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「選択制確定拠出年金」の驚くべき利回り【40歳のケース】

公開日: : 最終更新日:2019/04/02 保険商品(年金), ライフプランニング

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は『企業型選択制確定拠出年金の利回り【40歳のケース】』についてお話したいと思います。

 

まず、企業型選択制確定拠出年金については先日のブログを参考にして下さい。

*「企業型 選択制確定拠出年金」とは?

 

ではこの選択制確定拠出年金で毎月積み立ていった場合にどれくらいの利回りになっているのかを検証したいと思います。

 

【共通仮定】40歳 雇用形態:一般事業社員 / 勤務地:東京 / 平均標準月額:40万円 / 運用:元本確保型 / 60歳で一時金受取り

掛金別の税効果シミュレーションがこちら

 

シミュレーション1)毎月10,000円を積立た場合

・掛金年額:120,000円

・社保+税効果年額:62,608円

・実質掛金額:120,000ー62,608=57,392円

・60歳掛金総額:120,000×20年=2,400,000円

・実質掛金総額:57,392×20年=1,147,840円

・60歳時受取金額:2,400,000円

・実質返戻率:2,400,000÷1,147,840=209.1%

・年利:約6.7%

 

シミュレーション2)毎月30,000円を積立た場合

・掛金年額:360,000円

・社保+税効果年額:101,528円

・実質掛金額:360,000ー101,528=258,472円

・60歳掛金総額:360,000×20年=7,200,000円

・実質掛金総額:258,472×20年=5,169,440円

・60歳時受取金額:7,200,000円

・実質返戻率:7,200,000÷5,169,440=139.3%

・年利:約3.1%

 

シミュレーション3)毎月50,000円を積立た場合

・掛金年額:600,000円

・社保+税効果年額:161,480円

・実質掛金額:600,000ー161,480=438,520円

・60歳掛金総額:600,000×20年=12,000,000円

・実質掛金総額:438,520×20年=8,770,400円

・60歳時受取金額:12,000,000円

・実質返戻率:12,000,000÷8,770,400=136.8%

・年利:約3.0%

 

デメリット

掛金を支払うことで基本給が減りますので、老後の年金額や公的手当が減額されます。上記のシミュレーション別に老齢厚生年金のデメリットを見てみましょう(65歳からの平均余命は18.86年で計算*厚生労働省平成27年簡易生命表)

 

シミュレーション1)毎月10,000円を積立た場合

・社保+税効果総額額:62,608×20年=1,252,160円

・老齢厚生年金の年間減額見込み:13,154円

・65歳から平均余命までの年金減額総額:248,092円

・税効果>年金減額

・年金マイナス効果加味した実質返戻率:(2,400,000ー248,092)÷1,147,840=187.5

 

シミュレーション2)毎月30,000円を積立た場合

・社保+税効果総額額:101,528×20年=2,030,560円

・老齢厚生年金の年間減額見込み:39,463円

・65歳から平均余命までの年金減額総額:744,276円

・税効果>年金減額

・年金マイナス効果加味した実質返戻率:(7,200,000ー744,276)÷5,169,440=124.9

 

シミュレーション3)毎月50,000円を積立た場合

・社保+税効果総額額:161,480×20年=3,229,600円

・老齢厚生年金の年間減額見込み:65,772円

・65歳から平均余命までの年金減額総額:1,240,460円

・税効果>年金減額

・年金マイナス効果加味した実質返戻率:(12,000,000ー1,240,460)÷8,770,400=122.7

 

*マイナス影響もありますが、年金額の数字だけで見ると、プラス効果の方が圧倒的に大きいのがわかります。

 

40歳時点で給与月額を40万円の計算ですから、50歳、60歳と年齢が上がって給料が上がれば、平均標準月額報酬も上がるのでシミュレーション結果は違ってきますから、40歳前後の方はザックリこんなイメージだと捉えて下さい。

 

Point

このシミュレーション結果は

 

・報酬月額

・掛金の金額

 

で、社会保険料等級の下がり方の違いにより大きく変わってきますが、いずれにしましても

 

日本国内で、これだけの利回りを確定保証された商品はないと思います。

特に月額1万円の積立シミュレーションでは驚愕の209.1%の実質返戻率。

これはさすがに海外の商品(確定保証系商品)でも出せない利回りです

 

でも、実際には殖えているわけではないので”税効果恐るべし”といったところでしょう。

これが以前から、私が何度もこのブログで言っている『日本の商品で老後資金を準備するなら「確定拠出年金(401k)」が最も良い』という根拠です。決して感覚的に言っているわけではないというのがご理解頂けましたよね(笑)

 

では次回は45歳、次に50歳のケースで検証いたいと思います。

*「選択制確定拠出年金」の驚くべき利回り【45歳のケース】

*「選択制確定拠出年金」の驚くべき利回り【50歳のケース】

 

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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