「外貨建て生命保険」とは?
今日は「外貨建て生命保険」についてお話したいと思います。
外貨建ての生命保険とは外貨で保険料を支払い、保険金や解約返戻金なども外貨で受け取る仕組みの保険です。
最近は円入金特約を付けることにより保険料は円で支払い保険会社がその時のレートで外貨に変えるような仕組みがあります。
主に終身保険、養老保険、個人年金保険などの商品があり、通貨は米ドル建て、ユーロ建て、豪ドル建てがあります。
10年ほど前であれば日本の保険会社が販売する米ドル建ての商品も非常に金利が高く、米ドル建てが多く販売されていました。10年満期の一時払商品では5〜6%程度の利率があり、1ドル110円前後ではありましたがそれでも魅力的でした。当時の契約者は1ドル70円位になったときは「ヒヤっ」としたと思いますが、現在は1ドル120円くらいですので”利率+為替”でもプラスになっていますね。
最近の日本で販売する米ドル建ての保険は利率も悪くなったことから、ここ数年は各社で豪ドル建てを多く販売しています。しかし、最近の豪ドル建て商品もかなり利率は悪くなっています。
外貨建てですので保険料の支払い時と保険金や解約返戻金の受取時に円と外貨の両替をすることになり、為替の影響を受けます。
円高であれば円換算すると、保険料支払いの時は保険料が安くなり受取時は目減りします。
逆に円安になれば円換算すると、保険料支払い時は保険料が高くなり受取時は多くなります。
また、為替手数料が各社で違っていますので表面の利率だけではなく、この為替手数料も考慮しなければいけません。
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