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自動車保険「人身傷害」の補償額は見直しを@法定利率引き下げ(2020年4月施行)

公開日: : 最終更新日:2019/12/02 保険商品(損保)

皆さんこんにちは「保険アドバイザー和田」です。

今日は『自動車保険「人身傷害」の補償額は見直しを@法定利率引き下げ(2020年4月施行)』についてお話したいと思います。

 

保険会社が提供している「自動車保険」の補償には、皆さんもご存知の「対人」「対物」などがあり、その中の一つに「人身傷害」があります。この「人身傷害」の補償では、傷害を被り後遺症が発生した場合や死亡した場合、その人が将来得られるはずだった収入(これを「逸失利益」と言います)を計算しますが、その計算に「ライプニッツ係数」というものを使用しています。この係数は法定利率をもとに計算しているのですが、2020年4月1日に民法が改正され、法定利率が「年5%」から「年3%」に変更されます。これにより、逸失利益に関わる人身傷害保険の金額が変更前に比べて増加することになります。

 

『利率が下がって保険金額が増える!?』

少し分かりやすいように説明します。

もし、100万円を受け取って年5%で運用すると、1年後は105万円になります。これを1年後に100万円とするよう現在価値を計算すると、100万円÷1.05=約95.2万円です。

この年5%が3%に引き下がると、1年後の100万円の現在価値は100万円÷1.03=約97.1万円となりますから、利率が5%のときと比べて約2万円増えます。

このように、その人が将来得られるはずだった収入「逸失利益」を計算する際に、法定利率が「年5%」から「年3%」に下がったことで、現在価値の計算が増える=「損害賠償額の増加」というものです。逸失利益の計算は1年だけでなく、もっと長期間の計算(一般的には67歳までの期間)となりますから、そのインパクトは大きいわけですね。

 

例えば、35歳で年収600万円の夫が妻と子供2人を残して、自動車事故(無過失)で死亡したと仮定すると、

・改定前の逸失利益:約6,637万円

・改定後の逸失利益:約8,563万円

約2,000万円も増えています。

 

現在、自動車保険に加入している場合「対人・対物」はほとんどの方は無制限にしていると思いますので影響はないかと思いますが、「人身傷害」については保険料を抑えるために3,000〜5,000万円程度の補償にしているケースが多いと思いますので、次の更新の際には補償額を見直す必要がありそうです。保険料自体は、保険会社や契約条件にもよりますが、年間で数千円UPになるのではないでしょうか。

少し気の早い話のようですが、この係数は保険契約の始期日に関わらず、2020年4月1日以降に発生した事故で適用されますので、近々更新の方も含めてぜひ参考にして下さい。

 

 

※本記事中の発言は筆者の個人的な見解であり、K2Assuranceの見解ではありません

 

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    • プロフィール

      保険アドバイザー 野村 元輝
      <経歴>
      神奈川大学経済学部卒業
      大手宝飾品専門店に勤務後、生損保代理店で11年半勤務。
      その傍らで、より顧客志向に立ったアドバイスがしたいと思い、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。
      その後、弊社保険アドバイザー(国内外の保険相談)として2017年12月より勤務。

      <趣味>
      ゴルフ(少々)、海外視察、草野球

      <出身地>
      神奈川県茅ヶ崎市

      <自己紹介>
      大学卒業後、東証一部上場の宝飾品会社にて販売営業に従事。

      2006年6月に、とあるファイナンシャルプランナーとの出会いから、より顧客利益につながる仕事がしたいという想いで、飛び込みで生命保険の代理店に志願して転職。独立系乗合保険代理店にて、生命保険のライフプランナーとして11年半勤務しました。

      並行して、2011年10月より海外投資のアドバイスを開始。弊社河合とは、同業者の紹介で知り合うことに。

      国内海外問わずいいものはいい!悪いものは悪い!という投資スタンスよりクライアント志向に立った活動方針に共感しこれまでのキャリアを活かし、弊社保険アドバイザーとして2017年12月よりK2 Holdingsに参画しました。

      国内外の保険や投資など幅広いアドバイスを得意とし、日々顧客利益のために活動中。

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