「払込」に関する用語【保険料払込期間・一時払・有期払・終身払・全期払・短払・月払・半年払・年払・前納・全期前納・平準払込方式】
今日は「払込」に関する用語についてご説明したいと思います。
払込とは、その名の通り保険料を納めることを言い、この保険料を払込む期間を保険料払込期間と言います。
保険料払込期間には一度に全て支払ってしまう一時払と、一定の年齢または一定の期間で終了する有期払、契約を継続する限り払込を続ける終身払があります。
有期払いのうち保険期間(契約した保障が効いている期間、保険の契約期間)と保険料の払込期間が同一の払い方のことを全期払と言い、保障が終わるまで保険料を払い続けます。ですから、終身保険の全期払いは終身払いということになります。
保険料払込期間と保険期間は必ずしも一致せず、保障期間よりも短い期間で保険料を払い終わってしまうことを短払と言います。払込み期間が短いほど、毎回支払う保険料は高くなりますが、保険料の払込総額は少なくなります。60歳・65歳払いなどの歳払込満了と10年・15年払いなど年払込満了があります。
いずれの払込にも、保険料を毎月払込む月払、半年ごとに払込む半年払、年1回で払込む年払があり、年払は半年払よりも、半年払は月払よりも保険料が割引され年間保険料は安くなります。
更に「半年払い」「年払い」については前もって数回分・数年分の保険料を払ってしまう前納という割引の方法があり、これにより払込保険料は安くなります。
全期間分の保険料を前納することを全期前納と言い、一度で全ての保険料を支払ってしまうという点では一時払と同じですが、一時払いの場合は払い込んだ金額のすべてが保険料となり、前納の場合は前納した保険料の金額は未経過保険料と言って払込期日が来るまで、保険会社が保険料を預かっているだけなので、解約した場合や死亡した場合、保険料にまわっていない分は保険金や解約返戻金とは別に払戻される点が違っています。
また、これらの保険料は本来、自然保険料と言って、年齢の増加とともに高くなるものですが、毎年保険料が変わってしまってはわかりにくくなることや、支払が困難になってしまうこと、また保険会社の事務的にも煩雑になるなどの理由から、保険料は払込期間を通して一定額になるよう平準化されています。これを平準払込方式と言います。
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