「逓減定期保険」「団体信用生命保険」とは?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は「逓減定期保険」「団体信用生命保険」についてお話したいと思います。
逓減定期保険の逓減とは、「段々に減っていく」ことを意味します。支払う保険料は一定の平準払ですが、保障額が所定の割合で減っていく保険なので、このような名称になっています。
定期保険ですので、解約返戻金は払込期間中にゼロ、またはあってもごくわずかで、払込終了時には解約返戻金のない掛捨ての保険ですが、一般の定期保険と比較した場合、少しずつ保障額が減っていく分、保険料は割安になります。
保険期間は、10年、20年などの一定期間または60歳、65歳などの歳満了があります。保険金額は、設定した保険金額から年3%、年4%などの決まった割合で減り、逓減の仕方は、保険商品や設定タイプによって様々です。
この保険は遺族の生活を保障する目的や借入金に対する保障を目的として加入し、必要保障額や借入残高は年々減っていきますので、その減っていく必要保障額にあわせて、保障を準備します。
例えば、世帯主の方が死亡した場合に、残された家族にとって必要となる保障額は、今現在よりも、1年後、5年後、10年後と年が経つにつれて少なくてすみます。この考え方の保険としては収入保障保険が同じですが、収入保障保険では保険金を一括または年金式に受取ることができますが、逓減定期の場合は保険金を一括で受取ることになります。
また、住宅ローンも同様に年数につれて残債は少なくなりますので、被保険者(ローンの返済者)が万が一亡くなった場合に、残債分を返済するための目的にも適していますが、通常は住宅ローンを利用する場合は団体信用生命保険(略して団信といいます)という保険に加入します。残りのローンを保険金で返済するための保険で、保険料はローンの返済額に含まれています。この団体信用生命保険の保険金受取はローン借入先の金融機関になっているので、ここが個人で加入する逓減定期や収入保障保険とは大きく違うところです。
しかしながら、住宅を購入し団体信用生命に加入した場合は、既に加入している生命保険の見直しをすることで、保険料を節約できる場合が多くありますので、その際は検討して下さい。
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