逓増定期保険の名義変更プランが終わるかも?
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皆さん
こんにちは、保険アドバイザーの野村です。
ようやく暖かい日が続いてきましたね!花粉症が酷いですがw
そんな中、久々に国内生命保険のニュース!!
ですが、Bad Newsです!!たまにはGood Newsも聞きたいですがw
先週末からまた生命保険業界がざわつきだしました・・・
あの、
バレンタインショック
から約2年が経ち、「最後の切り札」としていまだに存在していた法人保険を活用したメリットである
逓増定期保険を活用した名義変更プラン(いわゆる名変プラン)にも金融庁のメスが入りそうだという噂・・・。
名変プランとは?
きっかけは、とあるTwitterからの情報らしいですが逓増定期保険を扱っている会社は限られておりますので、
個人(リテール向け)に販売している会社にとっては大した問題ではないです。
発信先を調べると、どうやらNN生命発信らしいですがマニュライフ生命や富士生命は知らないですの一点張りだそうです。
今週に入って進捗があり、以下の通りです。
【国税庁からの連絡概要】
・法人契約の定期保険を個人に名義変更した際の給与課税につき、見直しを検討
・解約返戻金が資産計上額の7割未満の場合は資産計上額で評価するよう見直す方向
・対象契約は2019/7/8以降に締結した契約について、名義変更を行なった場合に適用を想定
・6月末の改正を目指す方向まだ現時点では検討段階であるため、各社としての対応や案内等は確定しておりません。
との事です。
これをみると、まずは対象契約ですが2019年7月8日以降の締結した契約ですから明らかに意図的ですね。
なぜならば、バレンタインショック法人として加入するプランが1つ無くなったが法人がこの名変プランに流れて加入し、このタイミングで網をかけに行こうという感じですね。
また、このプランに関しては保険料は4分の1損金、4分の3資産計上のケースが多いですので今回の
解約返戻金が資産計上額の7割未満の場合は資産計上額で評価するよう見直す方向
と言うのは名変する際に、社長個人がこの保険を買取りする資産評価としては完全に逆転してしまい、メリットを失います。
とはいえ、現段階では確定ではないですが該当する法人や保険募集人はドキドキでしょうね。
仕切り直しで・・・と言うわけには行かないので、今はただひたすらじっと待つしかないですが
いつかはこうなるだろうと思っていた募集人は多くいたでしょうけど・・・。
ただ、今回のケースですと過去に遡っての契約からとなりますので、コロナ禍で更に痛んだ国庫の税収を逃がさないようにする策かもしれませんね。
見解を待ちましょう!
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