今さらだけど。。。公的年金基本の”き” ③老齢基礎年金
公開日:
:
最終更新日:2018/05/30
公的制度
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今日は、公的年金基本の”き” ①公的年金の全体像、公的年金基本の”き” ②保険料の仕組み、に引き続き『公的年金基本の”き” ③老齢基礎年金』ついてお話します。
前2回でもご説明しましたが、老齢基礎年金は「国民年金」を支払ったことで、65歳から受取れる年金です。
「国民年金」は、日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満のすべての人が加入し、「第1号被保険者」「第2号被保険者」「第3号被保険者」により、保険料の納め方が異なります。
保険料の累計
・2018年度の保険料:16,340円
・16,340×12ヶ月×40年(20歳〜60歳)=7,843,200円
基礎年金額(2018年度価額)
・779,300円(約80万円)
40年間保険料を納めた場合
85歳(おおよそ平均余命)まで生存した場合の老齢基礎年金額の累計
779,300×20年=15,586,000円(198.7%)
100歳(人生100年)まで生存した場合の老齢基礎年金額の累計
779,300×35年=27,275,500円(347.8%)
66歳(受給開始から1年)まで生存した場合の老齢基礎年金額の累計
779,300×1年=779,300円(9.9%)
60歳〜64歳で死亡した場合の老齢基礎年金額の累計
0円(0.0%)
*第1号被保険者死亡の場合、遺族は死亡一時金を受取れる可能性あり
納付期間と年金額
年金受給資格期間
年金を受けるために必要な加入者期間は、以前は25年(300ヶ月間)以上となっていました。つまり、極端な例では保険料の納付期間が24年と11か月以下の人は、受給年齢に達していても年金が1円ももらえなかったということです。しかし、平成24年8月の「年金機能強化法」により、平成29年8月1日から公的年金は10年間(120ヶ月間)払えばもらえるようになりました。ですから、上記の表でも10年未満の場合は0円になるわけですね。
ザックリ覚えるには・・・
国民年金保険料1年払って2万円受給
ただし最低10年以上
40年間保険料を払った場合の老齢基礎年金額
40×2=約80万円
30年間保険料を払った場合の老齢基礎年金額
30×2=約60万円
15年間保険料を払った場合の老齢基礎年金額
15×2=約30万円
9年間保険料を払った場合の老齢基礎年金額
0円
老齢基礎年金は、長生きするほどものずご〜くお得なことがわかりますね。
ただし
このままこの制度が続けばの話ですが・・・
次回は老齢厚生年金についてザックリと解説したいと思います。
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