「生命保険募集人・募集人資格」「トータル・ライフ・コンサルタントTLC」とは?
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は「生命保険募集人・募集人資格」「トータル・ライフ・コンサルタントTLC」についてお話したいと思います。
生命保険募集人とは、生命保険の募集を行う人のことです。生命保険の募集・販売をする人は生命保険協会が行う、募集人資格試験(一般課程)に合格し、金融庁に登録されることで募集人の資格(保険販売資格)が得られます。平たく言えばこれがないと保険が売れない、と言うか売っちゃいけないわけですね。ですから、募集人資格のない人が生命保険のパンフレット等を使って説明してはいけません。
この募集人資格は生命保険会社だけではなく、損害保険会社や銀行など生命保険を扱える金融機関、生命保険代理店などに関わるすべての人が受験することとなります。
一般課程の内容は、生命保険の商品や、生命保険の募集や販売におけるコンプライアンスなど、生命保険の募集や販売にあたって求められる基礎的なもので、もちろん私も20年ほど前に受けたわけですが、非常に簡単な試験です。一般課程試験は毎月、全国のいたるところで行われていて、試験時間は1時間ですが時間余りますね(笑)全く別業界の素人の方でも恐らく一晩テキストを見れば、十分受かります。
「一般課程」に合格すると「専門課程」「応用課程」「大学課程(生保大学)」と徐々に内容の難しくなる試験を受けていきます。(大学課程は全部で6科目あります)これらの過程を最短でパスしていっても1年くらいかかった記憶があります。
生命保険大学課程の全6科目に合格し、一定の条件を満たすと、社団法人生命保険協会によりトータル・ライフ・ コンサルタントTLC(生保協会認定FP)の称号が得られます。一般に言うファイナンシャルプランナー(FP)とは別物で、こちらの方が比べ物にならないくらい簡単な試験です。
所属する会社の方針にもよりますが、変額保険の募集や販売に必要となる「専門課程」までは、最低限受験する人が多いかと思います。ちなみに私が所属していた保険会社ではこれらの試験はすべて必須でした。普通にこの仕事に携わっているセールスであれば、そんなに難しいものではないので誰もが持っている資格だと思います。
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