保険見直しの際は確認してみて下さい 「団体定期保険」とは?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は「団体定期保険」についてお話したいと思います。
団体定期保険とは、グループ保険とも呼ばれ、所属している企業や団体が生命保険会社と契約して加入する保険期間1年の定期保険で、保険期間中に死亡した場合に死亡保険金が受け取れ、満期金はありません。会社であれば通常退職まで保障は継続できます。
団体定期保険は、加入形態によって「全員加入団体」と「任意加入団体」の2つに区分され、全員加入の団体をAグループ、任意加入の団体をBグループと言います。
・全員加入【Aグループ】〜総合福祉団体保険
契約者が会社となり、年齢・性別・報酬金額・勤続年数・役職別など、企業が会社規定や弔慰金規定に則り、原則、従業員全員を加入させるので、保険料の支払は会社となります。
多数の従業員を一括して加入させることにより、割安な保険料で大きな保障を得ることができるため、多くの企業で導入されています。
Aグループについては、以前、従業員の知らない間に会社が保険をかけたといって、会社と遺族との間で訴訟が起きたため、平成8年11月より「総合福祉団体定期保険」と名称を変更し、従業員が同意のもと、会社の福利厚生規定の運営と従業員および、従業員の遺族の生活保障を目的とする保険となっていて、保険金は原則、保険会社から直接遺族に支払われます。
・任意加入【Bグループ】
契約の募集に際して従業員に加入の推奨を行い、希望する者のみ任意加入する団体保険で、通常、保険料は給与からの引去りとなります。
保険会社としては、一括管理や事務手続きができるため経費削減が図れること、職業的リスクを把握することができることなどにより、割安な保険料を提供することができます。
保険加入、または保険の見直しの際にグループ保険といった場合は一般的には、「任意加入(Bグループ)」のことを指します。
この他に団体保険は
・団体医療保険
・団体所得補償保険
・団体信用生命保険
・団体年金保険
などがあります。
団体定期保険は一般に加入する生命保険に比べると非常に割安な保険料で加入できます。
私が保険見直しのアドバイスをさせて頂いた上場企業にお勤めのクラアントの方は、非常に割安な保険料で加入できるな団体保険と医療保険を会社が用意していました。保険料からみると、とても保障が充実していましたので、在職中はそちらの制度を上手に利用し、見直しを総合的に提案しました。
生命保険の加入を検討する際にはこのような制度が利用できるかどうか、保障期間がどれくらいまでか、などを確認し、団体に属していて加入可能な期間は、この保険を上手に利用することで毎月の保険料を節約することができます。
心当たりのあるかたはいつでもご相談下さい。
関連記事
-
契約事例:ある法人で契約していた損金保険の出口戦略
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。今日は契約事例として『ある法人で契約していた損金保険の
-
ソニー生命「特殊養老保険」(無配当)福利厚生プラン
こんにちは、K2 Collegeの野村です。今回は、 ソニー生命の「特殊養老保険」ついてご紹介します
-
ニッセイの「スーパーフェニックス」(長期平準定期保険)法人向け商品
こんにちは、K2 Collegeの野村です。長期平準定期保険はかつて、法人向けの「節税商品」として人
-
SOMPOひまわり生命「終身がん保険」(法人バージョン)
こんにちは、K2 Collegeの野村です。今回は、 SOMPOひまわり生命「終身がん保険」について
-
年収1,000万円以上の保険セールス「MDRT」「COT」「TOT」とは?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。今日は「MDRT・COT・TOT」についてお話したい
-
「生命保険募集人・募集人資格」「トータル・ライフ・コンサルタントTLC」とは?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。 今日は「生命保険募集人・募集人資格」「トータル
-
最近の個別相談シリーズ①〜アクサのユニットリンクをやめて海外終身保険に切り替え〜
皆さんこんにちは。保険アドバイザーの野村です。1週間ほど更新できておりませんでしたが、3月に入ってか
-
法人向け全額損金の商品〜NN生命「生活障害保障型定期保険」2017年9月改定
皆さんこんにちは「保険アドバイザー 和田」です。今日はNN生命「生活障害保障型定期保険」について解説