”かを検証したいと思います。全額所得控除という面ではiDecoも同じなので、そちらも同時に比較してます(iDecoは運用0%と設定)。

*「小規模企業共済」とは?

 

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小規模企業共済 積立期間20年

・積立月額:30,000円

・積立期間:20年

積立総額:30,000×12×20=7,200,000円

・予定利率:1.0%

(予定利率参考)

平成  8年4月~ 「6.6%」から「4.0%」に変更
平成 12 年4月~ 「4.0%」から「2.5%」に変更
平成 16 年4月~ 「2.5%」から「1.0%」に変更

共済金A(事業廃止等):8,359,200 円

共済金B(老齢給付等):7,976,400 円

受取時課税:なし

 

課税所得:195万円超330万円以下(所得税率10% 住民税率10%)】

・所得控除による節税効果:72,800/年

・共済金A実質返戻率:146%

・共済金B実質返戻率:139%

 

・iDeco実質返戻率   :124%

 

【課税所得:330万円超695万円以下(所得税率20% 住民税率10%)】

・所得控除による節税効果:109,500/年

・共済金A実質返戻率:167%

・共済金B実質返戻率:159%

 

・iDeco実質返戻率   :142%

 

【課税所得:900万円超1,800万円以下(所得税率33% 住民税率10%)】

・所得控除による税効果:157,300 円/年

・共済金A実質返戻率:206%

・共済金B実質返戻率:197%

 

・iDeco実質返戻率   :174%

 

参考)海外積立年金「元本確保型年金プラン」 積立期間20年

・積立月額:300USD

・積立期間:20年

・積立総額:300×12×20=72,000USD

・満期積立金(最低保証):115,200USD(160%)

・受取時課税(分離課税の場合):115,200USDー{(115,200ー72,000)×20%}=106,560USD

・実質返戻率:106,560÷72,000=148%

 

◯◯返戻率の高い順◯◯

  1)小規模企業共済A【課税所得:900万円超1,800万円以下(所得税率33% 住民税率10%)】206%

  2)小規模企業共済B【課税所得:900万円超1,800万円以下(所得税率33% 住民税率10%)】197%

  3)      iDeco    【課税所得:900万円超1,800万円以下(所得税率33% 住民税率10%)】174%

  4)小規模企業共済A【課税所得:330万円超  695万円以下(所得税率20% 住民税率10%)】167%

  5)小規模企業共済B【課税所得:330万円超  695万円以下(所得税率20% 住民税率10%)】 159%

  6)   海外積立年金 「元本確保型年金プラン(160%最低保証)」                 148%

  7)小規模企業共済【課税所得:195万円超  330万円以下(所得税率10% 住民税率10%)】 146%

  8)     iDeco    【課税所得:330万円超  695万円以下(所得税率20% 住民税率10%)】  142%

  9)小規模企業共済B【課税所得:195万円超   330万円以下(所得税率10% 住民税率10%)】  139%

10)    iDeco   【課税所得:195万円超   330万円以下(所得税率10% 住民税率10%)】  124%

 

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小規模企業共済制度 積立期間15年

・積立月額:30,000円

・積立期間:15年

・積立総額:30,000×12×15=5,400,000円円

・予定利率:1.0%

・共済金A (事業廃止等)6,033,00 円

・共済金B (老齢給付等)5,821,20 円

・受取時課税:A(1,684円)

       B(なし)

 

課税所得:195万円超330万円以下(所得税率10% 住民税率10%)】

・所得控除による節税効果:72,800/年

・共済金A実質返戻率:140%

・共済金B実質返戻率:135%

 

・iDeco実質返戻率   :124%

 

【課税所得:330万円超695万円以下(所得税率20% 住民税率10%)】

・所得控除による節税効果:109,500/年

・共済金A実質返戻率:161%

・共済金B実質返戻率:155%

 

・iDeco実質返戻率   :142%

 

【課税所得:900万円超1,800万円以下(所得税率33% 住民税率10%)】

・所得控除による税効果:157,300 円/年

・共済金A実質返戻率:198%

・共済金B実質返戻率:191%

 

・iDeco実質返戻率   :174%

 

参考)海外積立年金「元本確保型年金プラン」 積立期間15年

・積立月額:300USD

・積立期間:15年

・積立総額:300×12×15=54,000USD

・満期積立金(最低保証):75,600USD(140%)

・受取時課税(分離課税の場合):75,600USDー{(75,600ー54,000)×20%}=71,280USD

・実質返戻率:71,280÷54,000=132%

 

◯◯返戻率の高い順◯◯

  1)小規模企業共済A【課税所得:900万円超1,800万円以下(所得税率33% 住民税率10%)】198%

  2)小規模企業共済B【課税所得:900万円超1,800万円以下(所得税率33% 住民税率10%)】191%

  3)      iDeco    【課税所得:900万円超1,800万円以下(所得税率33% 住民税率10%)】174%

  4)小規模企業共済A【課税所得:330万円超  695万円以下(所得税率20% 住民税率10%)】161%

  5)小規模企業共済B【課税所得:330万円超  695万円以下(所得税率20% 住民税率10%)】155%

  6)     iDeco    【課税所得:330万円超  695万円以下(所得税率20% 住民税率10%)】142%

  7)小規模企業共済【課税所得:195万円超  330万円以下(所得税率10% 住民税率10%)】140%

  8)小規模企業共済B【課税所得:195万円超   330万円以下(所得税率10% 住民税率10%)】135%

  9)   海外積立年金 「元本確保型年金プラン(160%最低保証)」                 132%

10)    iDeco   【課税所得:195万円超   330万円以下(所得税率10% 住民税率10%)】 124%

 

 

いかがですか?数字で比較すると「小規模企業共済」の実質返戻率はかなり高いことがわかりますね。

特に

 

所得税の高い人、つまり収入の多い人ほどその『実質利回り』は海外のものよりも高く、国内外含め最強かもしれません

 

企業型の選択制確定拠出年金では社会保険料も控除されますので、そちらと同程度ではないでしょうか。

*「選択制確定拠出年金」の驚くべき利回り【50歳のケース】

 

これ以上の利回りで、安定的に運用出来る自信のある方は別ですが、そうではない

個人事業主や会社経営者の方は検討する価値があると思います

 

ただし、、、

現行の予定利率は1.0%ですが、この超低金利下ですから、再度引下げられる可能性もあります。

その場合、上記の数字よりも共済金の金額や返戻率は低くなります。

 

さらに、

 

・通貨分散

・国外での財産保全

・インフレ

 

へのリスク対応という点は、まったく出来ていないので、それらも含めて検討する必要があります。

*それでも”円”だけを持ち続けますか?【外貨を持ったほうが良い理由】①

*「預金封鎖」と「デノミネーション」

 

ちなみに、、、

これらを理解した上で私自身は

「小規模企業共済」には加入していません

「iDeco」にも加入していません

海外積立年金の「変額年金プラン」に加入しています

 

わからないことはいつでもお気軽にご相談下さい。

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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