年間実施数が多い先進医療(A)ベスト5とその平均費用

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は、『年間実施数が多い先進医療(A)ベスト5とその平均費用』についてお話します。

最近は、保険といえば「医療保険」への関心度が最も高く、各保険会社でユニークな商品、価格競争が進み、その結果としてひところ前に比べると非常に割安なものも多くなり、加入率も他の商品より高くなっています。

＊年金不安な割には準備している人が少ない？「生命保険の意識調査と実態」

そもそも医療保険加入の是非については、これまでのブログや相談事例を読んで頂くとして

＊「平均」で考えれば医療保険は本当に必要か？

＊本当に医療保険が必要？＠「高額療養費制度」とは

医療保険を加入の際に、多くの方が気にされているのが「先進医療」です。

＊「医療保険」「医療特約」「先進医療特約」とは？

保険屋さんは「重粒子線治療」や「陽子線治療」などの高額になる先進医療治療を例に不安を煽るわけですが、今日は主な「先進医療」について少し見て頂こうと思います。

年間実施数が多い先進医療(A)ベスト5とその平均費用

順位 　技術名　 年間実施件数　平均費用

1 位　多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 　　　14,433件　　  　581,22円

2 位　前眼部三次元画像解析　　　　　　　　　　　 11,595件　　　　 3,484円

3 位　陽子線治療　　　　　　　　　　　　　　　　　 2,319件　　2,765,086円

4 位　重粒子線治療 　　　　　　　　　　　　　　　　1,558件　　3,149,172円

5位　EBウイルス感染症迅速診断(リアルタイムPCR法)　　255件　　　14,607円

出典：厚生労働省「平成29年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について」

このデータを見て頂いておわかりのように、ベスト5に「重粒子線治療」「陽子線治療」はランクインしていますが、1位の「多焦点眼内レンズ」と「三次元画像解析」との差は5倍〜10倍で、圧倒的に開いています。この「重粒子線治療」「陽子線治療」合わせて約4,000件の数は、全がん患者約100万人（＊国立がん研究センター　がん情報サービス　2017年調べ）に対して0.4％の数字です。

そのひとつの要因として上げられるのは、治療施設が少ないこと。こちらを御覧ください。

陽子線治療　 13施設

重粒子線治療　5施設

しか、全国にないんですね。（2018年現在）

また、この治療法をすべてのドクターが”善し”としてススメているわけではないようですし、医療現場では数ヶ月、数年待ちの治療は数多くありますから、皆さんがこの治療を希望されたからといって受けられるかどうかはわからないといわけです。最近ではこの「先進医療」だけの保険が損保ジャパン日本興亜ひまわり生命から販売されていて、多く問い合わせを頂きますが、それらのことも踏まえて検討して下さい。

＊月々500円の先進医療保険「Linkx coins(リンククロスコインズ)」を検討している方へ

ただし、、、

医療保険に加入している方、加入されている方は「先進医療特約」は付けておくようにしましょう。