健康状態に不安があってもあきらめないで下さい「特別条件付契約・部位不担保」「特別保険料・割増保険料」とは?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は「特別条件付契約」「特別保険料・割増保険料」についてお話したいと思います。
特別条件付契約(条件付特約)とは、保険契約において被保険者の健康状態が所定の基準に適合しない場合に、その状態によって条件がつけられる契約のことです。
例えば、契約時の健康状態に関連する特定の病気や特定の高度障害状態について、契約してから一定期間内に死亡・高度障害状態になった場合の保険金や、入院をした場合に受取れる給付金の金額を削減をしたり、特定の部位に生じた疾病の保険金や給付金の支払を対象外とする「部位不担保」といった条件がつけられます。
この部位不担保は特に医療保険に付けられることが多く、ある特定の部位に生じた疾病の入院、通院、手術等の給付金等が支払われません。保険期間の全期間を不担保とする場合と一定期間のみ不担保とする場合があります。私の経験では子宮にかかわる病気について部位不担保となる女性の医療保険契約に多かったです。保険セールス駆出しの頃よりも年々増えていったように感じました。
また、保険料を通常の保険料より割増とすることで契約を引受ける場合もあります。この割増になった保険料のことを特別保険料、会社によっては割増保険料と呼び、割増しする条件や金額については、被保険者の健康状態によって異なり、また保険会社や商品によっても基準が異なります。業界ではこの割増保険料のことを「特P(トクピー)」と言ってたりします。
非喫煙者割引や健康優良体割引の反対にあるのがこの割増保険料・特Pですね。
保険料が割増になったとはいえ、引受緩和型の保険に比べれば保険料は安くなるはずですから、多少健康に不安がある方も保険加入をあきらめずに、20年ほど前に比べると引受け条件はかなり緩くなっていると思いますので、このような”条件付き”という方法で加入されるといいでしょう。
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