相談事例:住友生命の個人年金「たのしみワンダフル」について質問です(36歳 女性)
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保険相談事例
皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。
今回は相談依頼の方の事例を紹介したいと思います。
【質問】
住友生命の個人年金「たのしみワンダフル」についてです。
①36歳女性、月払保険料15,000円、60歳払込、65歳受取開始、5年確定年金=116.4%
②36歳女性、月払保険料15,000円、60歳払込、65歳受取開始、10年確定年金=120.2%
参考迄に、
③36歳女性、月払保険料15,000円、60歳払込、60歳受取開始、10年確定年金=113.9%)
①②で迷っております。
10年確定年金ですと受取率が高いので魅力的ですが、
実際65~75歳迄の1年づつの受取となるので、急な出費などに対応できないのではという不安もあります。
また、公的年金の年齢引き上げの可能性もあると考えると早めに自由に利用できるお金を多く受取した方が良いのかなと思っております。
他に、実際歳をとるにつれて出費は減るかと思うので、70歳以降の受取はなくてもいいのかなとも思います。
上記のことから①の5年確定年金の方で検討しようかと思いますが
何かデメリットやアドバイス、他のかけ方の方が良いということなどありましたら、ぜひ教えて下さい。
ネット記事等によると10年確定型が多いようなので、迷っております。
【回答】
ご質問の回答とは少し違ってしまいますが、そもそも住友生命の個人年金「たのしみワンダフル」の加入自体を考えなおすべきです。
現在、日本の保険会社で販売されている終身保険や学資保険、個人年金保険など貯蓄性のある保険は史上最低の利回り(正確には予定利率と言います)の保険で、長い期間を超低金利の利率で縛られた上に、途中で見直そうと思っても支払中のほとんどの期間で元本割れです。
30年後に20%ほど殖えているので、一見するとメリットのように感じますが、保険のような長期にわたるような契約で30年後に20%殖える程度では、インフレ(物価が上がってお金の価値が下がること)が起これば”実質元本割れ”になります。現在、政府が目標としている「インフレ率2%」だとすると、20年後には最低でも33%、30年後には45%以上くらい増えていなければいけません。
このような”わずかばかりの利息”のために、現在のような史上最低の利率の保険に加入するくらいでしたら「タンス預金」にでもした方が、よほど良いでしょう。
*インフレ対応していなければ、あなたの保険は吹き飛びます
もし、日本の商品で老後資金の準備をするのであれば「確定拠出年金(401K)」をオススメします。
*日本国内の商品で老後資金を作るならこれ「個人型確定拠出年金(401K)」
「確定拠出年金(401K)」は「変額年金」ですから、将来給付される年金額は自身の運用次第で殖えることもあれば減ることもあるので”不安”に思う方もいらっしゃいますが、そのような方は毎月の積立を「定期預金」で積立て下さい。現在のマイナス金利下の「定期預金」ですから限りなく運用0%、殖えることはありません。しかし「確定拠出年金(401K)」では支払った掛金が全額控除によるメリットがありますので、殖えることがなくともその税効果だけでも十分に、住友生命の個人年金「たのしみワンダフル」よりも効果があります(但し、ご質問者様の所得税率によります)
ブログに「たのしみワンダフル」と「確定拠出年金(401K)」の比較を書いていますので参考にして下さい。
*掛金全額所得控除「確定拠出年金(401K)」の税効果について
また、もし「殖やしたい」のであれば、日本の年金保険ではありませんが、海外の保険会社の扱う「海外積立年金」ではインフレに対応しながら、15年後には最低でも返戻率が140%になるようなものもありますので、検討するのであれば、そちらを検討されてみてはいかがでしょうか?
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