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医療保険は「何歳払」にするのが得か?

公開日: : 最終更新日:2018/09/19 ライフプランニング

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は医療保険の払込期間に関するお話です。

 

医療保険加入の是非

多くの方が関心のある、特に女性に多い「医療保険」

まず、加入の是非に関しては言えば、日本は高額療養費制度という社会保障制度があり、保険は損得だけのことではありませんので、医療保険やがん保険に加入していたことで“本当に良かった”という方もいらっしゃいますが、ただでさえ、国の制度によって強制的に毎月保険料を支払っているわけですから、これに加えて民間の保険会社の医療保険に加入するのであれば、それらも踏まえて検討する必要があります。医療保険やがん保険は保険会社の非常に儲かる商品で、確率論ではありませんが、殆どの方が支払うよりも受取る金額の方が少なくなっていますので、ある程度預貯金が準備できている方はそれほど必要性はないと私は考えています。

*医療保険って必要?「高額療養費制度」とは?

 

とは、言ってもご相談頂く方々が加入希望されるのも確か。ただし、アドバイスの後、多くの方が必要最低限のレベルで加入しています。その際によくお話するのが、医療保険の払込期間についてです。私の持論では「終身払」をオススメしています。

 

私がオススメするのは終身払

その理由は、医学的進歩や国の医療制度(点数)の変更などにより治療方法が変化するため、それにともなって医療保険やがん保険は保険商品の中で最も保障内容が変わっていく商品だからです。私が保険業界に身を置きだした約20年前と現在では、まったくといってよいほど保障内容が変わっています。そのため、定期的な見直しも一番多くありますので、もちろん健康状態にもよりますが、短期で支払うよりも終身払にしてある程度定期的に見直すと良いと考えているからです。

では、損得に関してはどうなのか?数字で検証してみましょう。

 

「10年払」「65歳払」「終身払」どれが一番”お得”か?

女性の保険料が割安傾向で、10年払のある、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の終身医療保険「新・健康のお守り」で比較してみます。

*損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の終身医療保険「新・健康のお守り」〜30歳女性ランキング1位

◯前提 35歳 女性
 
◯保障内容「新・健康のお守り」(60日型)(通算1,000日)
・保障期間:終身
・入院日額:5,000円
・3大疾病入院日数:無制限
・七大生活習慣病入院日数:120日
・手術給付金:2.5・5・10・20万円
・先進医療特約:2,000万円
・特定疾病保険料払込免除特約(がんは診断確定、急性心筋梗塞と脳卒中は60日以上の労働制限となった場合、以降の保険料の支払は免除され、上記保障は一生涯続きます。上皮内がんは免除要件外
 
1)10年払 月払保険料:6,460円 払込総額:775,200円
2)65歳払 月払保険料:2,975円 払込総額:785,400円
3)終身払  月払保険料:2,165円
 
これをExcelの表みまとめました。
 
 

黄色:10年払の保険料払込総額775,200円以上になるところ

緑色:65歳払の保険料払込総額1,071,000円以上になるところ

 
私がオススメしている「終身払」では65歳の時に「10年払」よりも保険料払込総額が多くなり、77歳時に「65歳払」よりも保険料払込総額が多くなります。日本人の平均余命を考えれば短期払の方が良い、つまり”お得”なわけですが、ここでの数字は途中で保障を見直すこともしないことを前提としていますし、「三大疾病払込免除」の状態になれば保険料の払込は免除されますので、それらのシチュエーションは加味していません。
 
 

結論

損得計算でいけば短期払の方が有利ですが、保険業界に20年以上携わった私の意見では「見直し」を定期的に行えるようにしたほうが良いと考えています。また、月々の保険料も「終身払」が一番安くなりますから、その分で老後資金や万が一の時の「積立」に回しておかれたほうが良いと思います。

 
医療保険含め、皆さんのご質問を受け付けていますのでお気軽にご相談下さい。
 

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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