「所得保障保険・就業不能保険」とは?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は「所得保障保険・就業不能保険」についてお話したいと思います。
所得保障保険保険・就業不能保険とは、被保険者がケガや病気により就業できなくなった場合に、給付金が支払われる保険です。
例えば「医療保険」では、入院や手術など治療に対する保障はありますが、生活に対する保障ではありません。もし、在宅で長期療養が必要になった場合などは医療保険では対応できませんので、就業不能保障保険で、その働けなくなった時の収入を補うための保険です。
実は、人によっては長期にわたって働けなくなる状態は「亡くなること」よりも、家計が受けるダメージは大きくなる可能性があります。
サラリーマンの場合でしたら亡くなった場合には、遺族年金や生命保険金、死亡退職金などがあり、長期療養の場合は、傷病手当金・障害基礎年金・障害厚生(共済)年金などの「社会保険」により、ある程度守られています。「それだけでは足りない」と考える方もいると思いますが、その不足分をすべて「保険」で補おうとすることは賢い選択ではありません。
保険は確率論では無いことはこのブログでも何度となく触れていますが、起きるかどうかわからない、確率的に非常に低いリスクに備えてムダな保険料を払うのであれば、その保険料を「積立」「貯蓄」し、殖やしていく方が得策ではないかと思います。
ただし、社会保障が希薄な自営業の方の場合は傷病手当金も障害厚生年金もないので、病気やケガで長期間、働けなくなれば「働けないこと」が即「生活できないこと」になる危険性がありダメージも大きいので、入院や手術などの医療保険よりも、もしかしたら、生活そのものを保障するこのような所得保障保険・就業不能保険の方が意味があるかもしれません。
しかし…実際のところそんなに”売れていません”
それは保険料の負担がどんどん重くなってしまうからです。多くの方が先に考えるのは死亡保障、年金、医療、がん、介護といった保険商品で、それらに加入すると、この所得保障保険・就業不能保険にまで”お金がまわらない”からのようです。
そして、この就業不能状態の給付となるハードルがかなり高いのも要因です。
いずれにしても、ご自身のニーズを見極めた上で、保険料なども含めて保障全体のバランスを考え、無理のない範囲で加入を検討されることをオススメします。
一般的には団体保険(GLTDといいます)としての取扱が多いのですが、個人向けの商品(PLTD)では日立キャピタル損保やライフネット生命などで取扱があります。
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