相談事例：保険の見積は自分で取寄せる？保険ショップで相談する？

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今回は相談依頼の方の事例を紹介したいと思います。

【質問】

保険の見積について。

自分自身の保険の加入を考えています。

いくつか気になった保険会社に連絡し、見積の訪問をお願いした方が確実ですか？

ほけんの窓口のような所で、何社も一気に見積した方が手間は省けるけど、一つ一つの契約内容について知識は浅いのでしょうか？

その他、お勧めの保険や必ず確認しておいた方がいい点など、あわせて教えて頂けると嬉しいです。

宜しくお願いします。

【回答】

保険加入に当たりご自身でいくつかの保険会社に連絡を取って見積を依頼する場合、何を基準にその保険会社を選択されますか？

CMやネットでの評判、知人の方からのススメなどでしょうか…

いずれにしても、日本にある41社の生命保険会社の中から、一般の方がそれを選別し比較するのは少し難しいと思います。

例えば、非常に単純な仕組みの終身保険ひとつにしても、実は保険会社によって仕組などが少し違っていて、単純に保険料の安さでの比較や、返戻率（解約した時に戻ってくる金額÷支払った保険料の総額）の比較だけでは現れてこないようなものがあります。そのため、知恵袋のようなサイトの回答でも、間違った説明や回答をよく見かけます。

＊マニュライフ生命の終身保険「こだわり終身保険v2」

そうであれば、保険の窓口のような”保険ショップ”と呼ばれる複数の保険会社の商品を扱う乗合代理店や、乗合代理店の保険セールスに相談された方が良いでしょう。

乗合代理店の多くは、年齢や払込期間、保障金額などのある一定の条件を入力すると、自動的に比較が出来るシステムを持っています。保険料の安い順番にしたり、◯◯年目に返戻率の高い順に比較したりすることが出来ます。これが100％信頼出来るものではありませんが、ある程度の信頼度があるシステムですので、この数字を元にして、上位となった各保険会社の見積（正確には設計書といいます）や、数字だけでは現れない特徴を持った商品の見積を保険セールスは作成していきます。

ただし、その担当者が上位になった保険会社の商品や、それらの商品を本当にススメてくれるかどうかという問題があります。残念ながら保険セールスの中には自分の受取れるコミッション（手数料）の多いものをススメる人達がいるのも事実です。

＊完全実力主義!?「保険営業のコミッション」について

学資保険はその典型で、保険セールス達の手数料は非常に少ないため、これに替えて支払い期間を短くした低解約返戻金型終身保険という商品を積極的にススメてきます。

＊新しい教育費の貯めかた？「低解約返戻金型終身保険 の学資プラン」

また、各保険会社は自分達の会社の商品をより多く販売してもらうために、ある一定の期間に「キャンペーン」と名をうって、通常より多くの手数料を上乗せして支払います。そのような時期では、その会社の商品を積極的にススメてくる場合も多くあります。

いくら多くの保険会社の商品を比較できても、こればかりはそれに携わる保険セールスの倫理観次第というところですから、ご相談者さんにとって一番の方法は、”信頼できるセールスパーソン”を見つけることです。

＊保険セールスの担当者次第であなたの”運命”も変わる